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今は実家の飼い犬チョコと触れ合うことでワンコとの生活をつまみ食い程度に楽しんでいるチョコマロン家ですが、結婚して実家を離れるまではず~っとペットと共に暮らしておりました。 猫も犬もウサギも亀もひよこも飼った経験ありです。 野良猫を家に上げてお産させたことも、野良犬をかくまって子犬を産ませたこともありです。(田舎に住んでいたし、のどかな時代でした) そもそも私が生まれた時にはもう既ににゃんこがいたんですよ~。 両親は猫が赤ちゃん(ワタシ)をかじったり引掻いたりしないかと最初ひやひやものだったらしいのですが、賢いにゃんこの“はな”は手を出すどころか子守にゃんこに! お昼寝中のワタシの隣で見守ってくれたり、ヨチヨチ動き出した私の遊び相手になってくれたり。子供だから上に乗ったり尻尾を引っ張ったりと随分乱暴なことをしたようなんですが、“はな”がワタシに手を出したことは皆無だったとか。 本当に優しい性格の猫でした。
そんな“はな”もワタシが12歳のときに亡くなりました。 猫は死んだ自分の姿を主人に見られないように最後の時が近づくと姿を隠すといいます。 ”はな”も死期を悟ったのか、姿が見えなくなりました。 離れの使われていなかった部屋に隠れている姿を発見し居間に連れ戻して暖かい毛布に包み、撫ぜてあげているうちに眠るように息を引き取りました。 だんだん冷たくなって硬くなっていくはなを撫ぜながら「はなありがとう」という気持ちでいっぱいでした。 悲しくて顔が変わっちゃうくらい泣いたけれど、静かに死を受け入れることが出来ました。
最後は老衰で声も出なくなっていたのに「はな」と呼ぶと「はーん」と擦れた息の擦れたような声で返事をしてくれた姿が目に焼きついています。
先週ペットカウンセラーの方たちの勉強会 に参加させて頂く機会がありました。 ペットロスについての講演でした。 近年のペットブームで沢山の方がペットと共に暮らしています。 ペットを家族の一員として大事に思うあまり、ペットと死別した後の飼い主の精神的ダメージが深刻だとか。 獣医さんだけでは対応しきれない問題にペットカウンセラーが向き合っているようです。
ペットロスという言葉には三つの定義があって
だそうです。 ペットカウンセラーが向き合っているのは主に3の定義になると思われます。
ペットは人間よりも寿命が短いもの。 飼い始めれば必ず別れがやってきます。 そもそもペットを飼育する前に命とは?家族全員で考える心構えが必要だと痛感しました。 また、可愛がられているペットは愛についていろいろと教えてくれる存在になりえます。 そんな多くのことを教えてくれたペットとの別れを受け入れるには「死」を見つめる事も大事だとか。 つい、子供にはかわいそうな姿を見せたくない、と考えがちですが 紛れもない死の事実を目の当たりにしてこそ 命についての理解が深まる というお話でした。 そして思い出した“はな”との別れ・・・ まだ中一だったワタシでしたがまさに命の灯火が消えてゆくところを目の当たりにし、嘆き悲しみながらもその後 ”はな”との楽しかった思い出を思い起こして徐々に別れを受け入れていけたように思います。 一度姿を隠したのにワタシの目の前に戻ってきてくれた”はな” ワタシにペットとの別れを教えてくれる為に、最後の子守りをする為に戻ってきてくれたのかな? 大事な体験をさせてくれてありがとう。
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