やはり自力の差でドイツ優勝か。全員で攻撃も守備もしていて、足下の技術も一流でパスは全盛期のバルセロナっぽい連携具合だし、それでいて空中戦では無双の強さ(デカすぎだろ…)、ベテランから若手まで選手層の厚さと、揃い過ぎていた。PK戦は運の要素があるけど、それを一切しないで全試合勝ったのだから文句なし(リーグ戦の引き分けは除く)。そのドイツは選手がバイエルン主体。一時期のバルセロナ主体のスペインと似ている。クラブチームはチームプレイが練れている。アーセナルのベンゲル監督が代表監督をせず若手育成から戦術の徹底までできるクラブの監督を優先しているのでわかる通り、単純にサッカーの質を見れば「国の誇り」の為に頑張ること以外は代表チームが優れている点はない。そんなWカップで質の高いクラブサッカーをやられたら、相手はなかなか大変。オランダも強かったけど、攻撃の最終局面は結局ロッベン等の個の力に頼っていたのに対し、ドイツは個の力もあるけどチームで守備を崩していたと思う。
メッシはスイス戦ではディマリアのゴールを演出したし、ベルギー戦の驚愕のロングスルーパスとかあったたけど、決勝トーナメントでゴールがなかったのがなぁ。アルゼンチンはメッシ頼りだったけど、走らないメッシをサポートする攻撃陣は頑張ったし、守備陣は恐ろしく堅かった(バルサファンとしてはマスチェラーノの頑張りに感動)。でもPK戦での勝ち上がりもあったから、この結果は仕方ない。優勝を目指すならPK戦を経てはいかんよな。そこで運を使い果たすから(^^;。
いつもはWOWOWでバルセロナの試合しか見ていないわけで、Wカップでリーガエスパニョーラ以外の選手を見るのは面白かった。世界に凄い選手はいっぱいいるね。
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