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2007.11.29
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カテゴリ:ポタリング
 まずはこの地図をご覧いただきましょう。

 旧道地図

 直線の国道122号線は日足トンネルです。細尾峠の旧道はトンネル開通前には足尾と日光を結ぶ幹線道路でした。とても幹線道路とは思えない形状ですが(笑)。九十九折りは北西にあるいろは坂を思わせます。しかしこの旧道は歴史があり、その栄枯盛衰は人の一生の様です。以下、旧道入口に掲げられた細尾峠の説明文。

  *****************************************************

 足尾と日光の境に位置する細尾峠は、古くは日光山僧徒が峰修行の路として開いた。以後、足尾銅山の発見により往来が盛んになり、明治時代には銅山発展とともに道路を拡張し、峠に停場(とまりば)が設けられ荷物交換の行列で賑った。更に輸送拡大のため、明治23年(1890年)に日本最初の鉄索(てつさく)が峠の両側に架設されたが、「足尾鉄道」の開通により利用は減退した。昭和11年(1936年)に自動車道として改修され足尾の大幹線となったが、昭和53年(1978年)に待望の「日足トンネル」開通し静寂な峠となった。

  *****************************************************

 今はすっかり老いてしまいましたが、往時はブイブイ言わせていた人生だったのです(笑)。物悲しくも懐かしい、そんな歴史深い峠道です。

細尾峠への旧道入口

細尾峠への旧道入口

 さて、走り出す前に恒例の遺影用写真撮影(笑)。「どれ、撮影するか」とミニ三脚を探すと…あらら、脚が一本根本から折れています。これだから安物は… 三回くらい使って500円でしたから、元は十分取れましたが(笑)。それはともかく、仕方がないので自転車のサドルにカメラを載せて撮影。自転車と一緒に撮影することはできなくなりましたが、アングルが高くなって写真が自然になりました。

細尾峠への旧道入口 ガレ場

 それではと走り出すと、いきなりガレ場が。先が思いやられます。実際、右手の山肌には巨大な岩が沢山あります。岩に木が根を張って崩落を押しとどめているかの様です。しかしガレ場はここのみ。

 緩やかなカーブを描きながら122号線に並走する旧道。ここでイヤなものを発見。犬がしたと思しき糞です。か、勘弁してよ。今日はもう三匹も出くわしているのです。シャレにならん。犬の当たり日なのです。これは対応しておいた方が良かろうと、道に落ちている石を数箇ポケットに。そして長さ60cm、直径3cmくらいの棒切れを拾いました。いざとなったら闘(や)ったると、臨戦態勢(^^;。何をしに遠くまで来ているのだろう…

 そして入口から300mも進むと、いよいよ見た目に馬鹿げた道が現れます。

地蔵坂
地蔵坂(拡大可) 枯れ枝が入り組んでいる為、合成域のピントがボロボロ

 こ、これは…(笑) こんな道、誰が作ったんだ。いや、こんな道、誰が使うんだ。私だー(笑)。しかし写真中央辺りでガードレールは何本見えるんだ… 上の方に微かに写るガードレールは見えますか? 正解は4本。これがかつて大賑わいだった国道とは到底思えん。昔の方の苦労が忍ばれます。

 さて、いざ出陣。武装もしているし、「出陣」という言葉がぴったり(笑)。ゆっくり確実に上り始めました。道は確かに急勾配ですが、すぐに反転する為精神衛生上は良いです。どこまで上るかはっきりわかりますから。

 そして現れたのが、こいつだ!!

14%勾配標識
14%勾配標識

勾配率14%坂
14%坂

 出た出た出た(笑)。ゼロゼロマシンさんのブログで最近13%勾配の日記がありましたが、これは1%上回っています。あまりの急勾配の為、柱も傾いています(笑)。位置は地蔵坂の最上部付近。

 さすがにこいつは手強いです。大血川林道の時は12%を経験しましたが、12%はきついけど上れない坂ではないです。ただ単に踏むのが大変なだけ。ところが14%になると、勾配率不明の浦山ダムでも経験しましたが、体があからさまに後方へ引っ張られる感じがします。巨人に体を捕まれ後方へ引っ張られる様な。そして前輪は浮き上がる感じ。こうなると重心が高くなるダンシングなんて不可能。ひたすら体を低く倒して体重を前輪にかけます。腰が酷く疲れますが、これでなんとか後方へ引っ張られる力に対抗できます。ただ幸いなことに、この14%勾配はさほど長く続きませんでした。ブラックホールの引力を脱し、普通の激坂モードへ(笑)。沢を巻いたりしてうねうねしますが、もはや峠は間近。

細尾峠への旧道
日足トンネルを横切った辺り(拡大可)

 寂れた峠にはぴったりな枯れた風景ですね。

20071124q.jpg

 峠間近で発見。旧道本人はまだ国道122号線で現役のつもりらしいです(笑)。

 そして峠に到着。道路は広く舗装も完璧ですが、何もない… 峠の少し先に左右に登山道があり四駆が一台停っていましたが、人も動物も、いや鳥のさえずりさえない寂しい場所でした。不気味過ぎる… ま、野犬がいないだけいいですが(笑)。眺望も悪く魅力ない場所ですので、写真を撮ってすぐ撤退。食事は少しでも展望の開けた場所を探してしようと。

細尾峠

武装ヤンキー@細尾峠

 武装ヤンキー@細尾峠。片手に鉄パイプを持って、「おらおらおら」と言っています(嘘)。

 不気味な峠を下りますが、大して進まないうちに展望には期待できないと確信。上りでもダメでしたし、下りも同じ様な調子でした。止むなく、道路右手に登山道らしきものが開けている小さな広場で食事。本日もカップラーメンとコーヒーです。それにしても全く無音の静寂さで不気味です。腰を下ろして食べる気にもなれず。食事中、細尾方面に向かった自動車が戻ってきました。その時は峠で忘れ物でもしたのかな程度に思いました。

 さて、下り再開。非力なブレーキですが、一応調整はしておいたのでスピードさえ出さなければ大丈夫。ぐいぐい九十九折りを下りていきます。

杉林

 杉林は日光らしいですが、道路に葉が散らかっていて走りにくいです。

細尾側通行止め

 ゲートで通行止めになっていました。私は自転車ですのでゲートの下を潜って通過しましたが、先ほど引き返した自動車はこれが原因ですね。でも足尾方面にはこんな看板なかったですし、ゲートなんてあったかな?(^^; 少なくとも乗り越えたり潜ったりはしていないので、ゲートがあったとしても開放されていたはず。両方で止めなければ意味がない様な… ついでに言えば、私がここで写真を撮っていると、足尾方面から来た自動車がゲートを開けて出て行きました(笑)。

旧道細尾側入口

 ゲートを越え、更に走ると遂に旧道の終点です。あっという間に旧道を走り抜けてしまいました。それもそのはず、上り4km、下り8kmですからね。一部区間は確かに激坂ではありますが、あくまで全体の一部。しかもその全体がたった4kmなんですから、激坂の長さもしれたものです。平均勾配率も7%前後で、14%なんていう超激坂を除けば全体は緩やかな感じです。

 旧道を抜けると一路日光へ。ここからは道幅も広く、そして下り坂の為、ペダルを漕がずとも楽々高速巡航。16時を過ぎていることもあり、かなり寒かったですけど。

動物注意

 観光客の乗用車で溢れる道路に掲げられた標識。とても動物なんて出てきそうにない賑わいぶりなんですけど。

 そして日光橋に到着。東照宮が近いこともあり、多くの外国人客も含めて大賑わい。この時16時半で、既に薄暗くなりつつあったのですが。この観光客を見て、私は焦りました。帰りの電車、乗れるのだろうな… 猛烈な速度で東武日光駅へ。駅周辺も大賑わい。観光地の威力をまざまざと目にしました。これでは電車が心配で、とても食事をしている余裕がないです。駅前のお土産屋で蒸かしていた栗饅頭を二箇程食べ、お土産にも箱買いし、自転車を畳んで東武日光駅へ。そこで目にしたのは二両編成の浅草行き車両の大混雑ぶり… これは次の電車に乗れたとしても自転車を載せるのは無理かもしれない… 最悪日光宿泊を覚悟。そして時刻表を見ると、次の電車は一時間後… 先頭で電車に乗らないと自転車を置くスペースが確保できませんから、寒空の下、ホームで電車を待つ事に。ブログに愚痴を書き(笑)、暇潰し。しかし幸いな事に30分程で始発電車がやってきました。うまいこと自転車の置き場と座席を確保。出発時には大混雑でしたが、なんとか帰路につくことができました。

 今回のポタリングは、最後は文章と同じく駆け足で走り抜けた感じです。出発が遅れたのが最後まで響きました。また、草木湖を除いて全体に眺望に恵まれず、旅としてはいまいちでした。激坂挑戦的にも正直いまいちです。どちらかと言うと、旧道に到着するまでの50kmの緩い上り坂の方が辛かった(笑)。呼吸等は問題ないのですが、とにかく長いので体全体が悲鳴をあげていました。自動車のストレスもきつかったですしね。とはいえ、歴史ある細尾峠も制覇しましたし、細尾峠で野犬に遭遇しませんでしたし(笑)、まずまずのポタリングだったと思います。





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最終更新日  2007.11.30 02:06:54
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