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カテゴリ:元ナース☆只今専業主婦の戯言♪
最初から読みたい方はこちら 夏なのでこわい話です。 これは本当の話なので、こわいのが嫌いな人は読まないでね・・・。 「辞めた先輩ナース」 私が勤め始めて、ある先輩ナースが辞めました。 ま、別に辞めることなんてよくある事だし、ね。 と思って気にも留めていませんでしたが・・・・。 また静かな深夜勤の時です。 よく口々に「もう辞めたいな~。」なんて半分冗談で話したりしていたのですが その最近辞めた先輩ナースAさんの話題になったんです。 それにはいろいろ事情があったそうで、知っている先輩が話してくれました。 「実はね、新人のあなた達が入ってくる前の3月の日勤帯で 緊急入院してきた人がいたのね。 入院してきて分かったんだけど、内科疾患の他に精神疾患がある方だったみたいで 早いうちに転院する方針だったのね。 その日の準夜勤にAさんも勤務していたんだけど、 23時の見回りでその入院患者さんがいなくなってしまって みんなで探しまくったのね。 手分けしてやっと見つけたのがベランダで患者さんが柵をつかんで 今にも落ちそうな所だったらしいの。 ここ4階だし落ちたら大変な事になるからAさんも必死でみんなを大声で呼びながら 急いで駆け寄っていったのね。 もう少しで患者さんの手が掴める所で患者さんは自ら手を離してしまった。 それで患者さんは亡くなられたの。 そういう事があったから多分・・・・。」 病院っていろいろあるんですよね。 病で亡くなられるのも見ていて辛いのに自ら命を絶ってしまう人の 最後に立ち会ってしまうというのは私には想像できません。 「心が病んでいる方は自殺が寿命でもあるんだ」 という話を聞いた事がありますが、そう思い込むことは出来ても やっぱりどこかで引っかかるものが残ると思います。 私は幸いこのような状況に立ち会ったことはありませんが 仕事をしている時はよくこの話を思い出しては 「何が起こるかわからないな」 と自分に言い聞かせていました。 後味悪い話ですみません。でも、こういう事も本当にあるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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