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カテゴリ:東日本大震災
基本的に時事ネタは書かない私ですが、珍しく。
私は値上げには賛成です。 7月までの数ヶ月で足りない電力がすぐに戻るならともかく、まず無理でしょう。 戻らない供給量がわかっているのに、何も手を打たないのはダダをこねた子供です。 計画停電しても足りない可能性がある以上、需要を抑制しなければならないのは自明。 今は良いですが、猛暑になれば「私が我慢しなくても誰かが我慢する」と冷房をつけますよ。 計画停電や節電の我慢も三ヶ月も経てばきつくなりますし、そこへ猛暑では太刀打ちできない。 だから値上げして需要を抑制するのは理にかなっています。 2時間冷房していたのを1時間にするとか、無駄な電気は減らす動機付けにはなります。 但し!! これ重要ですが、東京電力は一時国有化でしょう。 既存の株主にはここ数年の平均配当の半分程度を払うことで優先株主として我慢してもらう。 既存株主の財産権を奪うと反対があるかもしれないけど、 賠償で利益ゼロ、倒産の可能性のある会社である以上、これで御の字でしょう。 それでも反対するなら非常事態宣言で乗り切る。 災害を起こした東京電力の役員は解雇、社員の給与も高い方から段階的に削減。 その上で余剰の利益は全額国庫へ納め、国が手にした利益は全額復興資金に充てる。 この措置は儲ける為ではなく、あくまで需要を抑制することで、 皆がなんとかやっていける為なのだと宣言する。 蓮舫や枝野の仕分けみたいに命令口調ではなく、お願いという形で、 しかし毅然とした態度で、総理がはっきり国民に言う。 これを復興までの時限立法(たとえば2年)にしてやるなら、誰からも文句が出ないはずです。 皆が協力して節電に努めて社会がうまく動き、その結果値上げの原資が復興資金になるのに、 それに反対したら社会を動かす気はないは、復興に協力する気のない非国民扱いですから(笑)。 但し!! 問題は空き缶総理にその覚悟はできないことでしょう(苦笑)。 権力大好きな癖に、「非常事態宣言を発した暴君」と言われる覚悟はない。 あの人、泥を被る気は全くないから。 これをやり通して二年後に政治家を引退するという覚悟と気構えを見せれば、 カリスマ性で戦後一の宰相として大逆転可能なんですけどね。 そして念願である息子の政治家デビューもかなうはず(笑)。 ある意味、今の日本は戦争状態と同じ非常時。 ぐだぐだ権利やら責任者への文句を言っている暇なんてないはずです。 あー、青臭く書いてしまった(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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