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カテゴリ:格闘技・プロレス
UFCマカオ大会の感想。
総合格闘技は寝技があるとはいえ、そこに至るには打撃戦を制せねばならない。そして打撃戦で有利なのは手足が長いこと。同じ階級でも持って産まれた体型や減量もあり、選手ごとに意外に体格が違う。50cmと80cmの腕でどつき合えば80cmが有利。そんなことは当然なんだけど、最近のUFCはアンデウソン・シウバとジョン・ジョーンズみたいな規格外な選手が強くて、正直つまらない部分がある。リーチ差を克服して勝てる選手の方が試合は面白いに決まっている。そんな中、面白い試合が現われた。 カン・リーvsリッチ・フランクリン アジアの大会なので、ベトナム系のカン・リーがメインに抜擢された。カン・リーはリーチで15cm劣る(ほんとかよ)。カン・リーはキックボクシングのチャンピオンにもなったそうで打撃には長じているが、ずんぐりむっくりな体型で体幹は強いとはいえ、リッチ・フランクリンとのリーチ差は克服しがたいと思われた。しかしカウンターを狙っていたカン・リーはリッチ・フランクリンの左ローキックに合わせて右フック一発KO。リッチ・フランクリンは左ローを蹴った後にヤバいと思ったのか続けて右フックを繰り出そうとしたけど、結果としてこれが敗因。たぶん左ローに合わせたフックだけなら、態勢が後ろに倒れる感じでローを蹴ったこともあり、一発KO程のダメージはなかったと思う。右フックを繰り出そうとして体を前に押し出した結果、完璧なカウンターになってしまった。カン・リーは明らかにこのパンチの前にもカウンター狙いが見て取れ、このパンチは完全に狙ったもの。ヴァンダレイ・シウバともいい感じで戦っていたし、戦い方も面白いし、いいね。40才だけど、まだまだやれそうで期待。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.11.28 21:28:50
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