GN125Hにバッテリーを取り付けたので、試乗に出掛けてみた。チョークを引くと始動性は良く一発でエンジンが掛かる。セルは小さな音で軽やかに回り、50ccのようだ。
十分に暖気運転をしたように思えたが、1速の高回転が少しばらついたものの、エンジンが温まると正常に戻った。125ccのキャブ仕様なので、十分な暖気運転が必要なようである。
ギアの入り具合はクラッチも軽く、各ギアともカチッと確実に入り、ニュートラルも入り易い。手持ちのバイクの中では断トツで一番の扱い易さには驚いた、また、ギアポジションインジケーターが付いているので、常にどのギアに入っているのかが確認できるので非常に便利であり、他のバイクにも付けたい位だ。ブレーキはガツンとではなくジワッと効くタイプではあるが、不安は無い。ウインカーはプッシュキャンセルではないのが、少し面倒くさい。乗車姿勢は厚いシートと相俟ってアメリカン寄りで楽なのだが、自分の好みでは無い。
5速巡行で走ってみた感じでは、パワーもそこそこで、125ccという排気量を考えれば相応の走りであろう。ただ、マフラーをショート管に交換しているため、バックファイヤーが度々起こるのは仕方がない。
走行距離も短く、各機関も殆ど消耗していないため、癖も無く非常に乗りやすいバイクに仕上がっているのは確かである。
チョイ乗りや近くをツーリングするのには、手軽なバイクと言えるが、やはり、このままでは乗りたくないので、カフェレーサー風に改造してみるのも面白いかも知れない。
GN125H