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906tom@ Re:フロントブレーキ修理(05/09) 太田ガレージに入庫する中古物件にしては…
2017.06.18
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カテゴリ:Touring
カブ90が一応の完成を見せ、福さんのとの予定が合った6月16日念願のしまなみ海道ツーリングに踏み切った。おっさん2人でR2を尾道までカブで走る体力は既に失せ、酒を飲む気力しか残っていないので、工作車を使い美味しい所だけカブで走る事として、工作車にカブとラダーを積み込み午前7時10分出発。玉島で福さんのカブを積み込んだのだが、その時、右ミラーが工作車の天井に挟まれて割れてしまった。幸先が良くない。不吉な予感がする....。今日のツーリングを暗示するかのようだ。しかし行かねばならぬ。気を取り直して工作車を鴨方ICから山陽道へ乗り入れる。朝方小雨が降ったものの西に進むにつれて天気は回復。今日も上々の五月晴れならぬ梅雨晴れだ。
福山西ICで降りて直ぐの所に福さんの友人がおり、広い駐車場に工作車を乗り入れ、カブ2台を降ろす。車載のためにエンジンの掛かりに不安があったが2台ともキック1発で掛かった。暖機運転を終え9時30分スタート。R2を尾道に向けて走る。これから瀬戸内海に架かる7つの橋を渡って目的の今治まで往復するのだ。最初は尾道水道に架かる尾道大橋546m。この橋は亀井静香の尽力により数年前に無料になった事で向島は近年住宅が増えて立派な町になっており車の量も多い。ICの入口の案内標識につられて道路を曲がると後を走る福さんに間違いを指摘された。道路標識は有料道路のICに行くもので、原付道は道路の路肩に所々に今治と書いた青線に従って進むのだそうである。なるほど、路肩には白線と青線がダブルで引いてある。蟻の行列のようにこの線さえ見ていれば次の橋まで行けるのだ。
二番目の橋、因島大橋まで来たら、原付道、自転車道、歩行者道の小さな看板があった。この看板を目印に進むのだが、看板が小さく目立たないのでゆっくり走らないと見逃してしまう。実際帰るまでに殆ど見逃して行き過ぎてしまった。それと、橋によっては原付道が自転車、歩行者道と分かれているものもあれば、一緒になっているものもあり、ややこしいのである。
原付き道は橋に登る幅2m程のクネクネ道となっており、自転車が走る事もあるので注意が必要である。吊り橋の因島大橋は1‚270m料金は50円。橋の上は風が吹いて気持ち良いし、眼下に見える海は紺碧で実に美しい。
車で有料道路を走ると今治まで直ぐなのだが、原付道を走ると橋を渡ったら島に降りて半周して、また次の橋に登って行く事の繰り返しとなるので、かなり時間的にはロスがある反面、1つ1つの島をゆっくりと見て回る事ができる楽しみもある。
通行料は橋の終わりで料金箱の中に各自で硬貨を投げ入れるようになっている。1台1台払うのは面倒なので、以後は後を走る福さんが2台纏めて払うことにした。監視カメラに写った私のカブは何時も払っていないように見えてしまうのが少し気に掛かる。因みに自転車は平成30年3月31日までは取り敢えず無料との事、歩行者は当然無料である。
因島大橋を渡ると因島だ。ここは造船で栄えた島で今でも造船所があちこちに点在する。海沿いをぐるっと回って次は生口島に架かる斜張橋の生口橋790mだ。料金は50円。この島には西の日光と呼ばれる耕三寺があるのだが、今日は寄っている暇はないので、先を急ぐ。
次は、斜張橋の多々羅大橋1‚480mを渡って大三島だ。料金は100円。大三島は大山祗神社が有名であるが、ここも時間の関係で省略。大三島と生口島の間にはひょっこりひょうたん島のモデルになった瓢箪島もある。伯方島を眺めながら休憩していると、松山ナンバーの125ccスクーターに乗る世話焼きオジサンが通り掛かり伯方には「美味しいチキンカレーがあるので是非食べなさい。私は高いから食べないけど....」と聞きもしないグルメ情報を話し掛けて来る。このままでは話しが何時終わるか分からないので、早々にヘルメットを被って退散する。
次は、アーチ橋の大三島橋328m。通行料50円だ。この橋を渡ると伯方の塩で有名な伯方島に上陸となる。次の橋まで近いのでこの島は直ぐに通り過ぎた。今日は平日とあって原付バイクは少ない。山のような荷物を積んだカブは2台すれ違っただけであったが、自転車が多い。特に女性と外国人が目立つ。カブに乗らず自転車にすれば腹も少しは凹むと思うのだが....。
次は、最後の島に架かる伯方・大島大橋だ。鋼箱桁橋の伯方橋325mと吊橋の大島大橋840mの複合橋は通行料50円だ。大島と伯方島の間に鵜島があり、更に鵜島と大島の間に小さな能島がある。この能島は複雑な海流に囲まれていて近いのだが容易には近づけない難所となっているので、村上水軍の一派能島水軍が水軍城を構えた所として有名である。海辺で眺めていると観光船が1隻激流に挑んでいた。鳴門海峡を思わせるような潮流の速さだ。
次は、いよいよ四国本土に架かる吊橋の来島海峡大橋4‚105m。料金は200円だ。この堂々とした橋は世界初の三連吊り橋だそうである。この海峡で採れる鯛は身が良く締まり絶品である。今日はその鯛を食べるのかと思いきや、福さんがどうしても食べておきたいと言う今治の中華料理「重松飯店」の焼き豚玉子飯を食する事になった。店に着いたのが12時30分、福さんは列ぶ覚悟でいたようだが運良く席が空いていた。店内には客が一杯で活気があり、当然名物の焼き豚玉子飯のオーダーが多い。量が多いと言うので並を2人前とギョウザ1皿を注文。運ばれた焼き豚玉子飯はご飯の上にタレを絡めた焼き豚がビッシリと乗って、その上から半熟玉子が2ヶ乗ったドンブリのようなものであった。黄身を砕いて混ぜて食べるとこれが以外にも予想を超えた旨さである。満足。満足。
さあ。後はゆっくりと帰るだけだ。この調子だと早く帰れそうだ。地図を見ると来島海峡大橋の真ん中辺りに馬島があり、原付道からエレベーターで島に降りる事が出来るようだ。島の端に灯台があったので行ってみる事にして、巨大なエレベーターに原付バイク2台に跨ったまま乗った。「エレベーター内ではエンジンを切って下さい。」と書いてある。こういう経験は初めてである。
灯台の麓まで走ったら石段の脇に細い獣道があったので灯台に登れるかもと思い、迷わず突っ込むと直ぐに海に出た。海岸に降りる前に段差があったので急ストップ。ここは以前はホテルでもあったのだろうか、プライベートビーチになっている。その先は岩に天然の穴が開き反対側に出られるようになっている。ビーチの見学の後が大変だ。来た道は狭いのでUターンはできない。仕方がないのでカブを一旦ビーチに降ろし向きを変えようとするが砂にタイヤを取られて動かない。前に回ってハンドルを引っ張ろうとしたらフロント右ウインカーに足が当たって「バキッ」と嫌な音が....。そ~と触ってみたら少しぐらつく程度で完全に折れてはいないようだが、また、やっちまった。何とか無理矢理向きを変えて、もと来た道へ引き返すが、道が余りにも狭いためにアルミの新品ステップが石に当たってガリッと傷を付けてしまった。また、また、やっちまった。朝の不吉な予感が的中したのだ。傷心のままエレベーターに乗って馬島を後にする。3階が自転車、歩行者、終点の4階が原付だ。福さんがエレベーター代を2台分料金箱に入れたようだが、後で調べたら来島海峡大橋は馬島までが100円、全線通ると200円となっているようである。従ってエレベーター代は払う必要が無かったのである。
暫く走っていると福さんがフロントタイヤが揺れていると忠告してくれた。そういえば時々何となくフワフワした感じがあったので調べてみると、タイヤのヒビが大きくなり、所々で膨らみが確認出来る。10年以上前のタイヤ故に劣化の上に急に酷使したため、表面のゴムとカーカスが剥離して来ているようだ。これはもう限界だろう。この後大きな災いが起こらなければ良いのだが....。そうは行かなかった。
大島から伯方島へ渡る伯方・大島大橋の途中に無人島の見近島に降りる道がある。この道は島にある見近島キャンプ場に行くための道であり、当然車では降りる事が出来ないのだ。見近島キャンプ場は草を綺麗に刈られた広場を中心に海水浴も出来そうなビーチが広がり、管理棟、水道施設、水洗トイレ、藤棚が完備され、管理人により掃除も行き届いている。これだけのロケーションと設備があるキャンプ場が無料で、しかも原付と自転車、徒歩でしか来る事ができないので、変な輩はいない。まさにカブ乗りの聖地となっているようである。既にテントが4張あり、松山から来た125ccスクーターの旅人は缶ビールを開けて既に一杯やっていた。うらやましい。顔を洗ってサッパリしていると、小さな島なのにアオダイショウが散歩していた。何処から来たのだろう?キャンプ場でのんびりしていたら、橋の上から赤カブに、赤いリアボックスを付けて、更に赤いランドセルをサイドに付けて、赤いヘルメットを被った多分広島ファンのライダーがこちらに向けて写真を撮っていた。橋の上で追いつくと何と女性のソロツーリングだった。ランドセルは子供のお下がりだそうだ。125ccの赤カブに良く似合っている。
伯方島の道の駅「伯方S・Cパーク」で休憩。伯方の塩ソフトクリームを食べてみる。少し塩味が効いてなかなかの味だった。寄り道ばかりしていたので帰り道はかなり時間を喰ってしまった。急いで帰ろうとついついスピードを上げすぎて原付道を見逃したので、咄嗟にブレーキ。後に福さんがいる事を忘れていた。次の瞬間リアボックスに衝撃音。福さんのカブが止まれず後部に激突したのだ。信号でもないのに急ブレーキを掛ければそりゃあ止まれないわな。福さんは激突の直前に目にも止まらぬ速さでポンピングブレーキでタイヤのロックを押さえながら、華麗なカウンターステアを切ったかどうかは見ていないので分からないが、リアボックスにクラッチレバーの接触により小さな傷がついただけで、お互い転倒する事も無く事無きを得たのだが、何の予告もせす急ブレーキを掛けた責任はほぼ私にある事は間違いない。反省。深く反省。最後にとうとう不吉な予感が本物になってしまった。そんなこんなで休憩したり、道を間違えたりで、30キロで走る赤カブに追い越されたり、追い抜いたりでやっと本土に辿り着いた。駐車場でエンジンを冷ましてから工作車に積み込み、一路鴨方ICへ。玉島で福さんとカブを降ろして、R2で帰宅。カブを降ろして片付けをしたのが7時10分。早く帰れるどころか7時のニュースにも間に合わない時間となってしまった。
福さんのカブ90はPC20キャブにJUN?のマフラー、ハイカムにフロントスプロケット交換とノーマルではとても敵いそうにない改造を施しているので、ついて行けるだろうかと心配していたが、排気量は同じ90ccなので、目を見張る大差がないようだったので助かった。
オフロード性能は急坂も登ってみたが、先ず先ずの走りを見せたのは良かったが、狭路では低いステップが邪魔になった。
ツーリング性能では大きなリアボックスが有り難い。何でもポンポン入れておけば無くする事もない。それと以外に便利だったのはドリンクホルダーだった。後に手を伸ばせばペットボトルがすぐに取れ、信号待ちでも余裕でお茶が飲めた。

不吉の前兆となる割れた右ミラー

工作車に格納されたカブ2台

因島大橋に向かうカブ

美しい斜張橋の生口橋

通行料を入れる料金箱

大三島橋とカブ

来島海峡大橋に繋がる原付道

来島海峡大橋の橋上

橋上から馬島灯台を望む

馬島へ上陸するためのエレベーター

行き止まりとなってしまった獣道とカブ

馬島灯台付近のプライベートビーチ

馬島灯台下のほら穴

悲しい結果のアルミステップ

橋上から望む見近島キャンプ場

見近島キャンプ場

見近島キャンプ場のアオダイショウ





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Last updated  2020.07.24 14:09:21
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