|
カテゴリ:音楽
[日時]2014/12/14(日) 16:00開演 [会場]石森管楽器スタジオ(大久保) [料金]¥3,000(当日¥3,500) [時間]2時間(1st 1時間10分 / 2nd 50分) [出演者] 今津雅仁(Ts) 吉岡秀晃(p) 古木佳祐(b) 山田玲(Dr) 三木俊雄(Ts) [曲目] 1st set 01.Things Ain't What They Used To Be(邦題「昔は良かったね」) 02.Bye Bye Blackbird 03.Anti Calypso 04.Stardust (ピアノトリオ + Ts 今津) 05.Dawn That Dream (ピアノトリオ + Ts 三木) 06.Dawn That Dream (ピアノトリオ) 07.Foster's Chicken 2nd set 01.Lots of Lovely Love 02.Whisper Not 03.I'll Close My Eyes(邦題「瞳をとじて」) 04.The Everywhere Calypso 石森管楽器店 今津雅仁ブログ 吉岡秀晃公式サイト [感想] 私が20代前半だった頃、ジャズ界では今津雅仁が突然売れ出しました。ジャズ誌「スイングジャーナル」の仕掛けがなかったとは言えませんが、難解なフリージャズや電化のフュージョンとは違う、真っ当なハードバップが再評価されたのです。キラキラと若さ溢れるスイングするピアノの吉岡秀晃と共に、メロディアスで豪放なテナーの今津雅仁の演奏は本当にジャズの楽しさに溢れていました。そんなわけで私も今津のCDと吉岡のCDは一枚ずつではありますが買っていて、一時期はそればかり聴いていた感じでした。しかし残念ながらジャズクラブに行くことはありませんでした。当時ジャズクラブに行ったのは六本木PIT INNで行われた小野リサくらいでしょうか。その後ジャズと疎遠になりましたが、月日は流れ、ここ数年はブルーノート東京で外タレのジャズを聴く機会が増え、生バンドの楽しさを知りました。そうなると次の段階に進みます。日本のジャズはどうなっているの、と。まず頭に浮かんだのは吉岡秀晃でした。そこで先日無料の野外ライブを鑑賞したわけです。それが結構良かったので、今回はジャズクラブへの進出です。 場所は管楽器店に併設されたイベントスペースでした。地下にあり天井が高く、50人程度しか入れない狭さとはいえなかなかの設備です。後方にバーカウンターがありましたが、私は自転車で行きましたのでコーヒー(2杯)のみ。というか、この日は寒くて乾きもののつまみに酒ではやってられない… 客入りは惨憺たるもの。たぶん最大で12人くらいでガラガラ。この直前に行われた小岩のジャズ喫茶フルハウスのライブは満員御礼の盛況だったそうで、今津雅仁のブログには予約必須と告知されていましたが、どうやら今回のライブは告知が十分でなかった模様。ここはイベントスペースでライブは月に数回しか行われない会場ですので、もしかするとジャズファンもライブ自体を知らなかった可能性が高いですね。客の一人としては最前列でゆっくり楽しめましたが、バンドのメンバーにはなんとなく申し訳ない気分でいっぱいでした。 メンバーは盟友と言うべき今津、吉岡コンビ(今津曰く年寄りコンビ)に、若手のベースとドラムス。ドラムスは若さ溢れた演奏でした。終始ピアノの吉岡秀晃とアイコンタクトしていて、とても楽しそう。お互いにスイングするので演奏が楽しいのでしょうね。今回はゲストにテナー三木俊雄を迎えていて、さながらサックスバトル。私はサックスバトルが好きなのでこれは嬉しかったです。今津雅仁は若い頃は吹きまくりという感じでしたが、いい感じに枯れていました。演奏曲もカリプソやスタンダード中心で(唯一の例外は今津雅仁オリジナル「Foster's Chicken」)、力が抜けた感じの曲ですしね。私が持っている彼らのCDでは元気溌剌オリジナルばかりでしたので、月日の流れを感じます。でもこちらもいい加減いい年したおじさんですので、スタンダードの方が安心です。吉岡秀晃のピアノは昔と変わらなかったです。ノリノリのスイングは健在。ウィットに溢れています。容貌こそすっかりおじさんですが(笑)、演奏は若々しかったです。 2セット2時間で3000円は格安でした。しばらく吉岡秀晃中心にライブハウスを回ってみようかなと思っています。 [関連ライブレポート] 2014/10/26 宮之上貴昭スーパークインテット@高砂音楽祭 【メール便送料無料】今津雅仁 / ザ・リターン・オブ・マサト[CD] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.01.07 21:13:20
コメント(0) | コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事
|