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906tom@ Re:フロントブレーキ修理(05/09) 太田ガレージに入庫する中古物件にしては…
2024.07.25
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カテゴリ:KAWASAKI ゼファー400

先月のある夜、次男がゼファーにまた乗りたいと電話して来た。GN125Hではどうだと画像と共に打診したら、125ccかぁ。と不満たらたらだったのでヘッドカバーを開けたまま数年放置してしているゼファーを修理してみる事にした。
何故ヘッドカバーを開けているのかと言うと、元々カムチェーンと思われるメカノイズが大きかったのだが、不動になる直前にはアイドリングでも明かにカムチェーンが延びているような音が激しさを増していたので、カムチェーンテンショナーを外したり、取り付けたりして調整を試みたのだが、上手く行かないのでそのままになっていたのである。
カムチェーンが限界を超えて延びているとなると、エンジン中央にあるタイミングチェーンを交換しなければならない。この作業を行うには腰下のクランクケースを割らなくてはならない。4気筒のツインカムエンジンをバラバラにして元に戻せる自信はハッキリ言って無い。しかも、バルブクリアランス調整はシム仕様なので尚更だ。
もう何年も放置状態が続いているので、何処をどういう具合に調整したのかも朧気なのと、5万キロ程度の走行でカムチェーンが限界値を超えるほど延びるものだろうかとの疑問も浮かぶので、もう一度初心に返ってオートカムチェーンテンショナーの調整から行う事にした。このゼファーのテンショナーは調整不要のオートとなっているのだが、マニュアル通り、テンショナーのロッドを格納した状態でエンジンに取り付け、バネとピンを挿し込み、ボルトを締めて行くとロッドがエンジンの中のテンショナーを押してカムチェーンが張られる仕組みであるが、ボルトを締めてもロッドが飛び出る音がしないのである。
外してみると矢張りロッドは格納されたままになっている。右下にあるエンジンカバーを開けクランクをレンチで回してもダメ、何回やってもダメである。指でストッパーを押すとロッドは飛び出るが、ストッパーが異常に固い。どうもストッパーの不良のような気がしてきたので、思い切って新品に交換してみる事にした。
色々調べてみるとあるにはあるが、amazonでも9千円を越える価格にビックリ仰天。8千円台もあるが送料を入れると同じような価格になるので、あるあるのkawasaki純正ではどうかと思い、倉敷のkawasakiプラザに宿敵YAMAHAセローで出向き客が1人もいないショールームにて車台番号で検索して貰ったら、残り5ヶ税込み7,865円ナリ。近くの純正が一番安かった。灯台下暗しである。
2日で届いたテンショナーは、旧型のピンを抜くとテンションが掛かるタイプであったので、このゼファーはC2なのかも知れない。
早速エンジンに取り付けて、ピンを抜くとロッドが飛び出す音が聞こえた。クランクを回してみても以前のようにチェーンがたわむ事もなくピーンと張られている。明らかにテンショナーが効いているのが分かる。これは期待が持てる。
次は外していた4連キャブを再度分解して、清掃、組み付けに掛かる。このキャブの分解は4回目となるので、外した部品も大体覚えているが、チャンバー内のジェット類はキャブの番数によって異なる部品があるので、ここだけは分けて管理して置く必要がある。
次は組み立てたキャブをエンジンに取り付けるのだが、最初にアクセルワイヤ2本とチョークワイヤを取り付けて、エンジン側のインシュレーターに挿し込む。ここまでは簡単なのだが、エアクリ側のインシュレーターが入れずらい。4つのインシュレーターの角度が微妙に違い、1つでも角度が合わなかったら嵌まらない。インシュレーターには上部に目印の凸部と凹部がありこれをキッチリと合わせるのだが、取り付けの途中でズレてしまう事もあり、汗を吹き出しながらの格闘が必要だ。
ゼファーに限らずkawasakiの古いバイクはフレームが干渉してエアクリケースが後に殆ど寄せる事が出来ないので、取付が非常に難しいのだ、これを嫌ってエアーファンネル仕様にしてしまう車体も多いらしい。
なかなか嵌まらないので、エアクリケースを玄翁で叩き壊してやろうかとの衝動に駆られながらも、インシュレーターをドライヤーで温めたり、シリコンスプレーを吹いたりしながら、汗びっしょりで何とかキャブを嵌める事が出来た。もう二度とやりたくない。
ゼファーは負圧式キャブなので、ガソリンコックに負圧ホースと燃料パイプを繋ぎ、エアクリーナーを取り付け、バッテリーを搭載し、いよいよエンジン始動準備が出来た。
キーをON、チョークを引いて、セルボタンを押すとエンジンが目覚めた。チョークを戻し、アクセルを煽ると中回転にもたつきが見られが高回転は良く延びる。アイドリングは安定しているが、中回転がどうもおかしい。そして問題のエンジンノイズであるが、全く無い。あの五月蝿かったメカノイズが綺麗に消え去っている。原因はやはりカムチェーンの延びでは無く、テンショナーの不良であったようである。
しかし、中回転のもたつきを何とかしなければ、まともに走らす事すら出来ない。キャブの清掃は念入りに行ったし、キャブを外すのはもう懲り懲りなので、他の場所も考慮に入れながら調整方法を考えてみようと思う。

新品(左)とエンジンから外したオートカムチェーンテンショナー(右)

kawasaki純正のテンショナーの箱

中央のピンを抜くとロッドが飛び出す

情けなく垂れ下がったカムチェーン

シャキッとテンションが掛かったカムチェーン

アルミの腐食が目立つヘッドカバー

サンドブラスト中のヘッドカバー

ブラック塗装を施したヘッドカバー

液体ガスケットを剥がしてクリーニングを終えたヘッドカバーの裏

社外品ヘッドカバーガスケットを取り付けたエンジンヘッド

マニュアル通りカムシャフトプラグに液体ガスケットを塗布

カムシャフトプラグを取り付けたエンジンヘッド

分解中の4連キャブ

組み立て中の4連キャブ

組み上がったヘッドカバーとキャブ






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Last updated  2024.07.25 09:32:20
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