盆休みに帰って来た長男と総社の山へ林道ツーリングに出掛け、僅か十数キロで突然エンジンストップ、キャブのオーバーフローでリタイヤしてしまったTLR125を工作車に積載してドンキーベースに運び込んでいた。
ドンキーベースはエアコンが無いので、扇風機を回してみるも、汗が噴き出して修理する気にもならなかったが、どうも気になるので午前中の涼しい?時間を見はらかって原因究明をする事にした。
シートとタンクを外し、マニホールドのボルトを外すとキャブが直ぐに抜き取る事が出来る。エアクリを外しパワーフィルター仕様にしている恩恵である。キャブは故障現場でもバラしているので、ガソリンは抜き取ってある。症状は激しいオーバーフローであったので、フロートバルブが閉じきっていない事が考えられる。フロートとフロートバルブを外してみるが、詰まりはないように見える。パーツクリーナーとエアーで掃除して、ついでにジェット類も掃除する。再び組み立てて燃料コックをON、暫く待ってみてもオーバーフローは起こらない。エンジンを始動してみると呆気なく掛かる。アイドリングも問題無い。直った。やはりフロートバルブにゴミか何かが咬んでいたのだろうか。老眼なので小さなゴミが見えなかったのだろうか。まぁ直ったのだから良しとする事にする。
TLRの小さな6Vバッテリーは何年も前に上がっているので、アイドリングではウインカーが点滅しない。バルブをLEDにすれば、解決すると思い、6V~12V対応の中華ICウインカーリレーを買っていたので、取り付けてみた。試しにエンジンを掛けてみたら、何と。6Vのウインカー電球がアイドリングでも点滅しているではないか。恐るべし中華リレー。あなどることなかれ。超安物の中華リレーはHONDA純正を凌いだのだ。こうなったら、LEDバルブの交換や整流ダイオードなどの配線改造をしなくて済むので、この状態でどうなるのか様子を見てみる事にした。
中華製の6〜12V対応ICウインカーリレー