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カテゴリ:ポタリング
寄国土トンネルを過ぎると、森の緑の中に赤が印象的な浦山大橋が見えてきました。直進してこの橋を渡ると西岸になります。秩父さくら湖一周を目論む私は当然橋を渡らず東岸沿いの左へ…と思ったら、こんなものが。
ありゃりゃ。前日の雨のせいか、それともずっと危険なのか。ずっと以前から危険な場合、前日の雨で更に危険でしょう(^^;。どうしよう… バカなので、安全を見極めながらもゆっくり進んでしまいました。良い子は真似をしてはいけません。 浦山大橋。道を進まねばこの美しい姿は見られませんでした。 山掴トンネル そして山掴トンネルに到着。画像を見ていただければわかります様に、道路には礫が散乱しています。これが上から降ってくるのですから危険… タイヤのパンクも心配せねばなりません。しかしそれ以上に問題なのは、トンネルの中が真っ暗なこと。照明がない上に、右にカーブしている為反対側からの光も見えないのです。これは恐い。先ほど熊出没注意の看板があったばかりですし(^^;。トンネルの中で鉢合わせでは死にます。が、バカなので進んでしまいます。手持ちのライトは対向車に注意を促す為の小さな光。1、2メートル先の道路を微かに照らすのがやっと。ほぼ暗闇の為、感覚がおかしくなっていきます。それでもトンネル自体は短い為、カーブを曲ると反対側から光が。ホッとした瞬間です。 GPSではまもなく不動橋に到着します。なんとか一周できそうだと安心していると… うわ。水が溜まっている… 水が溜まっているということは道路は崩落はしていないはず。しかし底が抜けていなくても穴はあるかもしれない。水中に石が転がっているということもあります。水が濁っていなければ道路の状態がわかるのですが… これは悩む。とにかくもう少しだし、何よりも先ほどの山掴トンネルを再び通るのがイヤ(^^;。そんなわけで腹を括って水の中へ漕ぎだします。石を投げ入れた感じでは5cmの深さと踏んでいました。が、入ってみるとずぶずぶ… わずかしか進んでいないのに、5cmは潜ります。まずい… 判断が間違ったら損切り!! あ、違う。撤退。ペダルから足を水面に下ろし、引き返すことを即断。が、ずぶずぶずぶずぶ… 見事に靴が水没しました。しかしそれでもなんとか脱出。ここまで熊にも猿にも遭わず、落石にも当たらず、トンネルでコケることがなかったのも全て運の賜物。もう運に任せるのは止めて浦山大橋まで戻ることにしました。 浦山大橋から見る沢。水が綺麗なら美しい光景でしょうね。 コントラストが綺麗 浦山大橋を渡りきり、あとはどうするか。靴の中が水でぶしゅぶしゅの私。もうテンション下がりまくりです。とても不動橋まで行く気力が出ない… そこで西岸沿いに浦山ダムに戻るつもりでした。が… なんと西岸の道路が進入禁止。これでは東岸を元に戻るしかありません。一周(不動橋まで行かないから半周か)の野望が… ここまで来てそれならと、不動橋まで西岸沿いに行くことにしました。 西岸より見た山掴トンネル。山肌が硬そうな岩盤です。 これが崩れてトンネルの前に落ちていたんですね。 西岸より見た冠水個所。道路は無事です。 不動橋に着くと、そこから東岸に引き返してみました。 15mくらいしかないんですけどねぇ。 山肌のコンクリートはひび割れ… やはりあまり安全とは言えない様です(^^;。とっとと引き上げることにしました。 浦山中学校跡 ダム建設により廃校になった様です 進入禁止の西岸。遠いのでよくわかりませんが、結構木が倒れてしまっている感じ 東岸トイレ。泥水が地面を覆ってしまって入れません(^^;。 11:30頃ダムに到着。靴の件と暑さでだいぶ参っていました。しかしここからの下りは楽\(^O^)/。ブレーキに不安がありましたが、特に問題もなくダウンヒルを堪能。上りの苦しみはえらい時間だったのに、下りの楽しみはあっという間でしたけどね(笑)。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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