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カテゴリ:格闘技・プロレス
うーん。今回も「これで3150円?」という感じ。もうちょっと試合を増やして欲しいな。
ジョシュ・バーネット vs ブレット・ロジャース 純粋なストライカーであるロジャース。打撃もできるけど寝技重視のジョシュ。高坂剛の解説を待つまでもなく、立ってロジャース、寝てジョシュは予想でき、総合格闘技黎明期を思わせる。1ラウンドからジョシュが打撃を貰わず組み付き、抱え上げてテイクダウン。上のポジションからコツコツ。ロジャースは逃げられそうな場面があるも、ジョシュはすかさず対応して立たせない。2ラウンドもジョシュは打撃を貰わずテイクダウン。そしてそのまま肩固めでタップを奪う。ロジャースは何もできず。本当に大昔の総合格闘技という感じだなぁ。ロジャースも相手がハリトーノフやアリスターなら打撃戦で勝負になったかもしれないけど、正直言って二線級のファイターという印象は否めない。 アリスター・オーフレイム vs ファブリシオ・ヴェウドゥム うーん。これまた総合格闘技黎明期を思わせる組み合わせ。打撃で戦いたいアリスターと引き込んででも寝技で戦いたいヴェウドゥム。ヴェウドゥムのジャブが意外に当たるし、寝技を警戒しているのかアリスターは接近戦の打撃をせず、最初のうちは打撃でヴェウドゥム有利という雰囲気。ところがヴェウドゥムもアリスターの打撃を警戒しており、ちょっとでも打撃が当たったり当たりそうになると自分から倒れて引き込む。寝ながら「お願いだから寝技してくれ」と手を合わせる(笑)。当然アリスターは付き合わず、スタンドを要求。結局お互いに有効打というのはなかったけど、ヴェウドゥムの消極性の印象が悪かったのか、アリスターの判定勝ち。いや、それを言ったらアリスターだって消極的だったよな。引き込みの見た目が悪かったという感じか。 総合格闘技も熟成されてきた現在、バックボーンが打撃にあろうが寝技にあろうが、どちらも使えないと試合では勝てない。寝技勝負したいならタックルでテイクダウンしないとダメだし(ヴェウドゥム)、打撃勝負したいと言っても寝技が全然できないのでは話にならない(ロジャース)。 これで準決勝はシウバvsアリスター、ハリトーノフvsバーネットとなった。これは結構良いカードではないかな。シウバはストレート系のパンチがうまい上に、体がでかいからアリスターの圧力に対抗できるだろう。打撃は良い勝負、寝技はシウバとなると、意外にシウバが上がって来るかもしれない。ただアリスターはヘビー級チャンピオンなので、判定になるとアリスター優位という嫌な結末もあり得る。 ハリトーノフとジョシュはまさにPRIDEヘビー級グランプリだなぁ(笑)。ハリトーノフの打撃はストレート系だけど(もちろんフックも使う)、アッパーも使うので接近戦はOK。となるとジョシュは組み付くことはできるだろう。ただ腰の重いハリトーノフを倒せるかどうか、そして倒した後はどうなるか。ハリトーノフの寝技って見たことがない。特に下になった時どう対処できるか、ぜんぜんわからない。上になった時は対シュルト戦みたいに冷酷にパウンドをコツコツ当てて行くだろうことは予想できるけど。 いずれにせよ、二試合とも正面からの衝突が期待できるので、これはPPVを買っても損はしないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.27 20:51:48
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