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カテゴリ:ひとりごと・・・
私は、結婚後死産と流産を繰り返していて実子に恵まれませんでした
子ども好きで子どもほしくて…子どもを育てたい!!という気持ちで里親になりました。 平成19年夏に書類を提出して7月市役所と8月児童相談所の面接を受けました。 市議会選挙とかあったので正式な登録はその年の12月です。登録説明会の日に担当者から「実施研修」の話が来ました。子どもの委託は登録から二年はかかる・・という話だったので私はまだ仕事をしていた状態でした。 主人もシフト制の仕事で夜勤もあるので平成20年2月・3月と月をまたがった形で3日間の実施研修のため乳児院に行きました。 研修で行く施設によって形は違うと思いますけど・・子どもへの配慮がとても出来ていて、私達からの子どもに対しての疑問・質問も含めて適切なアドバイスをして頂けてたので、帰り道主人と「そこまで出来るかな??」って不安な気持ちになりました。 私の理解者件相談者は実姉で2人子ども産んで育てております。その話をしたら「誰でも子どもを産んだからすぐ母になれるのでなくて生まれた赤ちゃんと接しながら母親になって行くのだよ。」というアドバイスをうけてそうかなぁ?と半信半疑でした。研修終了後すぐ児童相談所から連絡が入り…研修先乳児院で知り合った8ヶ月のMちゃんの話が来ました。 「異例の速さでの委託」というお言葉も頂けてバックアップして頂だいた関係者の方々にとても感謝しています。 2年位かかる…なんてノンビリ考えてたし仕事を辞めるのに後任も決まらず引き継ぎも出来ない状態で退職日を伸ばしたりして周りに迷惑かけました。仕事好きで辞めたくなかったのが本音でしたけど…Mちゃんに全力で接している今は辞めて良かったと心から思っています。 委託前Mちゃんとの面会のため仕事休日はすべて乳児院に通いました。 最初は乗り気でなかった主人も休日はMちゃんとの面会のため1人で乳児院に通いました。 Mちゃんは健康で元気だったので1ヶ月後外泊まで進みだんだん私達の存在を理解したようでした Mちゃんは最初は簡単にバイバイしてましたけど…バイバイの後大泣きする位関係が深り6月から長期委託になりました。 最初3日間は夜泣きでした。 抱っこをしながら外を歩いたり抱っこしながら寝て対処しました。 機嫌よい時におんぶをチャレンジしても嫌がりずっと抱っこです。 乳児院研修時に夕方近くになると卵のような抱っこをしていたのがとても印象的で…どうしたのか?って疑問に思ってました 話が決まって生い立ちを聞いたら生後5日目から乳児院生活と聞いたのでMちゃんは満足するだけ抱っこしてなかったのだと思って…主人と 「好きなだけ抱っこ」という方針を立てて実行しました。 私の顔が見えないと不安で泣きじゃくるからなるべく寝てる間に家事をして…時には夜中に掃除をしてました 自分の時間もなく…Mちゃん中心に動いて早く家になじめるように配慮しました。 音楽が大好きなのでCDを聞いたりおかあさんといっしょの歌を覚えて一緒に歌ったり踊ったりして楽しく遊び…それは今でも続けてます。 児童相談所の方や乳児院の方は委託後様子を見に来てくれたのですけど…ある日Mちゃんに 「明日乳児院の方が来るよ」 なんてお話したら…その夜は寝れなかった様子で私が目を覚ますと枕もとに座っているのです… 夜中何回も繰り返していて何回も抱っこで寝かしつけをしました 次の日担当者が来たら…私のそばから離れず…言葉も喋れないのにすごく怒った様子で…担当者に帰って欲しいような態度をとって泣いたりしてました。 その時は10ヶ月の赤ちゃんでしたけど…乳児院に帰されるのか心配なのかな?って感じたので 「どんなことあってもママはMちゃんを離さないよ」 って抱きしめました。 子育て支援センターや子どもの集まる場所に行き同じ月齢の子どもと遊んだりその親達と話をしました 乳児院にいたからでなくて…実子も里子も同じで子どもによって好きなことやこだわりを持っていることだとわかりました それは…おんぶ嫌いで抱っこ好きの子どももいることや後追いで少しでも親が離れると泣くから家事は寝てる間にするとか夜中オシメや授乳で起きるから寝不足ギミとかパパよりママばかりにひっついているとかです 月齢でも後追いの時期だったのでMちゃんが私を母親と思って接してたと受け止めました 私の大変だと感じたことは子どもを持つ親なら当たり前に経験することだったってわかったのです Mちゃんの存在で家も明るくなり毎日楽しいです。 リトミックや子どもの為のコンサートや児童館や公園などに行って色々な体験をして毎日充実しています 夫婦2人で行ったテ~マパ~クで親子三人ならミッキーやドナルドも優しくしてくれます。 近くの公園で遊んでおにぎりを食べるだけでも楽しいです 来たときは歩けず言葉も話せなかったけど…今は走ったりジャンプしたりお話したり…そおいう成長を楽しみにしながら私も母親になっていけるのだと思いました。 それから…私はけして1人でなく親姉弟はもちろんのこと…支えてサポートしてくれている児童相談所の担当者や里親サロンで知り合った先輩里親の方々のアドバイスで壁を乗り越えてこれました 明るくてフレンドり~なMちゃんに感謝しながら親子で出来る楽しみをもっとみつけて挑戦したいと思ってます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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