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テーマ:暮らしを楽しむ(387533)
カテゴリ:キアゲハ飼育(フィルム)
昔々フィルムで撮ったキアゲハ飼育過去記の続きです。前回まではこちらから。
気付けば第1回を書き始めてから2年近くも過ぎてしまいました。新年だし、綺麗な 翅からスタート致します。そして完結。今年も美しい翅達に出逢えますように。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ キアゲハ飼育。vol 14-羽化-翅が伸びました。(完結編) 前回、だいぶ伸びてきつつも重そうだった翅は、こんなに軽やかになりました。 真っ赤なマムシグサとの色合いが美しい。10年ほど前の秋の10日、 午前10時20分頃のこと。デジカメと違ってフィルムだと写真に刻まれたこの データが全てなのも、なんだか時代を感じて面白い。 艶。 マムシグサ(Arisaema serratum)は有毒植物。実になる前の 葉が、鎌首を持ち上げたマムシに似ているから蝮草。 下がり翅。 上がり翅。 下がっていた翅が力強く上がると飛ぶ時です。 はたはた。 「あたし、この羽ばたきで異国の地に雨を降らすわ!」 とか言ってる。我が家で育ったチョウが私の指先で羽ばたくと(翅ばたく、と書きたい)、 チョウの匂いを嗅ぐために近くに来ていたモタ(猫)のハナの頭に鱗粉が付く。「ハナが 粉コナするー」と、モタが私に背を向け、何かのまじないでもするかのように両前脚で ハナを撫でるとバランスを崩して尻餅をつく(これ本当)。 尻餅をついたモタの巨体がしゃがんでいた私のヒジに当たり、指先のチョウに気を 取られていた私はとっさに反対の手をベランダの床についたつもりが睡蓮鉢の中に 突っ込んでしまい、激しく水しぶきを上げる。これに驚いたチョウは飛び立ちモタは家に 駆け込み、チョウにも猫にも愛想を尽かされベランダに一人取り残された私は肌に 粘りつき爪に入り込んだ粘土質の土と、鶏糞入りのクサイ水に浸かった右手を虚しく 洗い、洗っても洗ってもニオイが取れぬと遠い目をしたところにモタが戻って来て…。 うーん。 事の発端はモタ(猫)のハナの頭に付いたチョウの鱗粉。それがこんな大きな現象を 巻き起こすなんて…!という、バタフライ効果もしくはわらしべ長者的な話にしたかった のだけど、正月ボケのアタマでは来月ニューヨークに嵐を起こすような創作は遠かった。 まあいいか。(←諦めは早い。) さて。キアゲハ飼育記、長らくのお付き合い有り難うございました。書いている 私は懐かしい写真を改めて眺めたり、ああそういえばこうだったな、と色々な事を 思い出したり、とても楽しい時間でした。(のわりに2年近くも掛かったけどー。) そんな感じで今年ものんびり楽しく虫ネタを書いて行ければと思っております。 よろしくお付き合い下さいませ。 ↑↓2つのランキングに参加しています。クリックして頂けると励みになります♪にゃー にほんブログ村 @ageha http://plaza.rakuten.co.jp/Swellapara0505/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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