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カテゴリ:アゲハ日記・飼育
いつだったか口がレンズになった蝶の話を書いたけれど、蝶の口はくるくる巻きの
ストロー状になっていて、吸蜜の為に伸ばすと先っぽだけを触手のように自在に 動かせる。蝶の本体を見ずに口の先だけ見ていると、猫のシッポか、何か別の 生き物のように蠢き、ひたひたと蜜の在りかをさぐる。 …蠢くってコワイですね。ジヅラが。 あぁでも2匹の虫が、春を頭に乗っけて運んでるみたい、と思うと可愛い。 ヒタヒタ。 ひたひた感は蟲使いの使う蟲っぽい。その蝶の口(正確には口吻(こうふん)) ですが、写真の整理をしていたら、こんなのを見つけましたよ。 クロアゲハ/黒揚羽/Papilio protenor くるくる巻き以外に2本、ヒゲみたいな何かが飛び出しています。…何これ?調べてみると どうやらこれは、羽化直後にだけ見られるようです。羽化直後の口吻は、くるくるの部分が 左右2本に分かれていて、翅の乾燥と同時進行で2本の口がファスナーを閉じるように、 1本につながるようです。 で、ヒゲのように見える飛び出した2本は、1本につながる前の口の先。 確かに、この後撮った写真にはもうこれは見られません。 蝶歴長いけど、羽化直後の蝶の頭部をよくよく観察した事が無かったので 気付かなかった。。蝶の事ならあらかた知った気になっていたけれど、 まだまだ奥深いですな、と思った冬の午後。神秘~。 ↑↓いつもクリック有り難うございます。とても励みになっています♪ にほんブログ村 @ageha http://plaza.rakuten.co.jp/Swellapara0505/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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