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カテゴリ:音楽
[日時]2012/10/02(火) 19:00開演
[会場]ブルーノート東京 [料金]¥8,400 [時間]1時間25分 [出演者] Chico [チコ] (g,vo) Joseph Gautier [ヨセフ・ゴーティエ] (g,vo) Mounin [モウニン] (g,vo) Babato [ババト] (g,vo) Mario Reyes [マリオ・レイエス] (g,vo) Juan Vicente [ホアン・ヴィセンテ](p) PeeWee [ピーウィー] (vln) Tony Ballester [トニー・バレスター] (b) José Cortes [ホセ・コルテス] (ds,per) ※以上、ブルーノート東京の表記に従う。読み方は以前と微妙に違っていたりしますね。 [曲目] 01.UN AMOR (Mounin) 02.PARADISO 03.BAILA ME (Mounin) 04.PAPA,NO PEGA LA MAMA (Babato) 05.SPAIN 06.HISTORIA DE AMOR (Joseph) 07.PHARAON 08.MADRE MIA (Mounin) 09.TODOS TODOS (Mounin) 10.INSPIRATION 11.PENSA A MI (Joseph) 12.LIBERTANGO 13.DJOBI DJOBA (Mounin) 14.BAMBOLEO (Mounin) メンバー紹介 15.VOLARE (Joseph) 16.MY WAY (Mounin、Joseph) ※括弧内はメインボーカル ブルーノート東京該当ページ 原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO(ライブレポート) [感想] ドラム、ベース、バイオリン、ピアノの入場、演奏から開始。後からギター陣が入場。「UN AMOR」はギター、バイオリンの哀愁ある音色の楽曲にMouninのコブシの効いたボーカルが渋いです。 「ジプシー祭りの為に東京に来れて嬉しいよ」とのChicoのアジテーションでお祭り開始。 「PARADISO」はMarioの超絶ギターをフューチャーしたインストゥルメンタル。今まではパーカッションくらいでしたが、今回はドラムが入っているのでリズム的にかなり煽られていました。ノリノリ。 「BAILA ME」はMouninの煽りでスタンディングへ。Mouninのダンスが毎度ながらお茶目。 「PAPA,NO PEGA LA MAMA」はBabatoのボーカル。歌はうまいけど、もう少し特徴が欲しいかなぁ。男三人のボーカルなんで、それぞれに特徴がないと埋もれちゃいます。そんなわけでMarioの超絶ギターと、バックで見事に絡むホアンのピアノに目(耳)が行っちゃいます。 「SPAIN」はクラシックの様なきらびやかなピアノソロが2分程度あり、それが終わるとドラムのリズムが効いたバイオリンをメインにした演奏へ。Marioのギターは相変わらず魅せますが、やはりここではPeeWeeのバイオリンが見所。最後は欽ちゃんジャンプで締め(笑)。しかしPeeWeeって言う程チビじゃないけどなぁ。子供の頃小さかったのかな。 「HISTORIA DE AMOR」はJosephのボーカル。Mouninのボーカルと対照的に、声に迫力があって伸びますね。 「PHARAON」はMarioのギターをフューチャーしたインストゥルメンタル。最後はなんだろうなぁ…どんどんテンポアップして恐ろしい速弾き。場内大盛り上がり。 「MADRE MIA」はMouninのボーカル。コブシ効かせまくりで、泣きが入っていました。 「TODOS TODOS」もMouninのボーカル。ジプシー祭りだよとスタンディングへ。曲は『みんなでオーレ』という意味で、例によって観客に「オーレ」と叫ばせて、場内は一体化。この曲か忘れましたが、Mouninは客席のラテン系美女を舞台に上げて踊っていました(笑)。開演前に美人すぎると思っていましたが、彼女はプロだったのかな。キスされて満足げなMounin(笑)。 「INSPIRATION」はMarioのギターをフューチャーしたインストゥルメンタル。定番中の定番で、父の想い出もあるのでしんみりと聴かざるを得ません。控えめな伴奏のバイオリンとピアノも効果的でした。以前はギターの伴奏だけでしたので、だいぶ雰囲気が違います。バイオリンのせいか、哀愁が強かったです。 「PENSA A MI」はJosephのボーカル。伸びやかに、朗々と歌い上げていました。 「LIBERTANGO」。そう来ますか。最近小松亮太や菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールにも行ってタンゴにも興味のある私にトラップが掛けられました(笑)。ピアノ伴奏と共に、PeeWeeのバイオリンソロがロマンティックに奏でられます。途中からドラムやギターも参加し、よりリズミックに。どんどんテンポアップして、最後は欽ちゃんジャンプで締め(笑)。 「DJOBI DJOBA」「BAMBOLEO」と盛り上がり必至の定番メドレー。有名曲なので会場みんなで大合唱。 「BAMBOLEO」の後はメンバー紹介。Mouninをアントニオ・バンデラスと紹介していて笑いました(笑)。 「VOLARE」はJosephのオペラみたいな声の張り方で始まり盛り上がりました。声量あるなぁ。曲調も盛り上がり方もまさにお祭り!! 一転しっとりしたギターとバイオリンから始まる「MY WAY」。最高潮に盛り上がった祭りの余韻をゆっくりと冷まし、ライブの想い出を胸に染み込ませます。でも最後はアップテンポで盛り上げて締め。緩急自在ですね。 やはりジプシーズはギターがたくさんいた方がしっくり来ます。今回はそれにリズムセクションが加わり、更に厚みと装飾が施されていました。メインギターMarioの超絶演奏はソロに伴奏に素晴らしかったですが、ピアノが地味に良い味を出していたと思います。Chicoのリーダーぶりも健在。ピアノソロで微妙にドラムが入りたがるのを手で抑えていました(笑)。でもそれが嫌みじゃない。「ここはピアノに任せようよ」という感じで。ボーカル陣は退団した?Manoloに代わり、Mouninがメインになりました。明るく高めな声のManolo不在は確かに痛いですが、Mouninのコブシ効かせまくりボーカルも味がありますし、明るい性格で盛り上げるのもうまいです。 というわけで、年に一度のジプシー祭りを堪能できました。これからも毎年来日してくれると嬉しいです。 余談ながら、演奏ではなくお店に対して残念なことは、ビールのメニューが縮小され4種類しかないこと。特にCOEDOビールがなくなったのが痛い。止むなくハイネケンダークを頼んだら在庫切れでした。多種類を揃えるとコスト的に厳しいのは理解できますが、一般売価の3倍くらいの値段で提供しているのですから、種類くらいは豊富に揃えておいてところです。 以下、参考動画。 Chico & the Gypsies "Medley" Starnacht am Wörthersee ドイツ(オランダ?)のテレビ番組 Chico & les Gypsies 2012 - Kema - Pharaon 今回のMarioの前任Kemaによるギター演奏。 MADRE MIA メインギターは前任のKemaですが、バイオリンやピアノも入っていて、今回のライブに近い編成。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.03.31 01:23:55
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