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カテゴリ:ネットサービス
FONのサービスは日本で展開された時に知っていた。TSUKUMOにて1980円でルーターを売っていたし、更に言えば私が加入しているBBexciteでは無償配布キャンペーンもしていた。FONの理念は好きなのでやりたかったのだけど、如何せん当時は無線LANの必要性が低かった。ノートPCは持ってないし、Window MobileのMio P350は無線LANアダプタも揃えたけど、Mioを持って行く先は郊外でFONは意味なしだった。しかもルーターはバージョン2になって機能アップの代わりに値段が騰がっちゃって、益々やる気を削がれた。
そんなわけなのに、突然FONを導入してみた。それはルーターが格安で手に入ったから。 このルーターはソフトバンクがiPhone購入者に配っているものをオークションで入手したもの。よく知られている様にソフトバンクの回線状況は悪く、iPhoneはその悪い回線を目一杯使う。docomoやauでもスマートフォン流行のせいで3G回線の状態はかなり厳しくなってきており、公衆無線LANを充実させることで3G回線からデータを減らそうとしている。ソフトバンクはデータを減らす方策として、iPhoneユーザーにFONの無線ルーターを配り、パケットを3G回線から固定回線に迂回して欲しいというわけ。一番データ使用量が多い自宅では当然自宅のFONの無線ルーターを使用してもらい、更に街中でも公開FONルーターにアクセスしてもらえれば3G回線の負担は減る。しかし世の中には自宅に光回線やADSL回線を持たない人もいるし、持っていたとしてもFONルーターを使いたくない人もいる。そんな人がオークションでルーターを売っているというわけ。もとより無料で貰っているわけだし、売るのに躊躇いはないだろう(笑)。そんなわけで、私もそんなルーターを送料込み1800円程度で落札。 無料配布物なので、かなりあっさりした内容。ルーターは9cm四方と可愛いもので、電源アダプタも小さい。左下の黄色いものはドライバ等が入っているCD-ROMではなく、単なるステッカー。うちはFONのアクセスポイントですぜという目印だけど、こんな目立つもの誰が貼るのだろう(笑)。第一、無線LANの公開は良しとしても、わざわざ家を完全に特定まではさせないのが普通。万が一データ流出する場合もあるのだから。 今まで使っていたCOREGAのアクセスポイントCG-WLAP54GTV2とLa Fonera。COREGAのヤツは古いなぁ。実は無線LAN内蔵ルーターも所有しているのだけど(ペニオクで落札(笑))、箱から出していない。今のルーターで十分満足しているのに、わざわざポートの再設定とかしなければならない新ルーターへの移行は面倒で。そんなことやっている程もう若くない(笑)。しかしこのアクセスポイントはよく頑張ったなぁ。ほぼ寝たきりの父親を無線カメラで監視するのにも使っていた(^^;。 それはともかく、ソフトバンクのルーターはiPhoneから登録すると純粋なFONと違う扱いになるのだけど、幸いにしてiPhoneがないのでPCから登録して普通に使える(笑)。iPhoneユーザーの為に無料で配っているわけで、それ以外のユーザーに使って欲しくないというソフトバンクの気持ちはわかるけど、いろいろ規制しようというのはFONとの提携を裏切るものではある。というわけで、ソフトバンクの思惑に左右されない様、PCで登録するのが吉です。 使用感だけど、普通に使える。プライベートと公衆無線LANのSSIDが分けられているので、自宅のプライベードSSIDへ接続している限りセキュリティは大丈夫でしょう。公開SSIDの方はセキュリティが緩いので、自宅はともかく、他の人のアクセスポイントを使う時はそれなりに注意はしておいた方がよろしいかと。まぁ普通にウェブを見たりする限り実害は出ないだろうけど。 しかし導入して三ヶ月経つけど、他人がアクセスしてきたのはほんの数回。うちみたいな郊外ではアクセスしてくる人なんて極僅かなんだね。一方私が他の人が公開しているFONにアクセスしたのも数回。2006年当時と違ってFONはかなり多くの場所にあるのだけど、結局回線速度は遅くてもどこでも繋がる3G回線の方が便利なんだよね。そんなわけで私もいつまでFONルーターを公開しているか、ちょっと疑問かもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.11.03 22:04:48
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