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906tom@ Re:フロントブレーキ修理(05/09) 太田ガレージに入庫する中古物件にしては…
2020.04.15
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カテゴリ:発動機

子供の頃、近所のオジサンは皆テーラーに乗っていた。テーラーとは耕耘機に移動用のタイヤを履かせ、ハンドルの下に運転席を付けその後ろに積載用の荷台を付けた乗り物で、果樹、野菜、米、肥料、農機具と何でも乗せて道路を走っていた。元は耕耘機なのでノロノロなのだが、登坂力は結構あったように思う。ところが我が家だけはテーラーでは無く、父が仕事先で見てきた三輪の特注仕様であった。エンジンは格好良い黒いロビンの大型空冷で、ミッションはミゼット用、シャーシーは特注の鉄パイプ溶接、バイクのハンドルに大型タイヤの三輪仕様なので、小回りが効くし、ローギアが素晴らしくどんな荒れ地の坂道でも荷物を満載で登って行った。その走破性はテーラーの比では無かった。
しかし、時代と共に軽トラなる物が出現し、テーラーは姿を消し、実家の三輪も運搬車に変わってしまった。残念な事である。
先月、実家の発動機を直したが、今度は耕耘機が動かないと言うので引き取って来た。何でも農協に見て貰った時にはエンジンが掛かるが、農協が居なくなると直ぐに掛からなくなるらしい。
ドンキーベースに運び込んだ小型耕耘機はヤンマーのMT310 DXだ。ガソリンタンクカバーにNEW マイティラーのプラのエンブレムを見つけて戦慄が走った。これだ。子供の頃どこの家庭にも一台はあったあのテーラーは地元の訛りで正式にはティラーという名称だったのだ。これは是非とも直したい。
農協のプロでも手こずるティラーのタンクを先ず外し、キャブに付いているスロットルのガバナーやチョークレバーなどを取り外し、キャブを引き抜くとガスケットの端が少し破れた。どうやら農協は、キャブの分解まではしていないらしい。
取り外したキャブを分解すると、意外に汚れは少ない。パーツを取り外し全て洗浄、穴の貫通確認をして組み立てたが、フロートチャンバーから燃料漏れを起こす。やはり、ゴムのパッキンが劣化しているのだろう。
破れたガスケットの事もあるし、近くのヤンマーに発注する事にした。MT310 DXだけでは情報不足かも知れないと思い、工作車にティラーを乗せて運び込むと、修理係りのオジサンがティラーの方をチラッと見てパッキンとガスケットね。事務所で連絡先を書いて下さいと言って終わった。事務所で「310 の型番を見ただけで大丈夫なの?」と尋ねたら「大丈夫です。」の回答。
どうやら農業機械はバイクの様に車体番号による品番分けなど無いらしい。MT310 DXさえ分かれば部品は直ぐに揃うという塩梅だ。3日程で届いたとの連絡を受け、引き取りに行くと、最近はキャッシュレスでクレジットかコンビニ支払いとなっているそうなのでコンビニにすると、支払いは1ヶ月後になるらしい。ヤンマーアグリジャパンから届いたガスケットが170円、パッキンが330円で合計550円ナリ。支払い用紙を郵送して、コンビニにシステム手数料を払って儲けになるのかねぇ。

ヤンマーMT310 DXの勇姿

ヤンマーブランドの入ったタンク

燦然と輝くNEW マイティラーのエンブレム

ガスケットとパッキンの品番

ヤンマー純正のガスケットとパッキン






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Last updated  2020.04.15 08:37:39
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