テーマ:最近買った 本・雑誌(6925)
カテゴリ:お楽しみ
王様のブランチの本紹介コーナーで、取り上げられていたのがきっかけで手に取った本。 2006年で一番面白かった本として松田哲夫氏に絶賛されていました。 実際に数年間取材に通っていた高校のグラウンドで著者のインタビューを行っていたのが印象的でした。とても丁寧に現場を取材されたことが素直に伝わってきました。 オットが図書館に予約を入れたのが去年晩秋。 図書館から1-2巻をやっと借りられたのが今年に入ってから。 そして、3巻目。 いまだ連絡が来ない。凄い人気ですね。 で、思い切って三冊とも買っちゃいました。モー待ちきれなくて(笑) そんな勢いが出てしまう本ですそもそもかけっこの話しだし 青春って美しいな。 今時こんなに純は少年がいるんだろうか?いてくれたら嬉しいな。 以下自分のための(笑)感想文です ストイック。 鍛錬。 求道者。 どの言葉もこの物語の主人公新二に似合う言葉だ。 でも悲愴感は微塵も感じられない。 楽しみながらの求道。自己鍛錬。 練習するのが楽しい。練習すればするほど結果がついてくるワケではないが、そもそも練習しなければ上達もない。だから練習する。 これほど単純明快な理由があるだろうか? もう凄いです。 主人公の一人称で語られる青春。 陸上競技に懸ける青春。 なんて純粋でキラキラしているんだろう。 読んでいるうちに自分まで100M全力疾走した気になってしまう。途中何度も息切れ(笑) 何かに打ち込むって、打ち込めるものがあるって美しいな。と思います。 そして仲間を信じる、 人との繋がりを求め、信じ、喜びを感じる新二のありようも美しい。 サッカー部出身と言うところがにくい。 団体競技の面白さ喜びを知っている新二だからこそが孤高の天才、連に与えられる影響の大きさ。 周りの仲間がいいヤツばかりで、泣かせます。 指導者の三輪先生(みっちゃん)の力の抜けた指導振りがほろっとさせます。 ガンガン行くだけじゃ伸びようとする芽を摘んじゃう事もあるんだろうなと想像できます。 読み終わるのが惜しくて最後の方、何度もインターバルとりながら読む自分も短距離走者の気分でした。 願わくば続編希望。 まだまだ物語りはこれから感のあるラストなのです。 装丁も美しい 三冊並べるとパステルカラーが眩しいです。 我家でのお気に入りの本の特等席、ピアノの書見台に並べて飾ってあります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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