走行距離が20万キロに間近に迫った平成9年式ボンゴフレンディーを何時ものモータースに車検に出した。今回はキュルキュルと鳴き出したファンベルトを重点的に点検するように頼んでいたら、2日後に電話が掛かってきた。
ファンベルトは5年前に新品に交換していたので、ケミカルを吹いてみたが、摩耗が激しいのでエアコンベルトと共に要交換との事。それと、ベルトプーリーにガタが見受けられ、左リアのバンプストッパーが千切れて無くなっているとの事。
早速カブに乗って確認に出掛けると、外されたファンベルトとエアコンベルトは傷はないもののやせ細っていた。これはどう見ても交換だろう。フリーになったプーリーを指で弾いてみると、勢いよく回るのだが、カラカラと異音がする。ベアリングが逝っているようだ。
タイヤハウジングに頭を突っ込んで、左リアのバンプストッパーの確認をすると、なるほど、黒いゴム製のストッパーが2本のボルトだけを残して欠落しており、台座部分が真っ赤に錆びていた。千切れて欠落してから、かなりの時間が経っているようである。
プーリーはベアリングだけ交換して貰う事にしたのだが、ファンベルトはマツダ純正が5年前で5800円もしたので、娘経由で買った方が良いのでは?との親切なアドバイスを頂いた。なのでファンベルト、エアコンベルト、バンプストッパーはこちらで発注を掛ける事にした。
ベルトの話しが出たので、タイミングベルトはそろそろ交換時期ではないかと聞いてみたら、前回は10万キロちょいで交換しているので、今回交換しても良いと思ったのだが、色々と交換部品が増えると車検代が高くなるので、どうしようかと思っていたとの事。次男も就職した事だし、向こう2年間は工作車で長距離を走る事は少ないだろうと判断して、セコく、みみっちく、弱腰で次回に先送りする事にした。ファンベルトやエアコンベルトが千切れてもエンジンは止まらないが、タイミングベルトだけは切れるとバルブとピストンがぶつかる可能性が高い(ディーゼルエンジンは高圧縮なので、ガソリン車よりバルブとピストンが近い)ので、この判断が凶と出ない事を祈るばかりである。
赤丸がバンプストッパー
左からマツダ純正ファンベルト、エアコンベルト、バンプストッパー