swang blog

　IntelのCPUを搭載したMacで何が良かったかって、やはりWindowsも使えるところ。インターフェースの統一感からMac OSを好む私ですが、まぁWindowsでないと出来ない作業や使えないサービスがあったりするわけで、当然Windowsが走るPCも使っています。Gyaoを筆頭に動画配信サービスはたいていWindowsのみ対応なのです。しかしMac miniでWindowsが使えれば、わざわざPCを立ち上げる必要もないので便利です。

　とはいえ、OSX 10.5で標準搭載されたBoot CampはOSXを終了させないとWindowsが使えません。つまりOSXとWindowsの同時使用は不可能。同時使用する為にはエミュレーションソフトが必要になります。私はParallels Desktop 3.0 for MacをMac miniと同時購入しました。



　Parallels DesktopでWindows XPを単一ウィンドウモード表示。Mac OSのアプリケーションとしてウィンドウひとつにWindows XPが表示されます。Windows XPのデスクトップ上にInternet Explorerを起動させ、ブログを表示。



　Parallels DesktopでWindows XPをコヒーレンスモードで表示。画面下部にOSXのDockとWindowsのタスクバーが混在しており、Windowsのデスクトップは見えません。WindowsのアプリケーションであるInternet ExplorerがあたかもOSXのアプリケーションの様に見えます。Windowsを意識せず、Windowsアプリケーションを利用できます。

　もうひとつ全画面モードがありますが、これは要するに普通のWindows画面になりますので画像は省略。ショートカットキーでモードは切り替え可能。

　実はParallels Desktopは単一CPUしかエミュレーションしていません。VMware Fusionは複数CPUをサポートしているのですが。その為CPUをバリバリ使う作業にはFusionの方が良いかも。しかし動画配信を見るくらいならParallelsで全然問題ないです。3DレンダリングでMac miniのDual Coreをフルに活かすなら、そもそも仮想環境ではなくBoot Campを使えばいいわけですし。

　それより問題はメモリ。2GBしか搭載できないMac miniでWindows XPは1GBくらい喰ってくれます。これではParallels Desktopを常時立ち上げておくわけにはいきません。サポート外ですがMac miniは4GBのメモリを搭載可能らしいので、保証が切れたらメモリを交換してみます。但し認識できるのは3GBで、1GBは無駄になるそうですが。でも1GB増えるなら常時立ち上げておいてもメモリ不足に陥ることはなさそうです。4GBメモリ搭載については以下のサイトが詳しいです。

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　さて、昨日は突然Windows 2000とWindows 98の仮想環境を構築しました。Windows 2000の方は時間もかからずインストールできました。Windows XPよりメモリ使用量が少なく動作が軽いし、仮想環境なら変なソフトを入れて環境が壊れても復旧が簡単なので、当面これを使ってみようかな。Windows XPはBoot Campから使うと。

　しかし問題はWindows 98。昔のことなんですっかり忘れていましたが、こいつのインストールってシャレにならない程時間がかかりました。一時間を軽く越えているしorz　CD-ROMブートでインストールしているのになぁ。

　ともかく、苦労の末にできたのが以下の状態。OSX上で二つのWindowsが動いています。



　左下Windows 2000。右上Windows 98。98の方はグラフィックのドライバを入れてない状態なので小さい画面の上に16色。しかしこの98、懐かしいと思いませんか?　何が懐かしいって、デスクトップ右側の看板みたいなヤツ。もう名前も忘れている方が多いのではないでしょうか(笑)。こいつの名前はチャンネルバー。みんなが忘れているのも当たり前で、Internet Explorer 5でチャンネルバーは廃止されました。この頃は常時接続環境が一般化しておらず、多くの人がダイアルアップ接続。情報配信者が任意にデータを送ってくるプッシュ型情報サービスは、使う時だけネットに接続するダイアルアップとは相容れないものでした。廃れてしまうのも当然。モニター画面の解像度が今程高くなかったのも問題でしたね。今「チャンネルバー」で検索すると、消す方法ばかり表示されます。如何にうざかったかわかります(笑)。Windows Vistaでサイドバーが導入されましたが、これも横長の大画面モニターが格安で購入できる様になったればこそです。

　因みに、Windows 2000はともかく、何故今更Windows 98なのか。それは「大航海時代 2」というソフトを遊ぶ為(笑)。以前Windows 2000で動くかなと思って買ったソフトなのですが、結局動かなかったのです。「大航海時代」は大昔に遊び倒したゲームなので、二年前に今更ながら2も買ってみたのでした。インストールが終わったのが2時で(^^;、もう遊ぶ余裕がないので動作のみ確認。結果は音が出なかったのですが(Windows 98にサウンドのドライバがインストールできていないから。要調査)、ゲームはちゃんと動きました。同じIntelのCPUを使っているとはいえ、Windows 98対応ソフトが今でも動かせるのは嬉しいし、頼もしいです。


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