正月跨ぎの工作車修理
工作車のエアコンの効きが悪いので、娘のツテで電装屋に検査して貰い故障箇所の特定に漕ぎ着けた結果、エアコンコンデンサーのガス漏れという結果になったので、ヤフオクで出品されていたコンデンサーの写真と型式で適合の可否を尋ねたら、まさかの不適合との悲しい知らせが届いた。ロシアから出品されているパチ物は買う気がしないので、他を探したがなかなか見つからず途方に暮れていたら、娘がガス漏れ点検済みの中古を1万円で探してくれた。これで、やっと部品が揃ったので、年末に修理に出したところで、電装屋から娘の所へ「ついでに各所をを点検したところ、エンジンマウントがかなりへたっているので、交換すると振動がなくなって劇的に乗りやすくなるよ」とアドバイスが入った。エンジンマウントとミッションマウントを新品に交換すれば、静かになって、ストレスがなくなる事は以前から分かっていたのだが、マウント自体は安いものなのだが工賃が高いし、古いクルマなのでどれ程の効果があるのか分からないので今まで放置していたのだが、工賃も頑張ってくれると言う事なので、マウント交換もお願いした。それと、暖房の効きも今一つなので合わせて点検もお願いしたら、冷却配管に付いているサーモスタットの不良も発覚した。費用が嵩むがここは交換しかないだろう。古いクルマなので弄りだしたらあれもこれもと交換部品が増えてくるのは致し方ないが、冷暖房が効かなくなったら、今のご時世クルマとは言えないだろう。修理箇所が増えた事で年内納車がずれ込み、正月を挟んで1月3日の納車となったが、毎年正月は何処にも行かないので問題無い。1月4日、所用で近くまで出掛ける用事ができたので、修理後の工作車のエンジンを初めて掛けてみた。キーを捻るとセルが回り後は音もなくエンジンが掛かる。何?。何時ものような振動が全くないのだ。車体が全く揺れない。嘘みたい。走ってみるとディーゼル特有のガラガラ音はするが、他に何も音がしないので、新車に乗っているようだ。凄い。エンジンを切ってみると、これまたたまげた。エンジンが何時止まったのか分からない内にスゥーと止まる。まるで別のクルマに乗っているような錯覚を覚える。エンジンマウントとミッションマウントを交換するだけでここまでハッキリと静かになるものだろうかと、正に驚愕した。エンジンも静かになっているような気がしてまるでガソリン車に乗っているようにも思える激変振りには脱帽した。たった3ヶの小さなゴム部品なのにクルマの性能をここまで変える事が出来るとは、恐るべしエンジンマウント。外したマウントは一度確認したかったので、車内に置いてもらっていた。箱から出してゴムブッシュのへたり具合を確認してみると、かなり潰れていて金具と金具の隙間がかなり狭まっていた。厚みを計測してみると35ミリ。純正のマウントが43.2ミリだから8.2ミリもへたっていたのだ。恐らく新車から一度も交換していないだろう。エアコンと暖房は走る距離が短かったので、何とも言えないが、冷房は以前よりかなり改善されたように思えた。今年の夏は何とか乗り切れそうだ。だが、修理必須箇所はまだあった。部品と工賃の見積が出てからもう一度整備工場送りだ。工作車から外したエンジンマウントとミッションマウントかなり潰れているゴムブッシュミッションマウント