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小袖の歴史と趣味の部屋

小袖の歴史と趣味の部屋

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2009年06月25日
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カテゴリ:映画
今日は仕事が休みで、映画を観にいってきました。
今日だけ某ホールでやっていた「禅ZEN」です。

曹洞宗の開祖。道元のお話です。
こんなの歴史好きさん以外に誰も興味ないだろうから、きっと空いてるだろうと思いましたが、以外や以外時間がくると満員になってしまいました。
月一回の映画鑑賞会なので、年配のおばさま方がほとんどでした。
早い目に家を出て良かったです。

さて、道元については何も予備知識はありません。
永平寺を建てたというくらいしか知りませんでした。
だからよけいに興味があったのです。

内容はとても良かったです。
中村勘太郎さんは熱演でしたよ。最初はしっくりこなかったのですが、だんだん坊主頭と黒衣が似合ってきました。
もうちょっと声が渋かったら、更に良かったのにと思いました。

登場人物の中でとても好演だったのは、笹野高史さんでした。
宋で出会った禅宗の食事を世話する人の役だったのですが、とても合っていて自然でした。
今の大河の秀吉役とはえらい違いですよね。
秀吉の何がダメなのかは分かりませんが…。

そして、執権北条時頼役の藤原竜也君!!
いつもながら、アホ殿役は似合ってますよ!戦国自衛隊のアハハ金吾を久しぶりに思い出しました(^^)
怨霊に悩む時頼を道元が導くのですが、実際は半年鎌倉に居たはずの道元が、映画を観た印象では2~3日な感じがしました。
時間の都合で駆け足だったのが残念ですね!
内田有紀の遊女おりんがどうのこうのって話より、鎌倉幕府の話をもっと入れて欲しかったなぁ。
歴史的な時代背景がしっかり分かった方が、もっとより楽しめたのに。
しかし、庶民の困窮を映し出すという点で、それも映画のスパイスとしては必要だったのかもしれませんね。

死んだ後浄土に行く為に唱える念仏より、生きている今を浄土に変えるべきであるという教えが、親鸞の教えと正反対で面白いと思いました。
この頃は同じ比叡山出身の僧がいろんな宗派を確立していった時期なので、仏教の転換期だったのですね。
どの宗派も興味深いです。調べていくとどれも面白そうですね。

「座りなさい!」
この言葉が電磁治療器のセールスと同じだったので、心に中でちょっと笑いました。
まぁ~座って治療する事には変わりないですね。
心か体かの違いだけですものね(^^)
座禅で心を無にする事は素晴らしいですね。
雑念だらけの私には、少々無理のような気がしますが、そんな時間もあっても良いのではないかと思いました。







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最終更新日  2009年06月26日 00時32分04秒
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