ageha的ニチジョウ

2月。まだまだ寒い日が続きます。虫も蛹だったり冬眠中だったり
で、さっぱり目に付かない今日この頃。いとさびし。

艶やかな蝶の翅が見たいぞー。

そんなわけで、先日発掘したキアゲハの飼育写真、スキャンして過去記でも書いて
みようかなーと思います。週に何度か書くつもりですが、さすがに200枚全部の
写真は載せられないので、20～30枚くらいに押さえられれば良いかなと。

艶やかな蝶の翅が見たいぞー。

と思ったにもかかわらず、考えてみたら成虫までの道のりは遠いですが。
幼虫時代もなかなか美しいので、お付き合い頂ければいと嬉し。です。


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キアゲハ飼育　　vol 1　　卵孵化～1齢幼虫～3齢幼虫




　　　　キアゲハ幼虫の写真付き。苦手な方はご注意下さい。





　お見知りおきを♪

なんで1枚目からピンボケ？ってかんじですが良しとしましょう。この頃なんで空き缶で
飼ってたかなー。と、我ながらナゾですが、キアゲハ幼虫の食草はセリ科の植物です。
身近な所ではパセリやニンジンの葉ですが、山の中ではシシウドやイブキボウフウ。

私が飼育したキアゲハは、イブキボウフウで育っています。
（イブキボウフウ（伊吹防風）/セリ科/イブキボウフウ属/Seseli libanotis ssp. japonica ）

セリ科といえば、先日書いたフェンネルなどもキアゲハの食草になります。セリ科は
いずれも花の形はそっくりなのに、色は何故か白と黄色。ハーブ系には黄色が、
野菜や山野草系には白が多いようです。私が食草に使ったイブキボウフウは花屋さん
で売っているレース・フラワー（和名はドクゼリモドキ（毒芹擬き））によく似ています。

キアゲハの幼虫はセリ科以外にもミカン科、キク科、ウマノスズクサ科などもを
食べることも有ります。ナニゲにグルメじゃなくて助かるわ。

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1mmくらいの黄味掛かった真珠のような卵が孵化すると、やはり1mm位の黒っぽい幼虫が
生まれます。生まれたては1齢幼虫。鳥のフンに擬態している体は白黒（黒褐色に灰白斑）
です。こんなに小さくても触るとアゲハ類特有の、オレンジ色の臭角を出します。

休憩。

1齢で黒褐色に灰白斑だった体は、脱皮をして2～3齢になると橙色斑が加わり
↓　こんな色になります。（写真下は2齢幼虫）


　トゲっぽいオイラ。

なにやら「トイカメラで撮ったのか？」と聞きたくなるような味わい深い
写真になってますが、フィルム一眼です。ええ。ほんとです。


　　つづく～。
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