9月2日の日記にwao~nさんからいただいたコメントへのお返事です。
長くなってコメント欄には収まりきらなかったので、こちらに書いておきますね。
以下、wao~nさんのコメントです。
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通級教室って、なんですか?
普通クラスっていうのは、いわゆる健常児のクラスですか?
支援クラスっているのは、普通に小学校にある支援クラスのことですか?
発達にもよるでしょうが、ワガコは支援クラスと普通クラスを科目によって移動するのかなぁ・・・ぐらいにしか思っていませんでした
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小学校における支援の仕方や区分については地域によって多少の違いがあるようです。
あくまでもうちの自治体での話になります。
通級教室の話の前に…
小学校就学にあたっては大まかに3つにわかれます。
1.普通クラス(地域の小学校)
2.支援クラス(地域の小学校)
3.特別支援学校
3.の特別支援学校も基本的には校区制です。
また、うちの校区の学校はどちらかというと知的の子が多く、
肢体不自由の子は校区を越えて別の支援学校という話も聞くので、
得意分野?があるのかもしれません。設備面の問題かもしれませんが…
1.2はどちらも地域の公立小学校です。
普通クラスか支援クラスかどちらをメインに席を置くかで
学校の対応なども違ってきます
普通クラスと支援クラスのどちらに籍をおくか、は学年が変わるところで
変動可能ですが、「支援学校から地域小学校への転校はできない。」
と思っていて間違いないと思います。
地域から支援学校へは学年替わりであれば転校可能です。
1.普通クラス
「親級(おやきゅう)」「原学級(げんがっきゅう)」という言い方もされます。
こちらに席を置く場合、例えば国語や算数など通常の授業についていくのが
ちょっとしんどいな。という場合に支援クラスでその子にあったレベルでの授業を
受けることがあります。
2.支援クラス(さくら組とかひまわり組とか優しい名前が多いですね)
こちらに席を置く場合、こちらの教室でメインに過ごし、給食や体育など
大丈夫そうな時間のみ普通クラスで過ごすこともあります(交流授業)。
交流せず支援クラスのみで過ごす子もいます。
ただ、この「交流授業」も曲者でして、
子供本人の状態や普通クラス側の受け入れ状態が整っているかどうか。
によってこちらの希望通りに行くものではないようです。
希望していてもまったく交流の時間を取ってもらえないこともあります。
そしてここからが通級の説明になりますが(前置き長すぎ。
うちの市の場合、7つか8つ小学校がありますが、そのうち1校だけに
通級教室が置かれています。
つまり、通級教室のために別の小学校に出向くということです。
原則送迎は保護者で週1回1時間だそうです。
授業時間としてカウントされるので、欠席や早退にはならないそうです。
いただいたプリントによると
『学習や集団生活友達関係などで悩んだりしている子供への
指導や支援をする教室です。
個別指導や小集団での指導で、勉強面だけではなく、コミュニケーション力、
社会性を身につけるために、ルールのある遊びや運動などの活動をします。』
という説明が書かれています。
つまり、これまで受けてきたOTやSTなどの訓練にお勉強の要素も加わり、
子供の状態によってはグループ指導もある。
そういう授業を受けるために週1回1時間だけ違う小学校まで出向くわけです。
というような感じでしょうか。
「費用のいらないOTやSTの訓練みたいなものだなぁ」って思っていました。
ただ、ここからのが問題。
対象となるのは
『市内小学校の通常学級に在籍するLD(学習障碍)やADHDなどの
発達障碍が気になるお子さんです』
そう、支援クラスに在籍している子は通級教室には参加できないんです。
普通クラスにいて「ちょっと気になる?」という子だけが対象なんです。
ということで、
1.普通クラス
ついていくのが難しい授業 → 支援クラスで授業を受ける
通級教室 → 勉強やルール・社会性を身につけるために授業を受ける
2.支援クラス
支援クラスメインで過ごす子もいる。
交流可能な授業は親級で受けることもある。
通級教室は対象外なので受けることはできない。
ただただ長い説明になりましたが、わかっていただけたでしょうか?
自治体によっては違う部分もあるかと思います。
その点はご了承くださいね。