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2018.08.19
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盆明けの17日、熱波地獄から脱出しようと家族3人で避暑に出掛ける事にした。近場で涼しい所は大山の頂上くらいだが、登る元気がない。日帰りで行けて涼しい所はやはり四国カルストだ。四国カルストと言えば2年前のツーリングで頂上の姫鶴荘に泊まったが、到着前から明け方にかけて生憎の雨で、折角の景色を見る事が出来なかった。その途中の瓶ヶ森林道も頂上はガスで、これまた絶景を見逃しているのだ。「よし、今回はそのリベンジだ。」という事で、軟弱にも工作車で出掛ける事にした。気持ちの良い四国カルストの天狗高原でサイクリングでもしようとブロンプトンも積み込む。
朝一番で出発しようとしていたのだが、なんやかんやと用事が出来たり、グズグズしていたので、出発が9時にずれ込んでしまった。ちょっとハードな嫌な予感。(ここで止めとけばよかったと後の後悔)山陽道の福山西ICから「しまなみ海道」へ乗り入れ、今治まで走る。やっと四国だ。瀬戸大橋経由の方が早いと思われるが、同じ道は通りたくないので、前回のツーリングと同じアプローチとしたのだ。今治から伊予西条まではバイパスとR11を乗り継ぐ、工作車の燃料計を見ると1目盛りしか減っていないが、西条で満タンにしておく。R194からは瓶ヶ森林道に入るのでガソリンスタンドは無いのだ。前回のツーリングでの経験から、四国の山間部にはガソリンスタンドが殆ど無い事は分かっている。不測の事態に備えてこまめに給油する事に越した事はない。
R194を寒風山トンネルまで快調に走る。トンネル内でエアコンを切って、窓を開けると冷気が流れ込んで来る。恐らく20度は大きく下回っているだろう。トンネルを抜けて2kmほど行くと、道の駅「木の香」がある。丁度12時前となったのでここで昼食。来た道を引き返し、寒風山トンネル手前から瓶ヶ森林道へのアプローチ道に入る。急坂が続くが、ディーゼルエンジンの粘りで一気に高度を上げて行く。寒風山の頂上付近にあるトンネルの手前を左折すると、いよいよ瓶ヶ森林道だ。太陽も顔を出しており、今日は期待出来そうである。そういえば最近テレビのカローラスポーツのCMで若いカップルが「天国じゃなくても~。楽園じゃなくても~。あな~たに会えた幸せ~感じて~。風に~なり~たい~。」と歌いながら高原の尾根を走るシーンをよく見る。あの道は正に瓶ヶ森林道の頂上付近で撮影したと思われる。よしよし、今日は工作車であの絶景を見ようではないか。そして、風になるのだ。
瓶ヶ森林道は10年ほど前まではオフロードであり、セローで一度は走ってみたいと思っていたのだが、実現しないまま舗装されてしまった。誠に残念である。そんな訳で、道幅が狭く、素掘りのトンネルも多く、曲がりくねっているので、対向車があるとすれ違いにも気を使う。
切り立った渓谷を望む頂上付近まで登ると、急に視界が開けて、草原が現れた。山並みの稜線に道路がクネクネと続いているのが見える。おぉ。まさにCMの場所だ。ガードパイプの切れ目からカーブの少し広くなったスペースに工作車の頭を突っ込んで停車。妻と次男が降りて写真と動画を撮りまくる。標高1000mは有に越えているので気温はかなり低い。当然エアコンは切って窓を開けている。実に爽快である。天気も良いし今はガスも掛かっていない。正に絶景である。
すると稜線の向こうからクルマが1台走って来るのが小さく見えたので、安全のために工作車をもう少し前に出そうとして一旦バックした。再度前進しようとして左側にかなり余裕が見えたので左に寄せてアクセルを踏んだ。その時である。何かが当たったような嫌な金属音が聞こえて来た。咄嗟にブレーキを踏んでサイドミラーで確認するも異変は見つからない。何だろうと思い、ハンドルを逆に切りながらゆっくりと離れると、また金属音。ぶつけた。慌てて外に出てみると、驚愕の惨状が見てとれた。なんと、3本のガードパイプの先がスライドドアに接触して、ドアを抉って、三本の傷がクッキリ見える。特に一番下の傷はかなり深くえらいことになっているではないか。重傷だ。綺麗な景色も爽快な気分も一瞬で吹っ飛んだ。やってもうた。どないしょう。ガッカリである。最初に工作車を止める時に、ガードパイプが見えたので、無意識の内に右に寄せて止めたのだが、再度動かす時に運転席から見えなかったので、左にガードパイプがある事を忘れてしまっていたのだ。何たる失態、脳軟化症だ。痴呆だ。アルツハイマーだ。
風に乗って稜線からもの凄い勢いで飛んで来るガスの動画を撮りながらはしゃいでいる妻と次男を乗せ、あのカローラのCMの楽しそうな二人が通った道を走っているが、霧は晴れるが、心は晴れない。
稜線を回って、山の反対側に出ると、ガスで真っ白。何も見えない。ここでまたぶつけたら二度と立ち直れないので、ライトとフォグを点けて慎重に下って行く。石鎚スカイラインを経由して傷心のまま、四国カルストに向かう。前回は地芳トンネル手前を右折して地芳峠に出たが、スマホナビの指示で今回は地芳トンネルを抜けて左折して地芳峠に出る道を通った。距離はどちらも同じようなものだろう。
姫鶴平手前で初心者マークを付けた乗用車が左側両輪を脱輪して喘いでいた。若者二人は通る車に頭を下げて交通整理をしていたので、通過際に「引っ張ろうか」と尋ねたら、「JAFを呼んでいます。」との事。ここまでレスキューに来るには相当時間が掛かるだろうなぁと思いつつ、姫鶴平到着。姫鶴荘もキャンプ場の光景も変わってはいなかったが、ガスが掛かって真っ白。何も見えないのは前回と同じ。やっぱり運気が下がっているのだろう。自転車で走るのも危険な状態なので断念。霧の中でソフトクリームを食べて帰る事にした。それでも山の天気は変わりやすい。天狗高原の手前から、晴れて来たので、何とかカルストを見ることが出来たのがせめてもの救いであった。
細いクネクネ道ばかり通ったので流石に疲れた。最短時間で帰るルートを探したら、高知経由と出た。矢張り高速の威力である。そこで閃いた。高知を通るなら、「ひろめ市場」で一杯やって帰るのも悪くない。幸い3人とも運転できる。妻か次男に運転させれば鰹のタタキと地酒を堪能できるというものだ。俄然元気が出て来た。須崎ICから高速に乗って、伊野ICから高知市内に入って行く。少々の渋滞はあったものの、高知城まで辿り着いた。スマホナビで駐車場を探すと「ひろめ市場」の上が駐車場になっていた。最低地上高2.2メートルはぎりぎりセーフだ。エレベーターに乗って、1階に降りたのが5時55分。ビニールをはぐって店内に入ると、もの凄い人。人。人。席は何処も満員。前回食べた「やいろ亭」まで行ってみると、若いカップルの隣の席が奇跡的に空いていたので、ドッカリと腰を据えて、家族戦略会議を開催。運転は次男が行う事になったので、鰹のタタキと生ビール、ノンアルビールを速攻で注文。海老の唐揚げ、親鳥、手羽、高知餃子等々を食しつつ、高知の銘酒「久礼」に移行したのは言うまでも無い。
前回はバイクだったので、ノンアルビールで凌いだが、鰹のタタキを前にしたら、代行で帰ろうかと本気で思ったほど、心残りであった高知の夜を堪能して、帰路につく。高知ICからだと2時間掛からない。早いものだ。それにしても、スライドドアの傷はどうしたものか。金は掛けたくないので、修理してみようか。悩むところである。

瓶ヶ森林道(カローラスポーツCMの場所)

かなり重傷の3本ライン

憎っくきガードパイプと手負いの工作車

風になれなかった工作車とCMの道

ガスで真っ白の姫鶴平

姫鶴牧場

藁焼きを行う鰹のタタキ

豪快な鰹のタタキ

混雑する「ひろめ市場」






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Last updated  2018.08.19 15:31:49
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