ageha的ニチジョウ

キアゲハ飼育記vol.2で「幼虫にちょっかい出すと怒られます。」と書いたら
「どんなふうに怒るのか。」と言うコメントを頂きました。有り難うございますっ。

アゲハの幼虫を怒らせると、まるで毒蛇のように鎌首を持ち上げ、猫のようにシャーッ
と牙をむいたかと思うと、こちらに避ける間も与えず瞬時に高濃度の毒を飛ばします。
飛距離3メートルにも及ぶ猛毒はヒトの皮膚を焼き、3日3晩眠れぬ夜が続きます。

ヒイィィィ。

と言うのはもちろんウソで、アゲハの幼虫が怒るったらもぅ「臭角を出す」でしょう。
イナバウアーのようにのけぞって、強い柑橘系の臭気を放つ二股の角を出します。
「あぁそう言やそうだ。」と、思い出された事でしょう。この臭角がヒトの皮膚に触れ
ても何ら問題は有りません。ただ、いつまでもクサイ、それだけです。








　　　　キアゲハ幼虫の写真付き。苦手な方はご注意下さい。











そういえば、「怒る」と言うか正確には天敵を追いやる（威嚇する）為に出す臭角
ですが、アゲハの幼虫って体が柔らかい。臭角を出す時もイナバウアー、蛹化
する為の糸つむぎの時（後日載せます）も、イナバウアー。

私は体が硬いので（昔は柔らかかったけどなぁ。しみじみ。）、荒川静香並のイナバウアー
は出来ませんが、アゲハの幼虫は出来ます。頭とお尻がくっつきそうなくらいのけぞります。
「臭角がお尻に付いちゃうよ。」と、たしなめた事もたびたび。たびたび、と言うのはアゲハ
飼育初期の頃、面白がって臭角を出させる申し訳ない行為をたびたびしていたからです。
今はもうそんな事は致しません。が、200枚も有る写真の中に、臭角を出しているのが
1枚も無くてびっくりでガッカリ。


飼育ケース掃除の時、新しい食草に移す時は、お尻（体の一番尻）を指で軽くトントンと
つつくと「掃除ですね。分かりました。」と、臭角は出さずにちゃんと移動してくれます。

　いやん。

アゲハの幼虫はカシコイし懐くので、自分に触れるものが敵か身内（？）か、ちゃんと
理解します。さて。前置きがやたらに長くなりましたが本題です。えー。これからー？

ええ。

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キアゲハ飼育。vol 3－4齢幼虫・脱皮・5齢（終齢幼虫）へ。 

上の写真も4齢幼虫ですが、おさらいしましょう。孵化直後の1齢～3齢までは
鳥のフン色、4齢は5齢に近い薄い黄緑色、5齢は鮮やかな黄緑色。アゲハの
幼虫は孵化後4回脱皮して、5齢（終齢）幼虫まで成長します。

写真の色が悪いのは、10数年前に現像した保管状態の悪い（ダメねぇ）
フィルム写真をスキャンして使ってるから。そこはまぁご愛敬という事で。

　もうちょっと。
4齢幼虫から5齢（終齢幼虫）への最後の脱皮中↑。
　でたー。
脱皮直後は薄いしょうゆ顔が…↑。数時間でハッキリしたソース顔になります↓。
　育ち盛り。

醤油とかソースとか例えが死語です。


そしてつづく～。無駄話が多くてちっとも進みませんなー。

　　でもつづく～。
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