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「福島の仮設住宅に桜を植えよう!」運動に参加するため、2泊3日で福島に行って来ました。

東北新幹線の郡山駅で、在来線に乗り換えて本宮駅で下車。
タクシーで約20分の山に囲まれた村の、山林を切り開いた原野にその仮設住宅はありました。

まるで避暑地のように美しい風景。
安達太良山が眺められる風光明媚な所でした。

桜を植えるイベントは8月7日に行なわれましたが、私はその前日から福島入りして、仮設住宅に近い宿泊施設に泊まりました。
そこは、6月までは震災に遭った人達が避難所として宿泊していたそうです。

翌日の7日は朝7時頃から現地入りして、イベントの準備を始めました。
私は、炊き出しや飲み物の準備などを手伝いました。
炊き出しには、地元のおばちゃん達も大勢手伝いに参加してくれていました。

汗だくになりながら、炊き出しのカレーの大鍋をかき回す私・・・冷や汗
こんな大きな鍋をかき回すのって初めてだ。やりがいありますよぉ~~


しかし、暑い・・・・福島って、東北なんだけど、夏は東京より暑いんだよねえ・・・・ふらふら


そして10時になりイベントが始まると、100人くらいはかるく居るかと思われるほどたくさんの人が集まっていました。
わぁ~~いつの間にか、どこからこんなに大勢の人たちがやって来たんだろう? exclamation ×2

地元の新聞社やテレビ局の人たちも取材に来ていました。




さて、私は震災以来初めて福島に来て、福島の人たちの生の声を聞きました。
福島の人たちの今一番の関心事はやはり「放射能」と「原発」でした。

イベントの手伝いに来てくれていた地元のおばちゃんが言いました。

「うちは乳牛飼ってるんだけど、出荷停止になってずいぶん牛乳捨てた。野菜作っても売れないし、孫達も県外に避難して行った・・・・。おらたち、なんも悪いことしてないのに、どうしてこんな目にあうんだろ?」

本当に深刻な話です。。。。。げっそり

福島の人々が、毎日放射能の被害に遭いながら暮らしているというのに、国はいったい何をやっているんだろう? exclamation & question
東電は、これだけ多くの人たちに迷惑をかけておきながら、まだ自己保身を図りつつ、原発を推進する腹づもりなんだろうか? 雷

腹が立つ! 衝撃
許せない パンチ
・・・と、おばちゃんと話しながら私は叫んでいました。


イベントも無事終わり、後片付けをしている時に、雨がポツポツと降り始めました。
さっきのおばちゃんが、「皆さ~ん、セシウムの雨が降ってきますよ~~」と自嘲気味に叫びました。


これが、福島の現実なんです。。。。。。。げっそり


首都圏の人たちはもう、原発事故のことや放射能のことなど忘れたかのように暮らしている人が多いように思えます。

でも福島では、毎日が放射能との戦いなんです。


福島の田んぼにも今、青々とした稲が元気に育っています。
でも、このお米は果たして出荷できるのでしょうか?
出荷できたとしても、売れるのでしょうか?

売れても売れなくても、田んぼを耕して稲を植えなければ、水田はあっという間に荒れ果ててしまいます。
畑も同じです。

1年休んだら、荒れた田畑を元の状態に戻すために何年もかかるのです。
1年分の補償だけでは農家は食べていけません。

だから、作物が売れようが売れまいが、農家は田畑を休ませることなく耕し続けなければならないのです。

そういうことを国や東電は分かっているのでしょうか?


福島で、住民の生の声を聞いて、私の怒りにまたまた火がつきました。

東電許せねえ パンチパンチ
清水、5億円返せ雷


美しい山々、整然と並ぶ青い田んぼ、緑生い茂る森・・・・・
福島には、本当に美しい日本の原風景がありました。

でも、その地には目に見えない放射能が降り注いで、この地は目には見えない汚染地帯になってしまった・・・・

原発が、どれだけ罪深いものか・・・・

今こそ、その事を知るべきではないだろうか?






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Last updated  2011.08.10 02:23:25
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