ageha的ニチジョウ

挿し木で育てて花が咲いた私の椿盆栽。10日程前に実家へ行った時、
その親株の椿が見事に咲き誇っていたので少々切って持ってきました。

　華やか。

同じ木に2色の花が咲く、祖母の形見の椿。で、最近落ちてしまった
花をお皿に浮かべてまだまだ愛でていた今日この頃。

ここまで前振り。

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土曜日はとんでもない暴風雨でした。1pmに羽化した2頭目のツマグロヒョウモンを
飛ばすつもりでいたのだけれど。（ツマグロヒョウモンの羽化は、4月の気温で蛹から
14～15日目のようです。）1頭目の飼育記録がまだ蛹までしか書いてないのに、先に
2頭目の話を書く事になってしまった…（遠い目）。

4pm　雨もやみ、陽が出て来ましたよ。そろそろ飛ぶ？

　うーん…。

乗り気じゃない模様。じゃあもうちょっと。5pm　陽も出てるし
夜になっちゃうからもう行った方がいいよ。名残惜しいけど。

　うん。

しばらく写真を撮ったりしていたけど、一向に飛ぶ気配が無いので
ローズマリーの木に移した。羽化からすでに4時間。陽のあるうちに
飛ぶでしょう。と、思ってた。

その後主人と呑みに行き、ゴキゲンで11pm帰宅。

「…そういえばあのひとどうした？？」千鳥足でベランダへ。いくら何でも
もう居ないでしょう。外は午前中並の暴風雨だし。そんな事を思いつつ
ベランダのライトを点けると…。ひー。なんとそこには強風に煽られ必死に
ローズマリーの枝にしがみつく、ずぶ濡れのツマちゃんの姿が。（実際に
は鱗粉が雨を弾くので濡れてないけど）

なぜ陽のあるうちに飛ばなかった？なぜ雨が降り出した時濡れない場所へ
移動しなかった？キミには野生のたくましさと言うか、本能は無いのかい？

ごめんごめんと言いつつリビングへ。成虫の短い寿命を一時でも拘束する事を
好まない私は、翅が乾いたら飛ばす、を心情にしているのだけど、今夜は
ツマちゃんと呑み直しです。

リビングのテーブルには東北の酒と、冒頭に書いた椿蜜。
主人と談笑話する傍らで小さき者達も話てる。

犬　「あれ。どうしたの？」
ツマ「うい～。」

　蜜酔い。

犬　「寒かった？」
ツマ「死ぬかと思ったよ！」



だそうです。ごめん。ほんとごめん。けど、家の中を蝶が自由に飛んでる夜
ってのも、たまにはいいもんです。風流でございました。

　
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