ageha的ニチジョウ

大した話じゃない気もするのに何やら長くなっているコバチの話3回目。


ベランダで鉢ごとケースに入れて飼っているナミアゲハの幼虫は、
蛹化前のゆるいフンもして、アオムシコバチ対策のワイプもかけて、
あとは翌日蛹化して翌々日蛹になるのを待つばかりでした。（←今ここ）

　がんばったにゃ。

そして翌日。蛹になりましたよ。

　わー。

では、ちょいと開いて写真でも撮りましょうか。

　イカ耳。

この何とも言えないケゲンな表情のもた（猫）が、このあと起こる
悲劇（大げさ）を物語っていたのかも知れないとは、この時の私には
知る由も無かったのでありました。

　前蛹。
　蛹。
　嗅ぐ。

ところで　もた（猫）は、鼻の両サイドに点々模様が有るのだけど、
それがなんとなく虫っぽくて妙な感じなのです。



正面から見ると。

　似てる？
　うふ。
　檄似。


話を戻します。　　・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして元通りワイプを挟んでフタをして…。

夕方。もう羽化まで動きが無いのだけど（だって今手も足も無いもん）、
洗濯物を取り込むついでになんとなく覗いて見る。そしてショックを受ける。
なんと、蛹の背中にアオムシコバチが乗っているではないですか！

それはそれは乗りこなしてる感丸出しで、待った甲斐が有ったとばかりに
喜々として乗っている。はぁ？なんで？？いつ入ったの？？？

「？」を一杯頭の上に並べて、あぁもう取りあえず写真撮ろうかな…と、
一瞬遠い目をしたのだけど、いやいやいや。まだ間に合うかも！と思い直し
急いでフタを開けてコバチを追い払った次第です。いつ入ったんだろう。

あ、そうか、もた（猫）がイカ耳になった時か…。



あの時点では、まだ蛹の表面は柔らかかった気がする。でも、コバチが乗ったのは
あの後すぐじゃないかも。今乗ったばかりかも。いやーでもあれから何時間
経ったと思ってるんだよー。とかなんとか悶々と考えたのですが後の祭り。




時は過ぎゆきあれから9日。

6月5日に前蛹になって、6日に蛹になったのだから、あと数日か。
真夏だと最短1週間で羽化するけれど、このくらいの気温だと15日くらいでしょうか。
そんなわけであと数日で出るんだけど…。何が？そうよ。何が出てくるのよ！！
毎日ケースを覗くのが、なかなかオソロシイ今日この頃で御座います。

コバチの成虫が出てくるならまだ我慢出来る。蛹が完全に「こりゃダメだ」って
色になるのも諦めが付く。だがしかし。何がオソロシイって、蛹を喰い破って
コバチの幼虫がぼろぼろと蛹からこぼれ落ちるのを見たくないんだよぉぉぉぉ。

　それが憂鬱。羽化まで憂鬱。
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