周南市の地新平ヶ原公園キャンプ場でぼっちキャンプ
11月も終わろうとする26日の日曜日の午後から山口県の湯田温泉への出張が入っていた。折角山口まで行くのだから帰りにぼっちキャンプを計画した。湯田温泉へのアクセスをGoogleMapで確認すると、山陽道から山口JCTを逆方向つまり広島方向に少し戻ると最近出来た湯田温泉スマートICがあるので、ここで高速を降りるのが楽なように思えたが地図をよく見ると、山陽道の防府東ICで降りてR262を使う方が距離的には近いとわかった。道路も真っ直ぐ延びているのでスピードも出せるだろうと思いこのルートに決定。当日午後1時過ぎ、キャンプ道具を積載した工作車で出発。エアコンのコンデンサーの修理が未だ出来ていないが、この気温では使用する事はないので問題無い。高速は快調だったが、徳山東IC出口の看板が見えた時、防府東と完全に間違えてナビの指示もないのに慌てて出口に向かってしまった。ICを降りてナビの時間をみたら、目的地まで1時間30分と出ていた。そこで初めてICを間違えて降りてしまった事に気が付く始末である。東、東と思っていたのが悪かったようである。情けない話しである。再び高速に復帰して今度は間違いなく防府東で降りる。思った通りR262は走りやすい直線道路だった。今日は目的地に着く前に参道の両側一面に彼岸花が咲く鰐鳴八幡宮に参拝する予定なので、途中で国道から離脱する。鰐鳴八幡宮は二階建てのような拝殿を持つ立派な神社で拝殿前には仙水付きの庭もある。参道の彼岸花は花は当然無いが、筋状の葉が沢山出ていたその量をみてシーズンには相当な数の花が咲くのだろうと想像出来た。神社の広い駐車場の隅にクルマを駐めて、コーヒーを飲むべくギャレーで湯を沸かす。のんびりとコーヒーを飲みながら、本日の宿泊ホテルを確認するも、新しいホテルなので、カーナビに表示されないので、スマホナビで行く事した。ホテルには別館で温泉が用意されており、松田屋での会食の後、温泉に入る事ができた。流石湯田温泉。翌日の仕事が終わったのが午後1時、スマホで食料調達場所を探すと近くに海鮮市場なるスーパーマーケットがあったので、行ってみると、何とスーパーの駐車場が有料。1時間200円だ。有料駐車場のスーパーは初めてだったが、仕方がないのでこの店で本日の鍋料理の食材を購入し、山口ICから中国道に乗り、周南市の鹿野ICまで走り、山口方面に県道9号を少し引き返すとスーパーマーケットがあった。こんなもんだ。更に下ってキャンプ場の看板を脇道にそれると枯れ葉だらけの細い山道に変わり、間も無く高瀬湖の上流の新平ヶ原公園キャンプ場に到着する。このキャンプ場は無料でありながら、設備やロケーションなどが優れているとして県内では人気が高いらしい。キャンプ場は桜の木が植えられた林間区域と一段下がった平原区域に分かれており斜面の下には川も流れている。この時期で、しかも平日なので誰もいないと思いきや、ワンボックスが1台駐まっていた。早速、河原に降りて薪を集めて、焚き火の準備に取り掛かる。午後4時頃、焚き火台を組み立て焚き火を開始。今日は思ったほど、気温が下がらず、持って来た防寒着も必要無い。本日は豚肉と野菜やキノコを入れた醤油仕立ての鍋で、清酒のカップ酒を飲もうという算段だ。鍋の準備に取り掛かる頃、ワンボックスが帰って行った。デイキャンプだったのだろう。これでまたしても、ぼっちキャンプとなってしまった。鍋をつつきながら酒を飲んでいると日が暮れて来た。看板に熊の目撃情報が書かれていたので、ここでも熊が出るらしい。今日も一応熊撃退スプレーを持参し、手元に置いているのだが暗闇の中忍び寄られた分からないだろうが、入口に蛍光灯が1灯点っているのが心強い。そうこうしている内に雨がポロポロと降り出した。今回は車中泊で昨年買ったー20°対応と謳う中華製のシュラフを試すべく持参したので、鍋と酒を車内に持ち込み、心ゆくまでぼっちを楽しむ。酒が終わったので、スマホでYouTubeでも見ながくつろぐ事にする。中華製のシュラフを広げてみるとマミー型ではなく封筒型でかなりゆったりしている。中に入ってファスナーを上げて眠ってみると段々と暖かくなり、ついには暑くて服を1枚脱いだ。明け方には少し肌寒く感じたが暖房なしでもまずまずだった。当夜の気温は少し高めだったので快適であったが、真冬になったらどうだろうか。少し不安が残るお試しシュラフであった。朝になり雨は殆ど上がっていたが、薪も濡れていたので、車内のギャレーで昨夜の鍋の残りにうどんと卵を入れて朝食とした。車中泊はテント泊と違って、車内で全て完結できるし、シュラフやエアーマットなどを袋詰めする必要も無い。特に雨の日は濡れなくて済むのが有り難い。夏はテント、冬は座席を倒しての車中泊、春と秋はオートフリートップを上げて2階での車中泊が良いかも知れない。工作車に苦労してギャレーを取り付けた効果は抜群で、車内で水が使え、コンロが使える利便性は格別なものがあり、大いに威力を発揮した。鰐鳴八幡宮駐車場でコーヒータイム山道の彼岸花が有名な鰐鳴八幡宮周南市の新平ヶ原公園キャンプ場薪を集めて夕食の鍋を煮る電動シェードを下ろしてお休みタイムに入った車内霧が立ち込める中朝食のうどんを煮る桜の木が植えられた林間区域