|
テーマ:気になったニュース(30783)
カテゴリ:カテゴリ未分類
■土壌汚染、34地点がチェルノブイリ移住基準超
(読売新聞 - 08月30日 03:05) http:// 原発事故当初、テレビで専門家と称する大学の先生方が、「チェルノブイリほどではないでしょう」と楽観的なことを言ってたのを思い出します。 半年経ってようやく国が認めたこの事実・・・ 今まで、楽観的な国の見解に騙されて、淡い期待を抱いてきた汚染地区の住民の方々が本当に気の毒です もっと早くから、こういう事実を公表すべきでした。 「除染を!」と言いますが、そう簡単ではないと思います。 特に300万ベクレルを越えるような地区では、まず無理だと思われます。 チェルノブイリの強制移住区域では、25年たった今でも11万人もの人々が帰還できずにいます。 おそらく、これ等の地区の方々も同じ運命をたどることになるでしょう。 50歳以上の方は、(一時帰宅を除いては)おそらく生きて故郷に戻ることはできないでしょう。 私は前にもブログに書きましたが、当該地域の避難者の方々は、酷なようですが現実を受け止めて、「もう帰れない」ことを前提に、これからの生活設計を建て直すようにした方が賢明だと思います。 当然、国や東電はこの方々の生活を金銭面だけでなくありとあらゆる面で支援すべきです。一生涯において、税金免除&生活資金支給などの施策も検討すべきです。 また、ボランティアなどの力で、精神面のサポートなどもやっていけたら良いと考えます。 何かそういう活動を私も全力で参加して行きたいと思います。 福島の問題は今や、日本全体の問題です。 一地域の方々だけに負担を押し付けることなく、日本全体で背負っていかなければなりません。 福島に住む女の子が、「私は将来、子どもを産めるのでしょうか?」とか「普通に結婚できるのでしょうか?」と将来に不安を抱いています。 今後、福島出身者であることを理由に就職や結婚などで差別が起こらないように、国は法的整備も進めて欲しいです。 放射能の健康への影響は、未だよく分からない部分が大きいため、いろんなデマがまことしやかにささやかれています。 先日のNHK-ETV特集に出てきた福島の若い女性が「私達5年後には髪の毛が抜けてきちゃうんですか?」と不安そうに言ってました。 現地で放射線量の調査を行なっていた研究者の方が、「そんなことにはならないですよ」と言ったら、「良かった」と安心していました。 民衆レベルでは、こうしたいろんな噂が飛び交っているわけです。 福島県民への差別が起こるとしたら、こうしたデマが風評被害を呼んで、差別につながると思います。 福島県民への差別には刑事罰を課する・・・くらいの法律を作って、断固阻止して欲しいです。 これから新米の季節がやってきますが、今、22年度産の米を買い溜めする人が増えているそうです。 なぜでしょうか? それは、今年の東北・関東産の新米に、多くの人が不安を感じているからです。 今のところ、基準値を上回るお米は出ていないようですが、もともと原発事故後に基準値を上げているので、その基準値そのものに不安を感じる人が多いのではないかと思います。 500ベクレルを越えなければ、480でも大丈夫なのか?ということです。 だいたい、放射能の基準値は国によって様々です。 ちなみに、チェルノブイリ事故で国土全部が汚染されたベラルーシでは、子ども用の基準値が設けられてあります。 それによると、食品37ベクレル、飲料水10ベクレル、牛乳100ベクレルです。 日本は大人も子どももいっしょくたで、食品500ベクレル、飲料水200ベクレルです。 こんな甘い基準値を信用しろというほうがおかしいです。 風評被害というけれど、この基準値を放置しておけば風評被害はなくならないでしょう。 私は、個人的には震災前の基準値でも甘すぎると思います。 せめて子どもだけでも、ベラルーシ並みの基準値を設けて、子どもの健康を守って欲しい。 子どもを大切にするというのは、子ども手当なんかをばら撒くことじゃない。 子ども手当なんか廃止してもいいから、放射能の基準値を子どもを守れるレベルにして欲しい。 国が子どもを守らないから、お母さん達が自衛して東北関東の野菜や牛乳を買い控えているのに気付かないんですか? おそらく、このままでは米も・・・・需要は西日本の米になっていくでしょう・・・・ 消費者目線で考えれば、当然です。 厳しい基準値を設定する事が、結局は東北の農業を守ることになるんです。 我が家には小さい子どもがいないので、私はそれほど気にせず、ミネラルウォーターも買わなかったし、東北の野菜も食べちゃっていましたが、そのあとでセシウム牛の騒ぎが起こった時は、さすがに嫌な気分でした。 そういう事が他の食品でも起こらないようにして欲しいですね。 今度、同じような事があったら、それこそ東北の農業は終わると思います・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.31 03:53:38
コメント(0) | コメントを書く |