タンクの凹み修理2
スタッド溶接機でタンクの凹みの引き出しには成功したのだが、溶接の欠点であるスタッドをねじ切った溶接跡の処理が問題である。ケミカルプーラーのように跡が残らない物は良いのだが、溶接はそうは行かない。溶接跡を消すにはサンドペーパーでは相手が硬すぎて日が暮れてしまう。ヤスリだとタンクが湾曲しているので他の場所を傷つけてしまう恐れがある。そこで、グラインダーのアタッチメントを物色してみた。あまり削り過ぎないが、硬い物でも削れそうなのはペーパー砥石ディスクだ。回転を緩やかに落として試してみると、これがなかなかよろしい。凸部が短時間に綺麗に削れるし、回りの少し高い所も適度に削れる。後はパテで軽く修正すれば塗装が出来そうである。他のエクボ状の凹みはピンを1本~2本で面白いように引っ張り出せた。ペーパー砥石ディスクで削るとパテも不要な位の修正が出来たものもあった。スタッド溶接機は軽いタンクの凹み修理には大きな威力を発揮する事が確認できた。ペーパー砥石ディスクで溶接跡を削ったタンク少し大きめのエクボ跡を修理中のタンク