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カテゴリ:Touring
梅雨時期の久々の晴れ間を狙い半日ツーリングに出掛ける事になった。相手は午前中で仕事を終えたディアベルだ。V7に乗るのも久し振りであるが、過日交換した中華製の可動式クラッチとフロントブレーキレバーの具合をやっとみる事が出来る。
午前11時30分遅めの出発。ディアベルと合流すべく玉島に向かう。ディアベルの奥さんと長男に見送られながら、何時もの道を矢掛に向けて快走する。今日は二人ともインカムを着けているので色々と話しをしながらのツーリングはクルマに乗っているようである。交換したレバーの形状が少し角張っているので、最初は違和感があったが、慣れるとそうでもない。クラッチの切れ、ブレーキのタッチ共に申し分無いセッティングである事を確認できた。矢掛から成羽に抜けて、成羽美術館の信号を右折して成羽川に架かる橋を渡るといよいよお目当ての県道300号だ。 成羽にある羽山第二隧道は県道300号(宇治下原線)にある巨大な石灰岩を素掘りで造った全長32.0m、幅員3.0mで、大正10年開通のトンネルである。 トンネルまでの道は細い山道で時折水が流れていたり、泥濘があったりで慎重に走らないと転倒の虞がある。そのために可倒式レバーに交換したのだが…。やはり転けたくはない。 山道を5㎞ほど進むと素掘りのトンネルがいきなり眼前に現れた。左は羽山渓なる渓谷で高千穂峡によく似た深い谷となっている。トンネルを抜けると小さな休憩所があり、狭いが駐車場所もあった。振り返ってトンネルを見ると、石灰岩の巨大な岩に圧倒される。 川は深い渓谷となっているので、川沿いに道を造る事は不可能となり、この巨大な石灰岩を彫ったのだろうが、当時としては大工事だったに違いない。トンネルから続くこの巨大な石灰岩は鍾乳洞にもなっており、中に入って一周する事もできるようなので、スマホのライトで照らしながら、入って行くといきなり屈まないと進めない高さになる。暫く行くと天井が高くなりコウモリが飛び交う広場に出た。冷気が漂いかなり涼しい。1メートル程の段差を越えると、その先も行けそうだったが、服が汚れそうなので引き返す事にした。 念願の隧道を見学できたので、近くの吹屋ふるさと村にてコーヒータイムをとる事にした。何十年振りかの吹屋はベンガラで彩られた町並みが綺麗に整備され、正に観光地のように様変わりしていた。開いていた喫茶店でアイスコーヒーを頂き暫し談笑。汗も引いた所で帰路につく。帰りは神楽街道のワインディングを楽しみながらR180の川面に出て南下、木野山でR313、更に吉備高原方面に分岐し、賀陽道の駅でトイレ休憩。再び日羽でR180に復帰して解散となった。梅雨時期の久々の晴れ間、しかも快晴の半日でリフレッシュできたツーリングであった。 羽山第二隧道/成羽側入口 高千穂峡に良く似た羽山渓 羽山第二隧道/吹屋側入口 巨大な石灰岩 狭い駐車スペース 整備された吹屋ふるさと村の町並み 賀陽道の駅にて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.22 10:36:22
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