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カテゴリ:音楽
9/1に山下達郎のシアター・ライヴに行ってきました。1984年から2012年にかけてのライブ映像をシネコンで公開しようというもの。山下達郎はテレビに出演しませんし、ライブ映像も販売しません。ですから彼の演奏姿を見るのはライブ会場に足を運んだ人のみということです。そんな彼のライブが映像とはいえ見られる機会なわけで、これは見逃せません。
演奏内容の前に、まず画質について。1980年代の映像は当然SD画質(480i)で、スクリーンに映すとギザギザが目立ちます。2010年の映像でも720Pなのか、引いた映像はわずかに解像度不足。2012年になるとフルハイビジョンで、スクリーンでも全く問題なく映っていました。 音質は山下達郎自身が"最高の音質"と推すだけにSDの映像でも問題なし。さすがに新しい映像の方が臨場感のある音になっていましたが。 演奏曲は以下の通り。オリジナルはスペシャルサイトにあります。スペシャルサイトが消滅しても記録が残る様に転載しておきます。 01)SPARKLE 1986.7.31@中野サンプラザホール(PERFORMANCE '86) 02)LOVELAND, ISLAND 1986.10.9@郡山市民文化センター(PERFORMANCE '86) 03)メリー・ゴー・ラウンド 1985.2.24@神奈川県民ホール(PERFORMANCE '84-'85) 04)SO MUCH IN LOVE 1986.10.9@郡山市民文化センター(PERFORMANCE '86) 05)プラスティック・ラブ 1986.7.31@中野サンプラザホール(PERFORMANCE '86) 06)こぬか雨 1994.5.2@中野サンプラザホール(Sings SUGAR BABE) 07)煙が目にしみる(SMOKE GETS IN YOUR EYES) 1999.2.4@東京・NHKホール(PERFORMANCE '98-'99) 08)ずっと一緒さ 2008.12.28@大阪フェスティバルホール(PERFORMANCE 2008-2009) 09)DOWN TOWN 2008.12.28@大阪フェスティバルホール(PERFORMANCE 2008-2009) 10)希望という名の光 2012.4.1@神奈川県民ホール(PERFORMANCE 2011-2012) 11)今日はなんだか 2010.10.27@神奈川県民ホール(PERFORMANCE 2010) 12)アトムの子 2012.4.30@大宮ソニックシティ(PERFORMANCE 2011-2012) 13)RIDE ON TIME 2012.4.30@大宮ソニックシティ(PERFORMANCE 2011-2012) 14)恋のブギ・ウギ・トレイン 2012.4.30@大宮ソニックシティ(PERFORMANCE 2011-2012) 15)さよなら夏の日 2010.8.14@石狩湾新港樽川埠頭横 野外特設ステージ(RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO) 【上映時間/約92分】 夏の公開らしく「SPARKLE」で開演。冒頭の印象的なカッティングギターでいきなり引き込まれます。そして容姿が…若い(笑)。26年前ですからねぇ… バブル前夜、日本が元気で音楽が元気で、誰もがエネルギッシュだった時代。うーん、音楽は良くてもつい懐古調になっちゃいます。山下達郎の服装は時代を問わず開襟シャツとジーンズで通していました。例外は二曲。「煙が目にしみる」はスーツ姿。どの曲だか忘れましたが、前半の一曲で当時隆盛を極めていたDCブランドのひとつ、GRASS MEN'Sを思わせる様な水色のスーツ姿。これは若気の至り?(笑) 時代の下る後半も開襟シャツとジーンズでしたが、頭にニット帽を被るのが変化ですね。まぁ頭髪は時代とともに…(笑) 他人事じゃないです。あと山下達郎自身の服装はほとんど変わらないのですが、バックボーカルの女性の服装や髪型が時代を感じさせて笑っちゃいました。 演奏はいつの時代も充実していました。ハンドスピーカーを使ったり、全くの肉声だけの煽りとか、ライブが盛り上がっていました。「アトムの子」の盛り上がりぶりは凄いです。前半の若々しい演奏も良いですが、ボーカリストとしての力を感じさせる「煙が目にしみる」が圧巻。「RIDE ON TIME」は本当に子供の頃に聴いて好きだったので、涙が出そうでした(笑)。 最近は山下達郎の曲を追っていないので勘違いかもしれませんが、新曲がしんみりしすぎの様な。年齢による熟成とも言えますが、元気な曲も欲しいと思っていましたので、ライブでの弾けた演奏と歌に痺れました。 夏の公開故か、超有名な「クリスマスイブ」は演奏しませんでした。個人的には「サーカス・タウン」が欲しかったです。坂本龍一のキーボードだったら凄いんですが、さすがにそんな映像はないでしょうね(笑)。ライブCDで聴けますが、若さ溢れるキラキラしたキーボードが素晴らしいんです。 鑑賞料が2500円とちょっと高いですが、たっぷり楽しめました。ただ音楽を聴くと体を動かしたくなるんですよ。映画館だと迷惑だと思ってじっとしていましたが、やっぱりライブに比べると窮屈かなぁ。 山下達郎スペシャルサイト シアター・ライヴ まだ公開している映画館があります。興味のある方は是非。私もできればもう一度見たいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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