ageha的ニチジョウ

去年9月から10月にかけて越冬蛹になったアゲハは4頭でした。

今回羽化したのは10月26日に蛹化した黒い蓋蛹です。
蛹化から蛹までは通常丸1日くらいなのだけど、思えばこの個体は
半日くらいで蛹になったせっかちさんです。



羽化は12日の日曜日。でもですね、先週から今週にかけて晴れたのは
たった2日。それ以外は真冬の寒さでしかも雨続き。

桜が終わる頃に夏日のような日が有ったので、1頭目はその気温に
釣られて羽化準備に入ったけれど、翌日からは雨の真冬日。


　出てくるまであたしが見ててあげるにゃっ！

普通、蛹の色が変わって「羽化するよ～」のサインが出たら、遅くても
24時間後には羽化する。なのに、あまりの気温の低さで羽化しなかった。

そのまま2日。

アゲハは10度を切ると寒さで体が動かなくなる。羽化する気満々なのに動けない。
と言うことは、このまま蛹の中で羽化出来ずに死んじゃったりするの？？

過去に、こんなふうに羽化予定日が真冬の寒さになる事なんて無かったので
どうしていいか分かりませんでしたよ。私のアゲハ飼育は基本的に自然任せ。

温度管理はせずに羽化して貰うのだけど、もしもこのまま蛹から出る事も出来ずに
死んでしまう事が有るならば、いっそ暖かい部屋に置いて羽化させちゃった方が
いいのかな？でも、羽化してもミゾレ雨続きの外には飛ばせない。それに
せっかく羽化したならたった1日でも青空を思い切り羽ばたかせてあげたい。

うーん悩ましい…。

　あ。出た！
　
出て来たにゃー！

　擬態？

結局、羽化出来ないまま死んじゃうくらいなら飛ばそう！と、晴れ予報の前日に
暖かい室内で羽化させて、丸1日めいっぱい飛んで貰う選択をしたのでした。
が、それが正しかったのかどうなのか、思い返すと悩ましいので有りますよ。

　数日前。
　前日。

「羽化するよ」と、この状態へ↑色が変わって、その後気温が下がって羽化しなくても、
そのまま放っておけばちゃんと1週間後でも羽化するのでしょうか？
2頭目はそれを試そうかと思ったのだけど。もしも本当に羽化出来ないまま
死んじゃったら絶対後悔する。後味悪すぎ。と、結局2頭目も晴れ予報の前日に
室内へ移動したのでした。（思い切りの悪いわたくし。）

もしも死んじゃったら、もう羽化するばかりだったのに一度も飛べなかった
なんてあんまりだ！と思うエゴイスト。そんな感じで今年の春は難しかった。

スズメも膨らむ寒さゆえ。

　春なのに！

ああでもないこうでもないとチョウチョの羽化に翻弄される春なのでした。

　気温差激しすぎー( ｰ´дｰ` )
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