ageha的ニチジョウ
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agehaSwella
虫愛ずるインドアな猫好き。日々刻一刻と移り変わる 揺らぐものと揺らがないものの記録と記憶。主に虫ブログですが、 魚類や植物、気まぐれにカワイイモノも載せています。
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我が家の冬アゲハと同じ頃(昨年12月)、同じく冬の幼虫を保護した方から 何度か頂いたコメントについて、長くなるのでここでまとめてみようと思います。 蛹化後に、体を固定していた糸が切れて落ちてしまった蛹についてです。 Swallowtail butterfly 私の育てるアゲハの中にも、まれに糸が切れたり剥がれたりしてころりと落ちちゃう 蛹がいます。その場合、蛹のお尻部分にほんのちょっと木工用ボンドを付けて割り箸 に貼り付けるのですが、この方法で問題なく羽化しています。この際使用するのは 水溶性の「木工用ボンド」です。「瞬間接着剤」や他のボンドだと有機溶剤が入って いて蛹が死んでしまいます。必ず木工用ボンドを使って下さい。その他のポイントは ・体の両サイドには呼吸をする気門が有るのでそこにボンドが付かないようにする。 ・羽化の際開く部分(腹部~お尻の先以外)にボンドが付かないようにする。 図解入りで書こうと思ったら、すでに分かりやす~く書かれているサイトが有ったので こちらのQ7を参照して下さい。この、「ボンドで接着法」以外にも洗濯ネット ←底が平らになるこういう形でもっと小さい物。の中に転がして 吊しておくだけで良い、なんて話も聞きましたが。私は試した事が有りません。 そしてもう一つ。 紙をくるりと丸めて漏斗状のポケットを作り、そこに蛹を入れるというもの。「蛹 ポケット」で 検索すると作り方などが出てきますが、随分前にこの方法を知った時、大丈夫なのかなーと ナゾだったのですが、多くの個体がこの方法で無事に羽化しているようなので、 問題無いのかも知れません。 が、ここからは私の「ハテナ?」なのでなんとも言えないのですが、アゲハチョウの 羽化は、まず蛹の後頭部(って言うかなぁ)がカパっと割れます。 ↑背中の角と、頭の角の間くらい↓。 その後 頭部、脚、翅(胸部)、腹部、の順で出てくるわけですが、翅が出るくらい までは抜け出た蛹の殻につかまり(と言うか足場にして登る)、更に登ってその先 の枝や壁まで歩いてつかまり翅を乾かします。 その際頭部から翅までは今出てきた蛹の抜け殻を登るので出て来られますが、蛹が 枝等に固定されていないと、抜け殻から枝等に移ったさい、腹部(お尻の方)の抜け殻 は抜けずにそのまま付いてきて残ってしまうのでは?という疑問があります。 (ポケット派の方のサイトではそんな不幸は無いようですが...。) 別のサイトで、羽化の途中でお尻を留めた糸が外れてしまって、腹部に殻が付いたまま 羽化不全になった個体も見た事が有るので、それと同じ状況になりそうなこの方法は どうなのかな?と、思うのです。 蛹化する時にお尻に糸を付けて体を固定するのにはやはり意味があり、 それをしないと羽化の際に抜け殻が体に付いたまま引きずるように 抜けなくなり、そのまま乾燥して死に至る、という事もあります。 うーん。でも「蛹ポケット派」サイトでは一切そんな事は無さそうなこの不思議。 「蛹の糸が切れた(剥がれた)際の対処法」は、上記の通り ・木工用ボンド(瞬間接着剤不可)で割り箸等に接着 ・底が平らな洗濯ネットに入れて吊す ・紙を丸めた逆円錐形のポケットに入れて割り箸等に固定 この3つが主流のようですが、下2つは幼虫がわざわざ張るお尻を留める糸を ムシした方法なので(虫だけに)ほんとに大丈夫なのか分かりません。 じゃ、試せって話ですがこればっかりは下2つの方法×10頭=20頭くらいの蛹の 糸を、わざわざ剥がして試さないとなので、またいずれ機会が有れば…って そんな機会はそうそう御座いませんが。 3つの方法、それぞれ皆無事に羽化しているようなので、羽化不全の心配は 取り越し苦労かも知れません。色んな方法が有るとは思いますが、自然の命を 飼育という形で預かるわけだから、たかが虫いっぴきと思わずに、飼う方は 最善を尽くして頂ければと思います。 思いまーす。
って言ってる。一寸の虫にも五分の魂。もしくは Pray love me little,so you love me long. すこし愛して ながーく愛して♪ @ageha http://plaza.rakuten.co.jp/Swellapara0505/
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