|
カテゴリ:チョウ色々
さてさて。先日友人宅で飼育される事になった、モンシロチョウ幼虫の
続報です。私が飼い方をメールしたら大変喜んでくれたのだけど…。 その夜のこと。 「今仕事から帰って来たら、なんか白っぽくなってるんだけど!」と電話が。 白?黒じゃなくて??わずか1cmのサイズで黒なら「ザンネン、たぶん寿命です。」 と言うところですが、白ってもしや…。しかも「白っぽく糸張ってる!」と。 ああやっぱり。それって繭だよね~。蛾だよね~。 「蛾」と聞いただけで急激にテンション下がる友人。世の中的に、「蛾」はやはり 喜ばれないのですね。「青虫ちゃん」と呼んで餌はキャベツか小松菜か、なんて ちょっと嬉しそうに飼い始めたのに「蛾」と聞いた途端、手の平返したように 「捨てたい」モード。やれやれ。じゃあ捨てればいいじゃん。 「蛾も蝶もおんなじように鱗粉付きの翅じゃん。何が違うの?」みたいな事は言ったけれど、 それ以上は私の価値観の押しつけになるので割愛。蝶はいいけど蛾はイヤーって、なぜ だろうなぜかしら。去年ガガさま(オオスカシバ・蛾)を飼った時、私の興味はちょっとだけ 蛾にも傾いたのだけど、私以上に「蛾」に対しての興味が深まったヒトが居る。主人です。 オオスカシバ・大透翅 愛称・ガガさま Cephonodes hylas 最初は「蛾は苦手」と言っていたのに、今では「蝶より蛾の方がじっと止まって 動かないから観察しやすい。蛾の翅も綺麗だ。」とまで言うように。素晴らしい。 友人や、全てのヒトにもそうなって欲しい、とまでは言わないけど、毒も持たないただ 自分の命を全うする為だけに生きている生命を、「キモチワルイから」「トゲが有るから」 「見た目が不快だから」なんて、感情ひとつで殺すのってどうかなあと思うのです。 (「不快害虫」=外見や動きが人の気分を害するという理由だけで害虫に分類される虫) もちろん、野菜や植物を育てている人にとっては迷惑なのも分かります。無農薬流行り なのに虫食い野菜じゃ売れないのも分かります。そんな時にはこんなのどうでしょう?↓ まくだけ忌避剤 天然虫よけ粉 ・ニーム粉末(インドセンダンの種子を絞ったもの)などの天然成分でできています。 ・昔から天然忌避材として使用されており、日常生活に役立っています。 ・特殊な匂いで不快害虫を寄せ付けません。 ・アリ、ダンゴ虫、ヤスデ、ゲジゲジ、ムカデ、ナメクジ、ハエ、蚊、ヘビ、ネズミ、 鳥(カラス・ハト・スズメ)・犬・猫などに効果があります。 だそうです。魅惑の天然成分。あれ。蛾なんて書いてないや。 ちなみにある年のうちのキンカン。アゲハの卵と若齢幼虫がいる。↓ アゲハに喰われ坊主。 まあ害虫だわなこりゃ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ そんな彼らも、ある程度の駆除やヒト以外の天敵によって淘汰されるから、爆発的には 増えずバランスが取れているのだと思うけど、もしもヒトが全てを駆除したら、この世から 「不快害虫」が居なくなったら、たぶんそれは「益虫」までもが住めない世界であり、 すでに危うい生態系は一層バランスを崩すのでしょうね。 生きとし生ける全ての中で、ヒトだけが(捕食や寄生としてではなく)他の生物の 営みを脅かしている。ヒト以外の生命は、ただ懸命に生きているだけなのに。 と、さっきウデに止まった蚊をペちっと叩いた私がいう。 スイマセン口先三寸。 ↑↓いつもクリック有り難うございます。とても励みになっています♪ にほんブログ村 @ageha http://plaza.rakuten.co.jp/Swellapara0505/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[チョウ色々] カテゴリの最新記事
|