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カテゴリ:鍼灸
更年期障害の症状:閉経前後に現れる更年期障害の症状はいろいろあります。症状としては、自律神経失調症と、気、血の循環障害が関与していると思われます。すべての女性に更年期障害が起こるのではないのですが、先天的な体質や本人の性格も大きく影響する傾向があります。
■ 症状の分類 ○循環器障害の症状:顔面ののぼせ、下半身の冷え、発作性の熱間と発汗、動悸、めまい、手のひらと足底の煩熱感 ○精神神経症状として:イライラして怒りやすい、精神疲労、不眠、頭痛、更年期鬱症、不安感。 ○虚労症状:疲れやすい、腰痛、肩こり ○その他:皮膚に張りがなくなり、しわが増える、乳房が萎縮し、膀胱炎、排尿障害、また、更年期を過ぎると骨粗しょう症が多くなる。 ■ 女性の一生と更年期障害 人は幼児期、青年期と成長発育し、成人になると生殖機能を発揮して子孫を残し、次第に老いて、その一生を終えます。 「更年期障害と鍼灸」で述べているように、更年期障害を理解するには、女性の生理的変化を知らなくてはいけません。 更年期障害が起こりやすくなる時期は、ちょうどエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少してくる時期に一致しています。腎虚(東洋医学の診断での表現)が進むと閉経期に近づき、いろいろな不定愁訴を発症するようになります。 その後当然のことながら腎の機能はますます低下し、歯は抜け、骨も弱くなり歩行も困難になって五臓の機能も衰えて天寿を全うすることになります。このような自然な生理過程は当然なのですが、なかには体質が弱く、また精神的な要素の影響もあって、一時的な生理の変化に適応できず陰陽両機能のアンバランスにより臓腑機能の失調をきたし、この時期にいろいろな症状が出てきます。顔面紅潮、不安感、どうき、めまい、頭痛などです。これが更年期障害と呼ばれる症状です。 【代表的なもの】 ・のぼせ ・発汗 ・顔面紅潮 ・不安 ・不眠 ・肩こり ・頭痛 などを中心とした不定愁訴がよく見られます。 このような身体症状への反応としての抑うつ状態、気力低下、憂うつ感などを呈する事もしばしば見られます。 お悩みなどありましたらご相談下さい。 貴方の健康をサポートします。 すずらん鍼灸院 http://www.suzuran7.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.20 09:44:31
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