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エドソン・バルボーザ(ブラジル)vsテリィ・エティム(イギリス)
　バルボーザが高速の後ろ回し蹴りで踵を顎にぶつけてKO。エティムは蹴られて転倒する瞬間に目が飛んでいる凄いキック。アクション映画に出る様な、絵になるシーンだった。WOWOWに視聴料払っていて良かったと思う瞬間(笑)。バルボーザが1、2Rにローキックでダメージを与えていたので、エティムとしては若干下に意識が行っていた所、ローキックやパンチより射程距離の長い後ろ回し蹴りが突然遠距離から放たれ、エティムとしては全く対応できなかった。

カーロ・プラター(ブラジル)vsエリック・シウバ(ブラジル)
　開始早々シウバが伸びのある右ストレートを放つ。パンチの距離でなかったのでプラターは余裕で低く躱しタックルをしようとしたのか、そこへシウバの左膝が腹に直撃。大ダメージを受けシウバの足にしがみつくしかできないプラターに、シウバはパウンド数発でKO。エリック・シウバは強いらしいけど、これは運の要素が大きい試合だった。と思ったら、シウバの後頭部へのパンチでの反則負けになった。リプレイを見る限り側頭部へのパンチばかりなので誤審だね。相撲やテニスもビデオ判定を入れているし、微妙な部分はビデオ判定を入れた方が良いと思う。「アルティメットファイター」では偽タップで勝ち上がった選手がいて後味が悪かったし。判定でもDEEPはタイトル戦判定を3人から5人に増員していて、なるべく公平な判定を目指している。審判ただ一人に任せるのは本人にも辛いと思う。

ビクトー・ベウフォート(ブラジル)vsアンソニー・ジョンソン(アメリカ)
　契約体重オーバーのジョンソン。試合は成立となったけど、ジョンソンが上になって押さえ込むとブレイクが随分早く行われた。多少審判に肩入れがあったか?　まぁあったとしても体重オーバーしちゃってるのが悪いんでどうしようもないけど。試合前半は元気一杯のジョンソンがかなり押していて強いパウンドも当てていた。しかし後半失速し、タックルを切ったビクトーがバックに回ってパウンドと肱連打、そしてチョークでタップアウト。ジョンソンは体重を落とす為に無理に減量してスタミナが切れ易かったのかもしれない。

ジョゼ・アルド(ブラジル)vsチャド・メンデス(アメリカ)
　フェザー級タイトルマッチ。20勝1敗のチャンピオンアルド。11戦全勝の挑戦者メンデス。1R終了間際、立ったままバックを取り金網に押し付けるメンデス。しかしアルドは時計回りに回転してメンデスと正対しようとする。正対されるならダブルのタックルで転ばそうと身を低くするメンデス。そこへ回転を終えたアルドの左膝が直撃。この間2、3秒。凄い勢いでぶっ倒れてKO負けのメンデス。金網際の攻防、技の際の攻防が良く出た試合。まさに一瞬の駆け引きで終わってしまった。アルドとしてはタックルは想定内だろうから、膝の直撃は運の要素が強いとはいえ、やっぱり強いとしか言いようがない。