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カテゴリ:雑感日記
ペライチって言う企画を虚乃剣さんのサイトで知りました。
1000文字のアイディアから映画が生まれる?! ペライチ 私もちょと考えてみたので、こんな感じで投稿してみようかと思います。 興味のある方、一緒に投稿してみませんか? タイトル 僕の秘密 ジャンル ノンジャンル 僕には秘密がある。それは一つ前の前世の記憶を産まれた時から持っているって事。ずっと、君を探していたんだ。君と結ばれる事。それは、前世の僕が強く願った事なんだ。心の中で呟いてぎゅっと君の手を握り締めた。 僕の前世は女だった。君の母親だったんだ。君は僕の息子で現世では性別が逆になっている。僕は、君が事死ぬまで愛していたんだよ。最高の親子だったんだ。 そうなのです。私は息子を心から愛しておりました。事情があって私生児として産んだ私を息子はこれっぽちも憎んでいませんでした。母子家庭に育って思春期を迎えても道に反れず、それはそれは素直ないい子でした。外見だけの優等生ではございません。本当に心から純粋で、いつのことでしたか「おかあさん、ぼくをうんでくれてありがとう」、だなんて言ってくれたのですよ。それはもう嬉しくて女一人で育ててきた最上のご褒美のように思いました。 私は後悔等しておりません。息子の結婚も孫の顔も見れたのですから。ですけど、50前に命尽きてしまうのは残念です。 もし、輪廻転生という事が本当にあるならば、そうですね来世では恋人なんて関係がよろしいかもしれません。半分冗談、半分本気ですよ。 どんな関係にしろまた出会い離れることなく共に年を重ねて行けるなら、そんな幸せな事はありませんものね。 母さん、僕にはね秘密があるんだよ。生まれた時から一つ前の前世の記憶があるんだよ。 僕はね、前世では生後11ヶ月で死んだんだ。1歳の誕生日は本当に間近だったのにね。僕の両親は酷い人達で、父親はパチンコや競馬で借金だらけ。母親は家からほとんど出ずにデイトレやチャットレディーで小銭を稼いでいたんだ。僕が泣くと母親は酷く打ったんだ。デイトレで大損して父親に持金全部剥ぎ取られた時、苛立ちの先矛は僕に向けられた。その日を境にはなはだしい育児放棄を始め、僕はダンボールの中で生きてた。一日に一回のミルクでどうにか命を繋げていたんだけど、お腹が空くから泣くと僕はまた打たれた。そんな母親と2人の日々が続いて当然僕は衰弱した。そして意識が薄らいだ時に母さん、あなたの声が聞こえたんです。 「この子のこと絶対幸せにするから。五体不満足に生まれたとしても絶対見放さないから」 母さん、いつもいつも僕がお腹の中にいる時そうやって話しかけてくれたよね。 ありがとう。母さん。母さんのお陰で僕は前世の母さんの事も許せたんだよ。 <了> もうちょっと考えてみようかなぁって思うのですが、どうでしょう?1000文字程度なのでまとめるのが結構難しいですね。^^; 感想頂けると嬉しく思います。宜しくねん♪ これを元に短編を近々書き始める予定です。 小説サイトを覗いてみたい方は私書箱に一報下さい。 → 私書箱にメールを送る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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