ageha的ニチジョウ
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agehaSwella
虫愛ずるインドアな猫好き。日々刻一刻と移り変わる 揺らぐものと揺らがないものの記録と記憶。主に虫ブログですが、 魚類や植物、気まぐれにカワイイモノも載せています。
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ひと月ほど前の話になりますが。ナミアゲハの終齢幼虫をプラケースに入れて、 ベランダに出して置くこと数日。蛹になる頃室内へ入れようとして、ふと見ると 寄生蜂が乗ってた。 3mmくらいのアオムシコバチ(こんなの)です。アゲハの幼虫はすでに蛹になるために 枝から下りてプラケース内を歩き出していて、歩く幼虫の背に乗るコバチ。 その光景はまるで巨大な王蟲を乗りこなすナウシカのよう。なんだか凛々しい。 (ナウシカが王蟲に乗るシーンなんて無かったけど!) 小さなコバチの凛々しさに比べて人間のやる事と言ったらなんとも情けないもので、 つい、払おうとする。それは猫科の動物に噛まれたら噛まれた部位を引かずに押し込め、 と分かっていても、人の心理として思わず引き抜こうとしてしまうのに似ている。 ガブガブ! (引き抜こうとすると更に牙を喰い込ませるけど押し込むとびっくりしてカパッと離す)、 終齢幼虫に寄生蜂が乗っていても、たとえ乗りこなしていても、前蛹までは大丈夫、 蛹になった直後の柔らかい皮膚に産卵管を刺すので脱ぐまでは大丈夫、と分かっていても 人の心理として思わず払おうとしてしまう。嗚呼哀しきパブロフ。 …それにしてもチビ時代のもた(猫)可愛いな! エヘ。 脱線するので話を戻そう。 で、不思議に思う事が有る。アゲハの幼虫が終齢(5齢)で葉を食べている間は 来ないのに、蛹化のため歩き出した途端、めざとく見つけて背に乗るのはナゼだろう。 私が見落としてるだけかも知れないけれど、私が見つけるのは決まって歩き出してから。 もしくはそれ以降。 なんで「もうすぐ蛹にな~る。」と分かるのか。食樹(うちではミカン科)を降りて終齢幼虫が 歩き出した時、食樹以外の場所でミカンのニオイでも発しているのか。ミカンのニオイが する動くものに反応、もしくは匂いじゃなく目に見える何かを発しているのか。 更には幼虫が前蛹になって約1日後、蛹への最後の脱皮を果たした最も柔らかい 状態に産卵管を刺すのも凄い。たぶん歩き出した終齢の皮膚は固く、産卵管を 刺しても既に出来つつあるその下の蛹の内部へ卵を生み付けるのは不可能なの だろうけど、なんで「終齢だ」「脱皮前だ」「ついに脱皮した!!」って分かるの?? ナゾです。凄すぎる。 そんなわけで未知の本能を秘めた愛すべきコバチを結局振り払い、室内へ入れた 幼虫は翌日無事蛹になったのでした。同居状況はこんな感じ。↓ ガガ繭。 先日のガガさま(オオスカシバ幼虫)は矢印の辺りで蛹になりました。 で、8日後。アゲハは羽化するようです。茶色かった蛹の色が変わりましたよ。 すけすけ。 成虫の腹部の色がまるっと透けています。年季の入ったモノサシが私の歴史を 刻んでいます。コバチを阻止し、蛹化用に入れた割り箸を無視し、きままに プラケースの壁で蛹になった蝶は「掃除」という面倒を残してもうすぐ羽化するのです。 でもガガは越冬だから掃除は来春までしないもんね。 ↑↓2つのランキングに参加しています。クリックして頂けると励みになります♪にゃー にほんブログ村 @ageha http://plaza.rakuten.co.jp/Swellapara0505/
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