笏取り虫
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ふと見たらブログのアクセス数が200万を越えていた。本当にこんなに見ている人がいるのか俄には信じがたい。毎日1000アクセスを越えているのだが、これも本当なのだろうか。まぁそんな事はどうでも良いのだ。TYの復活なのだ。 TY組み立ての最後の難関に差し掛かった。電装である。このTYは保安部品も無かったので、当然メインハーネスも取り外されていた。純正品はたとえあったとしても、たぶん高価だし買う気にもならないので、ターゲットはヤフオクだ。 しかし、出品が殆ど無い上に、たまにあってもこちらもかなり高価だ。ハンドルスイッチは欠損なので、TLM50用を付けようと中古を用意しているので、どのみち純正ハーネスにポン付けは出来ない事は分かっている。されば、メインハーネスはTY用でなくても、マグネトーで発電する車種ならば、良く似た物だろうと思い探してみたら、HONDA/XL50S用が破格の110円で出品されていたので、即落札した。 XL50、TY125、TLM50用の配線図も奇特な方が公開してくれていたのでダウンロードして印刷した。これで一応役者は揃ったが、どうせならバッテリーレスにしてついでに12V化しようと考えた。 TYを始めとする同年代のバイクはマグネトー発電なので、発電機からイグニッションコイルに直接電気が送られており、バッテリーが無くてもエンジンは掛かるし、ヘッドライトとテールランプも交流がそのまま流れている。バッテリーはウインカー、ストップランプ、ホーン、メーター照明、インジケーターランプを動かすだけのために取り付けられているのだ。 先ずバッテリーレス化だが、6Vバッテリーは探せばあるが、小さいので12Vに比べて持ちが悪い。組み立てが上手く行ったとしても、毎日乗る訳では無いし、精々月に一回エンジンを掛けるかどうかだ。バッテリーが放電してしまうのは目に見えているし、あの弁当箱のようなケースもいただけない。バッテリーの代わりにコンデンサを取り付けるにはシリコンレクチファイアをレギュレーターに付け替えなけらばならない。 シリコンレクチファイアは小さな部品で、発電機からの交流を直流に変換してバッテリーに流す装置だが、悲しいかな電圧制御が出来ないので、その制御をバッテリーに委ねているのである。従って、シリコンレクチのままバッテリーをコンデンサに変えるとエンジンの回転数が上がった時に過電流が流れコンデンサがパンクする。バッテリーだと端子間電圧を一定に保つので壊れないと言う訳だ。 レギュレーターは交流から直流への変換に加え、電圧制御もできるので、コンデンサでも大丈夫なのだ。早速、松本無線で一番大きなコンデンサ(25V/10000μF)と1mの5色配線セットを、amazonで古いホンダ車互換の12Vレギュレーターを購入した。 コンデンサは店の人に聞いたら足の長い方がプラスで短い方がマイナス、更に本体に白い帯線があるほうがマイナスだそうだ。配線をハンダ付けしようと思ったが、下手くそなので熱で壊れても困るので、ギボシを切ってかしめ、更に絶縁のためにホットメルトを盛っておいた。 次に12V化であるが、6Vのレギュレーターを取り付けて、電装バルブを6Vにすると、コンデンサでは容量不足でウインカーが点滅しなくなる可能性大なので、LEDにする事も考えられるが、6VのLEDバルブは売られている数が少ない。ネット上では発電機はそのままで、6V車を12V車に改造する記事が多く紹介されている事から、レギュレーターを12V用にする事で12V化が可能なようである。但し、12VのLEDバルブを使用するには、ウインカーリレーをLED対応のICリレーに変更する必要がある。通常の12V用リレーではカブで経験した通り、ハイフラになってしまうのである。ウインカーリレーは新品の中華製(6V~12V対応)があるので使用してみるが、LED対応かどうかは忘れたので、取り付けてからの対応となる。 XL50S用のメインハーネス 25V/10000μFのコンデンサ(足の長い方がプラスらしい) 足を切って配線を繋いだコンデンサ 一寸盛りすぎた絶縁のホットメルト 中華製12Vレギュレーター 旧ホンダ車互換の記載がある包装紙 レギュレーターの4極コネクタ レギュレーターに接続するメス用の250型コネクタ 怪しすぎる12Vまで対応の中華製IC?ウインカーリレー TY用のゴムバンドに付け替えて取り付けたウインカーリレー
シート考 2020.05.26 コメント(6)
やっちまった電装 2020.05.24
エンジンが掛からない訳 2020.05.22 コメント(6)
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