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カテゴリ:イベント(自転車以外)
前編の続きです。 料理店に卸される正肉が切り分けられて行きますが、大きさが凄いです。一塊で30kg以上ありそうですね。 奥では女性が内蔵を調べています。手前の女性は歯を調べて年齢を推定しているそうです。 各部位に分離されたものが手際良く処理されて行きます。 右奥のベルトコンベアーに載せて更に小さくカットされていきますが、それまでは氷漬けで雑然としています。それにしても床が板ですが、血で真っ赤です。解体中はかなり血が流れていて、生き物が殺されているんだなぁと実感します。 カットされた肉はポリバケツに無造作に突っ込まれ、料理店や鯨肉加工会社に買われて行きました。 近くで見るとあまり美味しそうには見えない(^^;。 これは心臓。飲食店用で一般売りはしないとのことですが、押しの強いおばちゃんに負けて少し配布していました。 本当は南房総をポタリングする予定でしたが、鯨肉を買ってしまいましたのでそのまま帰宅しました。まさに鯨肉を買いに行っただけです(笑)。 ちょっと記憶が曖昧になってしまいましたが、正肉が1kg3500円、ハギ肉が2kgで3400円くらいだったかな。家に帰って量ったらハギ肉は2.7kg入っていました。スーパーのビニール袋は持参物。発泡スチロールの箱は200円だか300円だかで売っていました。氷は無料。 購入した鯨肉。600g程度の塊を適当に量って売る為、公称2kgと言っても実際は2.7kgになったりするわけです。甥っ子にあげようと、1.3kgくらい分けました。 キッチンシンクは殺人事件が行われたかの様に血だらけになりました(笑)。もの凄い血の量… これはしぐれ煮。焼肉のタレで焼いたり、ステーキにして1kgくらい二日で食べましたが、味はいまいちかなぁ。ステーキや焼肉はあまり血抜きしなかったせいかも。でも魚ではなく明らかに獣を食べているという実感はあります。最後にしぐれ煮にしましたが、これは本当に美味。二度茹でてたっぷり血抜きしましたしね。竜田揚げも美味しいらしいです。販売所では調理方法のコピーを配っていましたので、何も知らなくても大丈夫ですよ。 自分でも少し動画を撮影したのですが、Youtubeに見事な動画がありましたので以下にご紹介します。8分と長いですが、かなり近くで撮影されていますので実際の作業がよくわかります。 Dismantling of the whale 鯨の解体 解体作業場は和田浦漁港に行けばすぐにわかります。Google Mapsだとここです。 捕鯨自体に賛否両論ありますが、牛も鯨も生き物を殺していることには変わりありません。そして人が生きてきたのは動物のタンパク質を摂ってきたからです。危険を犯して漁をする以上、ツチ鯨も当地に於いて貴重なタンパク源だったことは確かでしょう。綺麗事ではなく、それは事実。これからどうするかは別問題ですが、人が何を食べて生きてきたのかを知ること、そして命をいただくことの大変さと大切さを知るには、とても貴重な見学の機会でした。 参考サイト 千葉の愛しきB級スポット達 外房捕鯨株式会社 [オリジナル投稿日 2012.09.27 22:57:33] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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