毎年夏になると、柚の木にアゲハチョウがやってきます。そして卵を産み、幼虫が生まれ、チョウになって飛び立っていきます。そしてまたアゲハチョウがやってきます。同じ血統のアゲハチョウがやってくるわけではないんでしょうが(笑)。
ただ自然に幼虫が育つと、天敵から身を隠しながら柚の葉を食べる為、食べ掛けの葉が大量に出ます。この柚の木は五年目にして二度しか実をつけない怠け者とはいえ、それは勘弁。葉を食い荒らされてはたまらないので、幼虫は見つけ次第虫カゴへ入れちゃいます。定員オーバーの場合は残念ながらあの世に逝ってもらいます… 虫カゴに入れて柚の葉をあげると、天敵のいない安心な環境の為か、葉を筋(主脈)の部分以外残さず食べます。とても効率的。そんなことを毎年やっているのですが、今年は猛暑のせいか、8月ではなく9月になってからアゲハチョウがやってきました。その幼虫がそろそろサナギからチョウになり始めました。涼しいというより寒い感じの季節になってしまい、その未来はあまり明るいとは言えないのですが。
サナギから孵ったばかりで、お尻の方がまだ濡れています。五枚目の写真の時は体も乾きました。そして大空へ。本当に肌寒い空でしたけどね。
サナギから孵る姿を撮影しようとデジカメを買い替えたのですが、他の連中は虫カゴの上の部分にくっついているので撮影が困難… 来年は撮影しやすいカゴを用意しよう。忘れていなければ(笑)。