カテゴリ:つれづれ
友人の話です。
昨年お父様を亡くされ、お独りでは淋しいだろうと年老いたお母様をご自宅に呼んで一緒に年末の紅白歌合戦を観ていらして、ご一緒に感動で震えた歌があったと。 それは秋川雅史さんの千の風になってでした。 丁度、遠くにお住まいのお母様のご友人がその本を贈って下さっていて、手元にあったそうです。 本の中のきれいな空の写真が次々とTVに映し出されて涙が止まらなかったと。 そのお母様は お住まいから遠い事もあってかご主人のお墓になかなか訪れたがらないので、実の娘として、私の友人は歯がゆく思っていたそうなのですが、 この歌と映像を前に、お母様の気持ちが痛いほど伝わってきたそうです。 ずっと一緒だったんだな・・・と。 そのお友達が「女の人でも同じ歌を歌っている方がいて、とてもいいのよ・・・」 と聴かせて下さったのがこれ。 歌っているのはYucca←こちらでは視聴できます。 澄んだ高音がココロに沁みます。 私も去年、大切な友人を亡くしています。 私と同じ、中学生と小学生のお母さんであった友人。 癌と戦いながら、子供達の普段の生活を大切にし、最後まで出来る限り自宅療養を続け、家事もこなし・・・ご主人が好きだからと、電気炊飯器は使わず、必ずお鍋で炊き立てをだしていた、そんな頑張り屋さんの彼女。 お忙しいのに笑顔を絶やさず、とても素敵な方でした。 彼女も風になって空を駆け抜けているのかな・・・? 子煩悩な彼女の事です。 テニスが得意な次男のラケットの横を、 電車好きな長男の視線の横を軽やかに駆け抜けているのかもしれません・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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