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カテゴリ:ポタリング
有間川沿いを上って行くと、有間渓谷観光つり場に到着します。ここで道は左手の有間林道と右手の広河原逆川林道に分かれます。ここには自動販売機があったみたいですが、飲料はボトル2本で800mlくらい残量があったので甘く見て上り始めてしまいました。
さぁ、上り開始 逆川沢。水遊びに最適な可愛らしい流れ しかし…この上りはなんだろう(^^;。とにかく延々急坂が続きます。最初のうちは九十九折りもなく緩やかなカーブを描きながらひたすら上り。道の状態も悪く、舗装はひび割れが多いです。しばらく行くと、逆川沢を何度もまたぐ様にスイッチバック的激坂になりました。林道は逆川沢を巻きながら上る感じです。この辺になると道の落石も結構気になります。 あまりの激坂に疲れて休んでいると、ロードバイクの二人連れが上ってきました。「きついっすねー」とお互い苦笑(笑)。先に行ってもらいましたが、その後すぐ上で彼らも休んでいました。ちょっとお話をして先に行かせてもらいましたが、すぐに一人に追い抜かれました。その後もう一人の方と抜いたり抜かれたり一緒に愚痴をこぼしたり(笑)。彼は体調不全(前日宴会だったらしい)の上、自転車のギアがヒルクライムに向いておらず、相棒とは有間峠での再会を約して置いて行かれたそうです。戦場では立てない者は置いていかれるのだ!!(笑) そういえば、この方達に出会った後、MTBにシャカシャカ追い越されました。やはりギアが違いすぎますわ。こちらはあんなに軽く回らないって。 しかしなんだかんだ言いながら、ひたすら脚を動かし続けて前進。ほとんど無我の境地。煩悩の入り込む隙間はないです(笑)。なにしろ漕ぐしかない。 この坂は最悪。真下に三本も今上ってきた道が見えているし(^^;。もの凄い急坂。 それでも頑張っていると、ダートコースの大名栗林道開始点に。蕨山が近いことがわかります。 大名栗林道開始点 無我の境地に達すると、道もほぼ平坦になります(笑)。心の余裕は道端の花にも向けられます。 更に進むと少しきつい坂が現れますが、そこを越えると右手に未舗装の分かれ道が出現。分かれ道の先には蕨山があります。事前に調べた限り、蕨山には展望台があって、そこからの風景は絶景とのこと。私はここか有間峠かのどちらかでコーヒーを淹れたかったのです。そしてこの分かれ道こそ、展望台への道と思いました。ここで遅れて上ってくる彼を待ち、別れの挨拶をしてから未舗装路を自転車を押して進みます。 数十メートル進むと、5,6台の車が停った広場と東屋はあります。しかし展望台らしいものはありません。東屋の先は登れそうですが、自転車では無理の登山コース。しかし反対側に柵で覆われた廃道の様な道がありました。これなら自転車でも押して進めそうです。 蕨山への道(拡大可) 道の右側は崖。転落即死亡コースですね ガードレールはなく危険ではありますが、道は乾いていますし、岩や石でボコボコという感じでもありません。一応進んでみましたが、400mも進まないうちに左にカーブを描きながら下り始めました。実は少し下って右に曲って上っていけば蕨山でした。これは帰宅後Google Mapの航空写真でわかりました。しかしこの時はそんなことがわかるはずもなく、こんな山道はGPSにも表示はないです。有間峠までまだ上りが残っていますので、ここは下らないで引き返すことに。Google MapはPocket PCにも対応していて、電波さえ届いていればリアルタイムに状況がわかったんですけどね。 広場に戻るとハイキングのご夫婦が。自転車で来ていると話すと呆れられました(笑)。 林道に戻ります。ここからは4kmで200m上昇。ところどころ激坂もありますが、ここまでの延々続く激坂に比べたら楽勝。その上、紅葉が癒してくれます。 しかし途中で12時を過ぎ、ガス欠の為、有間峠到着を待たずにおにぎりを食べました。この時点で飲料はコーヒーを淹れる為の源流水しかなく、止むなくちびちび飲むことに。夏に上る場合、一体どれくらいの飲料が必要なんでしょうかねぇ。 頂付近にうねうねと林道が走っています(拡大可) 紅葉は綺麗ですが、薄く見えるガードレールが最後の上りを見せつけます(拡大可) 有間峠直前から名栗湖を望む(拡大可) 他の山々を見下ろしていますなぁ。靄もかかっていますし。自分のいる場所の高さを実感。 ふへー。やっと到着です。蕨山の山道に時間を取られたとはいえ、13時到着はちょっと遅いですね。脚の力がありませんなぁ。 峠にはちょっとした広場があって、車が多数停っていました。峠の碑の側にまで停めているから写真を撮る角度に苦労しました。アマチュア無線をしている車からは無線特有の高い声が騒音となり、閑静な峠を期待していたのでガッカリ。大人数の中年グループも大騒ぎでしたし(^^;。有間峠も一種の観光地ですかねぇ。 次回、有間峠での休憩を挟んでのダウンヒルへ続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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