笏取り虫
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ヤフオクで探したら、TLR200用のオイルシールとダストシールのセット1台分1,980円で販売されていたので買っておいた。35∅台湾製との事。「ダストシールの外径が純正より少し大きいので気になる人は削って下さい。」との注意書きがあった。純正でないので不安があったが、安さに負けて買ってみたのだが、純正品と比べてみたが違いが分からないほど良く似ている。材質も同じようである。新旧オイルシール新旧ダストシール
2015.05.30
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アウターチューブにはSHOWAのステッカーが貼ってある。たぶん後で貼ったのであろう。ステッカーに欠けなどは見当たらないので折角なので残そうと思っていたが、触っている内に欠けてしまった。経年劣化でカチカチになっていたのである。もう、こうなったら磨くしかない。グラインダーにナイロンディスクをセットしてステッカーもろとも表面を磨く。アルミの腐食も綺麗に落としたら、アタッチメントをバフに取り替えて、100均で買った青棒を塗りながらバフ掛けを行うと、鈍く光っていたアウターチューブが見る見る内に光り輝いて行く。後はクリアーを吹いて少しでもアルミ錆が出るのを抑えたいのだが、何時まで持つことやら.....。SHOWAのステッカーが貼られたアウターチューブナイロンディスクで磨いたアウターチューブバフ掛けを終えたアウターチューブ
2015.05.28
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さてさてフロントフォークの肝であるインナーチューブであるが、一見錆はあるものの、そう酷くは無いようなので、点検をしてみた。上部に錆が多いようだがこの部分は機能に関係ないので、どうでも良いが、問題は顫動部である。この部分に傷があると、折角新品にしたオイルシールを再び傷付けてしまう事になるので、注意が必要である。顫動部の下の方は綺麗なのだが、上の方に数箇所打ち傷や点サビがある。インナーを縮めてみると使えそうにも見えるが、アウトなような気もする。ストロークを小さくするようにカラーを挟んでバネを縮めるか。それではトライアルバイクのしなやかさが失われる。さて、どうするか悩む所である。取り敢えず2本ともバフ掛けしてみた。錆は取れて綺麗になったが、点サビは確実にメッキ層に浸入しているのが分かる。インナーチューブは欠品で新品は手に入らないし、高価であろう。安心なのは再メッキだろうが、そこまで踏み切れるのか.....。思っていたより錆が多かったインナーチューブバフ掛け後のインナーチューブ/点サビと傷が残る
2015.05.26
ダストシールがひび割れは右側の方が酷い事になっていた。サイドスタンドを立てると、どうしても左側に傾斜するので右側が損傷し易いし、雨も掛かり易いので、右側の損傷が大きいのは当然であろう。しかし、この状態では水が浸入している事は確実である。ダストシールを外してインナーチューブを抜いてみると.....。うっわぁ。オイルシールを留めるスナップリングが錆と同化している。どれがリングなのか見分けが付かない状態である。精密ドライバーでスナップリングのプライヤーの先を嵌める穴を探したが、両方とも欠落している事が分かった。こうなるとスナップリングプライヤーは使えないので、錆びたリングを外すすべが無い。いっその事、リングが全て錆で風化してしまっていれば良かったのに、他は何とかリングの形状を保っている所が恨めしい。何処かで折れないかと思ってドライバーの先でつついてもダメである。これは困った。リングの欠落している部分からドライバーの先を差し込み、リングをコジっているとアウターチューブとの隙間が僅かに出来た。そこを逃さずもう一本のドライバーを隙間に挿し込むと少しずつ外れてきた。思わぬ長時間に亘る格闘の末やっと錆び付いたスナップリングを外す事ができた。古いオイルシールは、アウターチューブの縁に傷防止の自転車のチューブを挟んで、タイヤレバーでこじるとアッサリ外れた。左側のスナップリングも錆びていたが、右側ほどでもなくこちらは、スンナリと外す事ができた。両方ともスナップリングは使えない。HONDAにあれば良いのだが.....。ひび割れたダストシール錆でスナップリングの形状も分からないチューブの中手こずって取り出したインターナルサークリップ、オイルシール、バックアップリング
2015.05.24
左側のフロントフォークからオイルが漏れている。車体を左に傾けて駐めるので、長期保管をしているとどうしても左側のオイルシールがやられてしまう。どのみちオーバーホールは必須なので、気にする事ではない。フロントフォークは車体に組み付けた状態で、トップキャップを少し緩めて置かないと、万力などが必要となる。トップキャップを外したら、中のカラー、ジョイントプレート、スプリングを取り出し、逆さまにして中のオイルを容器に移す。このオイルは替えるのが面倒なので、新車時から替えていない車体が多い。従って、黒く汚れたのを通り越して、灰色になったり、殆ど無くなっていたりする事も多々ある。こうなってしまったら最早、サスペンションの機能はスプリングの伸び縮みだけである。しかし、このフォークオイルは2本供少し黒くはなっているが、想像したものより綺麗で、量も減っていない。一度はオイル交換をしていると思われる。オイルが抜けたら、アウターブーツの下側にあるキャップボルトを緩めれば分解できるのだが、このボルトは共回りしてしまうので、専用工具が必要になるらしいが、そんな物は持っていないので、毎度の事ながら、電動インパクトレンチに6ミリのヘックスビットソケットを取り付けて一気に大トルクを掛けて外す。これでフォークはバラバラになった。フロントフォークから抜いたサスペンションオイルアウターブーツのキャップボルトに挿し込んだヘックスビットソケット
2015.05.22
ステアリングレースに盛られた古いグリスをウエスで拭うとピカピカに輝くレースが現れた。じっくり観察してみたが、段差が付いている箇所や大きな摩耗は見当たらなかったので、レースはこのまま使用する事にした。TLR200のベアリングは上側と下側共に同じサイズで、同じ18個ずつである。(#8)古いグリスをウエスで拭って、新しいグリスを盛ったレースに置いて行く。ステムをフレームの下側から通してレースで押さえ、トップスレッドを締める。これで一安心だ。その上からトップブリッジ、ステムワッシャー、ステムナット、ステムキャップを取り付ける。ステムナットはこの段階では軽く締めて、トップブリッジが動くようにしておかないと、フロントフォークが入らない。古いグリスを拭ったステアリングレースステムにセットされたベアリング
2015.05.20
TLR200のトップブリッジはアルミにブラック塗装を施している。汚れや塗装剥げをボンスターで磨いて、パーツクリーナーで洗浄の後、フロントフォークが当たる部分にマスキングを施し、ハンドルパイプアッパーホルダーと共にアクリルのブラックを吹く。アルミへの塗装は塗装剥げを起こしやすいので塗装には向かない。特殊な塗料があるようだが、手に入らないので、なるべく古い塗装を剥がさないようにして、上から塗装した。ステアリングステムは、アルミのシルバーにクリアーを吹いているだけなので、あちこち腐食して、クリアーは剥離してしまっている。このまま磨いただけでは、直ぐに腐食してしまうので、やむなくシルバーを吹いた。どれ程もつか分からないが、外見上は綺麗になったので、良しとしよう。ステアリングステムとトップブリッジ塗装前のトップブリッジ
2015.05.18
スイングアームをフレームに取り付けるのだが、両側のダストシールキャップが外れないように両側を見ながら慎重に嵌め込んで行く。ピボットボルトは左側から挿し込む。このボルトだけ頭が一部切れており、フレームに同じ型が付けてあるので、挿し込んでしまうとボルトが回らないようになっている。ソケットレンチで締めるにも右のナットだけを締めれば良いので便利である。ダストシールキャップからはみ出した余分なグリスを拭き取って取り付け完了である。 フレームに取り付けたスイングアームピボットボルトの頭と同じ型のフレームの凹み
2015.05.16
スイングアームには取り付け部にカラーが入っている。塗装をするために予め抜いて、両側からウエスを突っ込んでいた。取り付け部の中は、まだグリスが残っていたが、劣化や汚れがあったので、パーツクリーナーで洗浄。カラーの中と外も古いグリスを拭い去り、パーツクリーナーで洗浄した後にグリスをタップリと塗って組み付ける。左側にチェーンスライダーを形に合わせて嵌め込み、両側からグリスをタップリ塗ったダストシールキャップを嵌める。これでフレームへの装着準備が完了した。カラーを挿入したスイングアーム
2015.05.14
段々とテンションが上がって来たので、スイングアームにチェーンテンショナーを取り付けた。スプリングの錆は少しだけだったので、少し磨いてグリススプレーを吹いて、12ミリのボルトにグリスを塗って固定する。後で気が付いたのだが、スプリングはTLM50の予備部品の方が綺麗だったが、めんどくさいので、取り替えるのはやめた。このスプリングはスイングアームの裏側で、水や泥で汚れやすいと思われるのだが、不思議とどの車両に付いているものも、錆は少ない。雨が直接あたらず、よく乾燥する場所だからだろうか。ついでに気休めに、スイングアームの中の錆止め用に空気穴から亜鉛塗料をスプレーしておいた。空気穴は外しておいたゴム栓で塞ぐ。スイングアームに取り付け中のチェーンテンショナー
2015.05.12
スイングアームに付いていたチェーンスライダーはチェーンで擦れて摩耗していたが、風化でボロボロになることなく、まだしっかりしていた。いままで分解したバイクの中で、まだ再利用できるチェーンスライダーが付いていたのは初めてである。殆どは無くなっているか、付いていても触るだけでボロボロになるのが通例である。この部品の交換はスイングアームを外さなければ出来ないので、摩耗して千切れて無くなってしまっても、そのままにしている車両が多い。TLM50では廃番となっているようで、200用のスライダーを加工して取り付けるのが定番となっているようである。と、言う事はTLR200用はHONDAにまだ在庫があるという事だろう。外したスライダーはまだ使えそうなので、パーツクリーナーとブラシで汚れを落として、再利用する事にする。TLR200のスイングアームから取り外したチェーンスライダー
2015.05.10
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さあ、ここからは組み立て編である。フレームにエンジンを乗せる方法はいろいろやってみたが、他を組んでしまうと乗せるのが難しい事が分かった。フレームを立てた状態でエンジンを乗せると、折角綺麗に塗ったフレームに傷が付いてしまう事が多々あるし、何よりエンジンを持ち上げなければならず、重い。腰痛が再発しそうになるのである。1人で作業すると尚更である。一番傷が付きにくい方法は、先ずエンジンに傷が付かないように布などを厚めに敷いて、その上にエンジンを横に寝かす。その上からフレームを被せように置いて下側からフランジボルトの穴を合わせて行く。次にボルトを通して仮留めをしてみる。この方法が力がいらず、フレームも傷つかない。前側のエンジンハンガーを取り付け、最後に上部のエンジンハンガーにボルトを通すのだが、穴の変形が甘かった。1ミリほど更に変形が必要になりヤスリで成形する。全てのボルトが通ったのを確認したら。順番に抜いてグリスを塗ってワッシャーを確認しながら再び挿し込んで行く。全てのナットを指で締めたらフレームを起こして本締めを行う。TLRはエンジン前方にもハンガーがあるので、作業は非常に簡単である。フレームに1つの傷を付けることなく、エンジンを乗せる事ができた。ここまでは到って順調である。フランジボルトを通す前のエンジンとフレーム
2015.05.08
エンジンを大まか磨いたので左右のエンジンカバーの塗装の凸凹をボンスターで均す。この部分は塗装の予定だが、これも外すとガスケットの交換等面倒な事になるので、以前ホームセンターの安売りで1ヶ100円で仕入れていた布コロナマスカー(壁を塗ったりするときに窓などを養生する粘着テープ付きビニールシート)を使う。緑の部分が粘着テープになっているので、クランクーケースとクラッチカバーの境目のクランクーケース側に1周貼って行き、ビニールを拡げるとエンジンがクラッチカバーを残してスッポリ隠れる。初めて使ったがこれは便利である。塗装前に塗料が乗っては困るオイルキャップを外し、ウエスを突っ込み、キックシャフト、クラッチレバーはマスキング、取り付けボルトは全て抜いて小さく切ったウエスを突っ込んだ。後は耐熱塗料のシルバーを吹いて終わりである。クラッチカバーなどは、シリンダーと違ってあまり高温になることがないので、普通の塗料でも良いようだが、念のために耐熱塗料を使っておいた。塗装が終わったクラッチカバー/手前は布コロナマスカー
2015.05.07
XL125Sのエンジンは分解せずに磨く事にした。道具はワイヤーブラシ2種類とボンスターである。細いワイヤーブラシはエンジンのフィンの間を磨くもので、もう一つは広い部分を磨く。ボンスターはホームセンターの台所用品売り場に置いてあった。これは何も付けずにクランクケースを擦るだけである。意外に汚れが素早く落ちる。タペットカバーは外してグラインダーで磨いた。何れにせよピカピカにする訳ではないので、その辺は適当で切り上げる。ボンスター上からボンスター/細ワイヤーブラシ/先曲がりワイヤーブラシ
2015.05.05
XL125Sのエンジンはアルミで、エンジンカバー以外は塗装は施されていないようである。長年の埃とアルミの腐食で36年間の歴史を感じる。丸ごとブラストして耐熱塗料を塗ろうかとも考えたが、あまりピカピカにし過ぎてもどうか...。それにヘッドやシリンダーを外すとガスケットも取り寄せなくてはならないし、第一面倒だ。(これが一番の理由だったりして。)このエンジンは古い物だけれど、オイル漏れなど見あたらない。そこで、汚れだけを大まかに落とす事にした。左右のエンジンカバーはTLM220でやったようにマスキングして塗装だ。ヘッド部分/袋ナットが1つ錆びている右側のフィン部分/フィンの隙間に汚れが溜まっているクランクケースカバー/アルミの腐食により塗装が剥げている
2015.05.04
塗装が乾燥したので、仕上げのクリアを吹く。これもウレタンクリアである。硬化剤とシンナーを加えて400ccほど作る。塗りにくい裏側からテカリが出るように吹いて行く。タンクの表面を吹いた時2箇所ほど、垂れたが余り目立たないのでよしとする。タンクはガソリンがこぼれて塗料を剥がす事があるので、ここは必ずウレタンを使いたいところである。この作業が終わればいよいよ組み立てに掛かれる。去年の12月からバラシに掛かってから苦節5ヶ月やっとここまで来た。クリアを吹き終わったタンククリアを吹き終わったフレーム
2015.05.02