2005年08月の記事一覧 | Sheva's Ballet Fan Ibra's Opera Fan - 楽天ブログ

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2005年08月の記事

全24件 (24件中 1-24件目)

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Articles on WebTokyo Ballet's production of "Sleeping Beauty" Mathieu Ganio and Manuel Legris The Japan Times: Aug. 24, 2005An Interview with Darcey Bussell The Japan Times: July 6, 2005Yukichi Hattori "Yabu no naka" and "R. Hatter"Asahi: June 24,2005An Interview with Will Kemp New Adventures "Highland Fling" The Japan Times: June 8, 2005KAZAHANA - Saburo Teshigawara's dance The Japan Times: Feb. 2, 2005Matthew Bourne's "Swan Lake"The Japan Times: March 12, 2003Matthew Bourne"The Car Man" The Japan Times: April 17, 2002the Tokyo Ballet "Seasons -- The Colors of Time"by John NeumeierThe Japan Times: Feb. 13, 2000The Royal Ballet touring Japan"Swan Lake," "Manon" and "La Fille Mal Gardee"The Japan Times: Apr. 24, 1999

2005年08月31日
ジョナサン・コープが引退

ジョナサン・コープが引退。2005年8月30日に発表された。引退公演は2006年2月の｢火の鳥」。それに伴い、出演を予定していた今シーズンの作品もすべて降りてるようです。キャスト交代。ROHの改修工事はこれだったのか。

2005年08月30日
バルバラ・フリットリ

AERA　2005年9月5日号表紙はソプラノのバルバラ・フリットリ

2005年08月30日
2005-06シーズンのスワンレイクキャスト

マシュー・ボーンのスワンレイク愛好家の皆さん、おはようございます。そしてさまざまな情報ありがとうございます。感謝しております。ダニさんのサイトに2005-06シーズンのスワンレイクキャストが出ましたね。しかしこれは下のほうに明記されているとおり、「ザ・スワンの役を含めて、まだ確定ではない」ので、ご注意ください。希望的観測も含めて…。ある親切な方からスワンレイクのキャストの情報をいちはやくいただいておりました。ほんとにありがとうございます。大変参考になりました。これがなかったら今頃パリ行きを断念していたでしょう。グレンがザ・スワンのカバーというのは非常に楽しみ。＆ドミニクのプリンス～これにあたったらかなりラッキー？

2005年08月28日
オペラ座の怪人がやってきた！

オペラ座の怪人がやってきた！ついに昨夜我が家にも！ホセいましたね～「ハンニバル」のリハーサル、シャイー子爵が現れるところ、背の高いダンサー。舞台を横切ってジャンプしたり。舞台下手で最後のしめでジャンプしてひざまづく。後ろで立ち話してたり。クリスティン・ダエーが♪Think of Me で舞台で成功をおさめ、その後の楽屋。向こうから歩いてくる白いシャツの男。カルロッタがファントムの手紙に怒って楽屋を横切って帰るところ、長い白いガウンを着て立っているホセmio さまのおっしゃるとおり、そのあとの舞台で緑の半ズボンのJose.演技してる～多分、mio さまのおっしゃるとおり、「イル・ムート」のバレエシーン。羊飼いの男。大技あり。うまいよ、Jose.マスカレード、白いマタドールのかっこの背の高い男、集団で踊るとき、左側にいますね。せりふもあったのね。しかしデーミアン目立ちすぎだよ～バットマン！うーん、mioさまの疑問の、中央で首が折れそうに踊っている男はだれでしょうね。Full Cast and Crew for The Phantom of the Opera (2004)Memorable Quotes from The Phantom of the Opera (2004)

2005年08月27日
ミュージカル「オクラホマ！」

ミュージカル「オクラホマ！」【演出】トレヴァー・ナン【脚本】オスカー・ハマースタイン２世　【出演】　　　カーリー：　ヒュー・ジャックマン　　　ローリー：　ジョセフィーナ・ガブリエル　　　エラー叔母さん：　モリーン・リップマン　　　ジャド：　シュラー・ヘンズリー　　　アーニー：　ピッキー・サイモン　　　ウィル：　ジミー・ジョンストン　　　アリ・ハキム：　ピーター・ポリカーポ　ほか　【振付】スーザン・ストローマン　【指揮】ジョン・オーエン・エドワーズ【音楽】リチャード・ロジャーズ1999年　イギリスで製作 2005年8月26日(金) NHK-hi 「ハイビジョンステージ」で放送　Hugh Jackman: Curly　Josefina Gabrielle: Laurey　Maureen Lipman: Aunt Eller　David Shelmerdine: Ike Skidmore　Jimmy Johnston: Will Parker　Shuler Hensley: Jud　Vicki Simon: Ado Annie Carnes　Peter Polycarpou: Ali Hakim　Rebecca Thornhill: Gertie Cummings　Sidney Livingstone: Andrew Carnes　Stuart Milligan: Cord Elam　Helen Anker: Aggie　Julie Barnes: Kate　Luke Baxter: Slim　Warren Carlyle: Jake　Leigh Constantine: Lucy　Amanda Courtney-Davies: Rosie　Philip Cox: Mike　Marilyn Cutts: Armina　Zoe Dawson: Susie　Susie Dumbreck: Ellen　Tom Dwyer: Jess　Howard Ellis: Joe　Shaun Henson: Sam　Sarah Ingram: Sylvie　Neil Johnson: Tom　Nicola Keen: Vivian　Fergus Logan: Corky　Helen Missing: Emily　Craig Purnell: Jake　Kevin Wainwright: Chalmers　Sarah Bayliss: Mabel　Elizabeth Cooper Gee: Alice　Chirs Coleman: Seth　Ben Garner: Juthroeおもしろかった！トレヴァー・ナン、さすがです。ロンドンのナショナルシアターでの舞台（客席）とスタジオ収録を合わせている。スタジオで撮っているのにわざと舞台で撮っているように見せている。まるで映画みたいで楽しめる。シューラ・ヘンズリーはヴァンヘルの哀れなフランケンシュタインじゃない？　ウィル・ケンプのお友達！　今回も怪演。ところでやっぱヒューがめちゃくちゃ魅力的。ヒューはオーラ出まくり。ヒューの演技を見ているだけで、感情移入しちゃう。スターって、こういうこと。ゲイブリエルはクーパーとSingin' in the Rain で共演した女性。夢のダンスシーンでは華麗に踊っていた。アリ・ハキムのキャラ、さいこ～。ストーリーはgood old fashioned でやっぱ古い感。わざとそうしてるんでしょうけど。歌はともかく、せりふがオクラホマなまりでめっちゃ聞き取りにくい。…ネイ！みたいなふしまわしがつく。頭の軽いアーニーの恋人ウィルのダンスがめちゃすご。ロープ捌きすごい。gromitさまのおかげで見られました！　感謝です。ベン・ガーナー出てるんですね。マリリン・カッツも。ベン・ガーナーはちらちらっとは映っていた。若い。25歳ごろのはず。

2005年08月26日
ダンスマガジン10月号

ダンスマガジン10月号　あした発売表紙はウィル・ケンプ*********************************ダンマガ10月号がおうちにやってきた！ロイヤル特集です。サモドゥーロフさまのお写真がちょこっと。もっと！いろいろなダンサーの写真やインタビューがあるとよかったわ。メダリスト・ガラもあってうれしい。タケットのDarkness and Light。マリアン・ワルター。万博でのサーシャとシルヴィアの「シルヴィア」がほめられています。見たかった～ヤノウスキー。7月は西ヨーロッパ中のダンサーが日本に集結してたのね。モニカ・メイスン女史と三浦雅士さんの対談がすごく参考になります。対談というより、もう、マクミランとアシュトンの話になっていておもしろい！　いや～勉強になりました。メイスン女史、とっても知的な女性ですね。彼女はマクミラン・ダンサーだったのですね。文化会館でもメイスン女史はいつもお見かけしてました。凛としていてすばらしかった。自分がオリジナルキャストだったレスコーの愛人役を客席で見ていてどういう気持ちだったんでしょうね。アシュトン、マクミラン、そしてヌレエフ、クランコ、…そしてそこからまた新たな流れが生まれ、ノイマイヤー、フォーサイス、キリアンと分流していくのですよね～そしてノイマイヤーのこどもたち。イリと服部。キリアンからはナッチョ。

2005年08月26日
RB「マノン」&東バ｢眠り」評＆Hamburg new casting was announced

ロイヤル・バレエ「マノン」評2005年8月25日(木)　毎日新聞　夕刊評者：三浦雅士東京バレエ団｢眠れる森の美女」評2005年8月25日(木)　日経　夕刊評者：鈴木晶大層辛口です。▼ハンブルク・バレエ、05-06シーズンのキャストが一部ですけど出ましたね。sachikom さま、拝見しました。ありがとうございます。『椿姫」『レクイエム』など。ラカッラ出るんだ～　マルグリット！　めちゃ見たい～あー言ってて虚しいんですけどね。こんなせつない思いをするならいっそ好きにならなければよかった（まるで恋患い？）Europe は遠い。現実からも乖離してるよ～サーシャはジョエルと。ウルバン、リギンズもアルマンやるんだ～

2005年08月25日
ギエムのインタビュー記事掲載

2005年8月23日付　読売夕刊｢バレリーナ　シルヴィ・ギエム　不惑迎えても　静かな心で未知の大技　代表作｢ボレロ｣封印　新境地へ」というギエムのインタビュー記事掲載

2005年08月23日
ザハロワ、ウヴァーロフの『ドン・キホーテ」

新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」（ミンクス作曲）＜振付＞マリウス・プティパ／アレクサンドル・ゴルスキー＜改訂振付＞アレクセイ・ファジェーチェフ＜出演＞スヴェトラーナ・ザハロワ　　　アンドレイ・ウヴァーロフ　ほか＜管弦楽＞東京フィルハーモニー交響楽団＜指揮＞ボリス・グルージン＜収録＞ 2005年6月25日（土）26日（日）　　　新国立劇場オペラ劇場（東京）　2005年8月21日　NHK教育『芸術劇場』で放送　すごく楽しみにしていたのにちっとも楽しめなかった。　その理由はすべてカメラである。　カメラ引きすぎ。　いくらハイビジョンカメラだからって、放送は地上波なんだから。　いくらハイビジョンカメラだからって、よるところはよらなきゃだめ。　表情がよく見えるカットがほとんどない。　ドンキで表情が見えないのはありえない。　はやくハイビジョンで放送してほしいです。　（でも地上波デジタルというのもあるんだった。これで見た人はさぞ美しかったでしょうね。）　　バレエの話をすると、私はミーシャのABTがデフォルトになってるので、この作品はちょっと長かった。　登場人物が増えていてへえ、という部分もありましたが。　森の女王のヴァリアシオンはまったく振付が違った。　エスパーダはホールバーグがデフォルトなんで…（てへ）あれにまさるものはない。でもこの版はエスパーダがいっぱい踊るんでうらやま。サヴェリエフがこれだけ踊ってくれたらよかったんだけど。まあヴァリが違うんだからしょうがない。ABT版は確かに陰影がなかったな。この版にはある。エスパーダの恋の鞘当もあるし。キトリじゃなくて。　日本人の女性のソリストはみんなレヴェルが高くてすばらしい。　　でも今回のABTのドンキに比べて、この新国版は端正でノーブルで、ドンキに必要な、猥雑さとか、セクシーさ、思い切りはじけた感じがないの。ドンキはこんなクラシックな作品じゃない（私にとってはね）。　　プティパはこういうふうに（クラシカルに）この作品を作ったんだろうけど、私のドンキはミーシャのABTなんで…。　ザハロワはさすがに2幕のドルシネアははまってました。　最後の幕が公爵のパーティというのが、設定がほかの版と違っていましたね。キューピッド軍団も現れて。　しかしある意味安心したわ。ABTが良かったことが確認できて。なにしろ、きょうヌレエフの『ライモンダ』（抜粋）を見ちゃったんで、ABT版はいったいなんだったんだ、マッケンジーさんと言いたくなっちゃったとこだったんで。

2005年08月21日
ルグリのアルマン全幕が見たいよ

まだまだルグリの話題。ルグリは2004年のダンスマガジンのインタビューで、2006年とその翌年のシーズンに2シーズン連続でノイマイヤーの「椿姫」をやるって、僕も踊るからすごく楽しみだって言ってるんです。わーお。2007年もあるのねっ！　じゃあ2006年に行けなくても大丈夫かしら？　

2005年08月20日
「眠りの森の美女」の振付　プティパ版とヌレエフ版

しつこいですが、眠りの続き。ヌレエフ版とプティパ原典版の違いが知りたくて、コルパコワ先生のオーロラをひっぱり出してみた。コルパコワ、ベレジノイ出演『眠れる森の美女』　キーロフ・バレエ　1982年指揮はヴィクトール・フェドートフです。かっこええ。第2幕幻影の場。違う～　パドドゥの振付、まったく違う。やっぱヌレエフは天才。ドラマがない。あそこにドラマを作ってるもん。ヌレエフは。コルパコワ先生のオーロラは出てきてすぐデジレの手を取る。アラベスク・パンシェと前にゆったり足をあげるのの繰り返し、これをヌレエフは4回やっているが、ここはプティパ版はリフトだった。最後の王子のマネージュは、今回の東京バレエ団版はプティパ版だった。第3幕青い鳥。振付はヌレエフ版もプティパ版も同じに見えるなあ。もしかしたらステップ増えてる？　独特の装飾的な振付。プティパもすごい。こんなステップを考え付くなんて。ペッシュ、ムッサン共にすばらしい。ムッサンはちゃんと青い鳥の歌う声を聴いていましたよ。ここがポイント。GPDDフィッシュダイブ3連続はプティパ版にはない。コルパコワ先生は手を差し出すデジレの腕につかまって4回転、そのままデジレにもたれかかってアチチュード。その繰り返し3回で、回転数が5回転、6回転と上がっていく。最後はアチチュードでなくてリフト。ヌレエフ版ではピルエット2回でフィッシュダイブ、その３連続。男性にとってはより難しくなっているかな。アダージョの最後のフィッシュダイブもプティパ版にはなくて、肩の上に乗せるリフトだった。デジレのヴァリアシオン、ルグリとベレジノイでは高さといい、スピードといい雲泥だが、まあこの時代ですから。ジャンプの形もちょっと違っていたが基本的に同じ。オーロラのヴァリアシオンも同じ。可愛らしいシゾーの連発。コーダ、デジレのソロは、アチチュードの超難度のピルエット＆バットゥリーではなく、トゥール・ザンレール連発だった。最後のけんけんのあとのパドシャはオーロラだけがやっていて、デジレはぼーっと見てる。フィナーレのダンス、今回の東京バレエ団版は、プティパ版と同じ。青い鳥と同じ音楽でデジレたちが出てくるとこが同じ。ヌレエフ版では音楽が異なった。そのままデジレたちはひっこまずに先頭で踊る。アポテオーズは行進せずに、デジレがひざまづいて、アラベスク・パンシェでおしまい。つまり今回の東京バレエ団版はヌレエフ版とプティパ版がミックスされていて、しかも改訂されていたということだ。ノイマイヤーもプティパのすばらしい振付は全部生かしていたし、ヌレエフも同様。やはりプティパはバレエ界に燦然と輝く金字塔なのだ。レジュニナ＆ルジマートフ　キーロフバレエ『眠りの森の美女』　　1989年6月　カナダ公演これはプティパ版をコンスタンチン・セルゲーエフが改訂振付。幻影の場。これでは最初デジレがオーロラに触れられない、とか、デジレがオーロラを追いかけたあとに、オーロラが後ろに身体を反らしながら前にバットマン・デヴェロッペ＆アラベスク・パンシェの繰り返しもやっています。これはプティパのデフォルトなのか？　だんだん混乱してきたわ。コルパコワ版が違ってたのかな。ルジマトフのソロ、すばらしい。第3幕デジレとオーロラのグランパドドゥ、3連続フィッシュダイブはなし。コルパコワ版と同じくぐるぐるぐると8回転ぐらいルジマトフがレジュニナを回して身体を倒すというもの。アダージョの最後のフィッシュダイブはあり。デジレのソロ、ルジマトフ版、ジャンプして脚は打ち鳴らさない。ザンレールの連続の移動方向がルグリとは逆。ジュテのマネージュもべレジノイと同じアンオーでのジュテ・アントルラセで入って、グランジュテ、シェネのコンビネーション。コーダ、デジレはコルパコワ版と同じく、トゥールザンレールで入って、着地したらそのまま脚をフォンデュで後ろに伸ばす。その繰り返しで最後はアチチュード・デリエールでピルエット。オーロラが入ってきて、片足けんけんで下がった後、コルパコワ版と同じく、オーロラのみのパドシャ。レジュニナはとてもエレガント。フロリナも。全体にキーロフは女性が優雅ですね。動きがシャープというより、まさにクラシック。だから音楽も遅めかも。ヴィヴィアナ・デュランテフロリムント王子；ゾルタン・ソイモジーロイヤルバレエ「眠れる森の美女」　1994年11月ロイヤルは演技濃いなあ～　これはプティパ版だが、改訂振付が、アシュトン、マクミラン、フェオドール・レポコフという豪華な面々。演出がダウエル。幻影の場。最初にオーロラが飛び出してきて王子がリフトしたりする。そのあとチェロのソロの場面。「パ・ダクシオン、オーロラ姫と王子の情景」オーロラがフロリムント王子に近付いて逃げる、というのをやってた。ヌレエフのオーレリー版と同じ。王子がオーロラを追いかけた後、ホールドしてオーロラは正面を向いてデヴェロッペ＆パンシェ、そのあとはピルエット。違う。第3幕王子とオーロラのグランパドドゥ。アダージョ。途中がオーロラのリフトの連発になっている。これは疲れそう。そのあとフィッシュダイブ３連発あります。最後まっすぐに高くリフトしてから落としてフィッシュダイブで手を離して締め、というのはまったくオーレリーのヌレエフ版と同じ。しかしヴィヴィアナ、すばらしいです。王子のヴァリアシオン、最初のバットゥリー、ザンレールで下手に移動、ピルエット5回転ここまでいっしょで、そのあと、マネージュは、トゥール・アンレールの繰り返し。グランジュテ＆シェネのコンビネーション。ものすごく気合入ってます。コーダ、王子は最初が後ろのバットゥリー、その後ザンレール連発。片足けんけんはなしでリフトになっている。パドシャもなしで、オーロラをホールドしてピルエット。オーロラは手を上げて下ろす。2回繰り返す。ここの部分が今回の東京バレエ団版とまったく同じだった。これらすべて見比べて思うのは、GPDDはやっぱり私の好みではヌレエフ版ですねー。最後の二人揃ってパドシャするのが好きだし。片足けんけんも忘れちゃいけない。ロイヤル版はリフトやピルエットが多すぎる。もっと技でなく美しい音楽に乗ったラインが見たいんですよね。

2005年08月19日
小出、ルグリの「眠りの森の美女」2日目

東京バレエ団「眠りの森の美女」2005年8月18日　上野　東京文化会館キャストは16日と同じです。ほんとにすいません、ウソばっか書いて。きょうのレポで訂正したいと思います。きょう、小出・ルグリの2日目にも行ってしまいました～小出さんはきょうもすばらしい！ルグリさんはきょうはちょっとお疲れ？でもすてきでした…第1幕。式典長（平野玲）、オーロラ姫を見て、「可愛い顔で眠っているから静かにしてね。」みなで「シー、お静かに」とやっている。いろんな精の踊り。優しさの精：門西雅美、やんちゃの精：長谷川智佳子、気前よさの精：高村順子、のんきの精：森志織、度胸の精：乾友子。度胸の精がなんといってもすばらしい。最後にリラの精（大島由賀子）が踊る。彼女はマラーホフの『眠り』の時、カラボス、そしてアロンソ版「カルメン」の「牛」この二つのシャープな踊りとまったく異なり、実に優雅。ここのソロのア・ラ・スゴンド、すばらしかった。ちなみにヌレエフ版のジロのこの踊りはものすごい。カラボスの登場。呪いをかけて去っていく。リラの精は、100年後の王子を待つために、お城を茨の中に閉ざす。第2幕16歳のバースデー。ローズアダージョ。アラスゴンドでのバランス、きょうも完璧。マンドリンを奏でる娘たちに手を置いてアラベスクパンシェのシーン、パリオペのヌレエフ版でのオーレリーはポワントしてからア・テールでパンシェだったが、小出さんは最初からア・テールでパンシェだった。4回繰り返す。アチチュードでの最初のバランス、きょうもすべて手はアン・オーに上がっていた。2回目のアチチュード、1回転してバランスのところもすべてノーミス。顔も正面向けてました。4人の王子と4人の娘の踊りがあって、オーロラ姫のソロ。美しいヴァイオリンのソロ。gromitさま、残念ながらヴァイオリンのソリストは私の位置からは見えませんでした。小出さん、ほんとに優雅に踊ります。空中を脚でこねこねかき回すようなロンドゥジャンブ・アンレール。ソロのピケターンでのマネージュ、きょうも見事。大拍手。ブラボー。第3幕。この東京バレエ団ヴァージョンではプロローグが第1幕になっているため、幻影の場面が3幕の冒頭にちょこっとくっついている感じ。王子様と友人たちがダーツしたり、鬼ごっこしたり(大人の鬼ごっこ）する場面もない。幻影の木々の精霊たちのコールドもあんま踊らない。パリオペのヌレエフ版のような豪華さには欠けるがコンパクトになっている。村娘たちが踊っている。突然ファンファーレが鳴り響き、身分の高い方がやってきたことを告げる。村娘たちはいっしょうけんめい捧げるための花を摘む。やってきたのはデジレ王子（マニュエル・ルグリ）一人。共の者も連れず、何やら一人で考え事でもしたいらしい。娘たちは花を捧げるが、「いらない。」「申し訳ないが、下がってくれないか？」娘たちは退散する。彼は自分の夢に毎夜出てくる不思議な娘のことを思っている。彼女はいつも悲しそうに泣いている。胸が締め付けられる。そこへリラの精が現れる。一目で魔法使いだと悟った王子は、リラの精に夢の話をする。「泣いている娘の夢を見るんです、僕は心惹かれてしまったのですが何もわからないのです。」「お姫様は魔法をかけられて眠っているの。王子様のキスで目覚めるのよ。彼女を助けてあげて。その姿をこれから見せてあげるわ。」「見せてくれるんですか？」後ろの幕が真ん中から開いて、オーロラ姫の幻影が現れる。デジレ王子は舞台上手の手前で姫を見つめ(実際には客席を向いている）あまりの美しさに腕を上げて陶然として見つめる。ここからあまりにも美しいチェロのソロが始まる。思わずオケピを見てしまいました。美しいメロディ。オーロラ姫は悲しげに佇んでいる。デジレは姫の許へ飛んでいこうとする。しかしリラの精が押しとどめる。デジレは彼女に自分から触れることはできない。ここ、オーレリー版ではオーレリーが茶目っ気たっぷりにデジレの肩にちょんとふれて逃げていくという感じだったが、小出さんはけしてデジレに触れない。近付いてくるのだがすぐに遠ざかっていく。デジレは焦燥を募らせる。苦しそうにひざまずくデジレ、背後からそっと近付くオーロラ。オーロラがデジレの肩に触れ、その瞬間デジレはオーロラと恋に落ちる。見つめあう。二人のスロウな愛のパドドゥが始まる。最初オーロラはデジレのホールドで足を180度上にあげたアラベスク。頭は真下を向いている。それから眼を見交わしながら上手を向いてアラベスク・パンシェ、今度は下手にもたれかかって足を前にあげる。この繰り返し。視線が絡み合っている。オーロラをくるくる回して、オーロラは客席に背中を向けて上体を真後ろに反らす。この美しい場面が大好きになりました。眠りの中で一番大好き。小出さんとルグリのムードが良くて、すばらしい。このへんでリラの精もからんでパドトロワの場面も。デジレは2人をリフトして大変そう。デジレは感動してリラの精にひざまずき、「わかりました。姫を助けに参ります。」と誓う。オーロラは消えていき、デジレはリラの精に押しとどめられる。デジレはぐるぐるマネージュする。最初は身体をぐるぐる回しながらのマネージュ、そしてグランジュテ、最後はピルエット。2人は上手に去る。木々の精たちが踊る中、リラの精に導かれてデジレは森の奥へ。リラの精は美しいムーヴメント、パドブレしながら彼をいざなう。カラボスが誰かが近付いてくる音を聴きつける。勇ましいホルンの響きだ。舞台に張られた蜘蛛の巣の幕の向こうでデジレがグランジュテする姿が映る。カラボスのもとについにたどり着いたデジレ。下手からデジレが短剣を手にして出てくる。上手のリラの精に促されて中央に君臨するカラボスに剣を振りかざす。くるっと振り向き、「うまくいかないかもしれません…」それではと、リラの精は魔法を使う。カラボスはいなくなるが、手下たちは王子に蜘蛛の巣をかけたりする。王子は手下たちを蹴散らして、姫の許へ。ヌレエフ版だと不気味に眠り込む人々を見て回る王子というのがあるのだが、それはなし。姫に口付けして起き上がる。照明がいきなり明るくなる。祝宴の始まり。金の精、銀の精。銀の精（佐伯知香）がすばらしかった。プロポーション抜群で(細い！）ムーヴメントが美しい。それから1幕でも踊った、ダイヤモンドの精（乾友子）。飛びぬけて見事なテクニックだった。彼らのコーダではシェネはすごいわ、フェッテはすごいわ、きょうもわいてました。青い鳥（古川和則）のパドドゥ。古川さんきょうもすばらしかった。にこにこしていて、見てるだけで頬の筋肉が緩んじゃうわ。きょうはミスもなかった。フロリナ王女（高村順子）は細い！おとといのミスの場面はジュテ＆ホールドでピルエット、ピルエットが終わってアラベスクで男性がホールドして回るのコンビネーション、連続2回の2回目だった。ピケアラベスクではありませんでした。ピルエットが終わってアラベスクでホールドして回る部分でした。男性のサポートがなかったので倒れそうになったが、彼女の位置が下手に寄りすぎ、しかも古川氏が立ち居地が女性から離れていたためだったと思う。古川さんのソロ、上手奥に移動する時、ゆっくり歩きながら腕を上下にぱたぱたゆっくり動かしている。そしてすごいジャンプ、バットゥリー。後ろにジュテ・アントルラセで飛んでいく。高い。アントルシャの連続。拍手が湧く。フロリナのソロ。ブリゼボレはふつう下手奥から上手手前に飛んでくるが、古川さんは逆だった。利き足が逆なのか。コーダで二人並んで難しいバットゥリー、プラスポーズのコンビネーション。最後に舞台下手にはける時、青い鳥は背中を見せるスタイルの大きなグラン・ジュテ。長靴猫と白い猫。いよいよ王子と姫のグラン・パ・ド・ドゥデジレは上手奥から、オーロラは下手奥から出てくる。中央に進み出て、オーロラは足を前に上げて上体を後ろに反らす。5番ポジションで後ろを向くデジレ、手を差し伸べ、オーロラはアチチュード。王子はオーロラの回りを歩いて回る。アラベスクするオーロラをホールドして身体を密着させるようにして細かく回る。フィッシュダイブ。残念ながらきょうはちょっとルグリがぐらついた。特に3回目で足が動いた。ルグリも人間だった。デジレがオーロラが下手にシェネする時、次はこっちでしょ、というように下手にそっと押し出していた。こういうディテールにルグリの貫禄を感じてしまう。（オーレリーにもやってました。）ルグリのお手本のようなパッセ。こんな何気ないパでさえ、気品とオーラが感じられる。小出もパッセ。今度はアラベスクするオーロラの腕をとって2回転、姫の回りを歩いてぐるぐる回る。正面を向いて手を離してアンオー＆アラベスクのバランス。オーロラをまっすぐのまま上にリフトして、またフィッシュダイブ、手を離してポーズで締め。デジレのヴァリアシオン、最初は前で足を打つ、バットゥリー、繰り返し。それからトゥールザンレール、横に移動して繰り返し。4回やって、拍手、マネージュ。だんだん高速になってシェネ3回、グランジュテシェネ4回、グランジュテシェネで締め。大拍手とブラボー。ここのソロは私が一昨日見たときとほとんど同じだった。オーロラのヴァリアシオン、まことにすばらしい。コーダ。デジレ、後ろにアチチュードしてピルエット2回転、これを3回連続。すばらしい。バットゥリーは今度は後ろで打つ。これを左右でやってピルエットで締め。続いてオーロラが出てくる。片足けんけんで二人で後ろに下がっていく。最後は、パドシャ＆ピルエットの繰り返しではなく、オーロラのサポートつきのピルエット2回、で締め。ここのホールドのタイミングが遅れておっとっとという感じ。パドシャ＆ピルエットが好きだったので、ん？と感じた。フィナーレダンス。リラの精は、コールドを引き連れて出てくる。コールドの前を斜めにグランジュテ、今度は上手に向かってジュテ・アントルラセ。そしてイタリアンフェッテ。この振付、「ライモンダ」の森の女王のソロとほとんど同じ。プティパさんの定番ですね。青い鳥は一昨日もそうでしたが、最初のジャンプでとびきり高く飛んで出てきます。そんなとこがミーシャみたい。青い鳥に続いて、デジレとオーロラが同じ音楽で出てくる。コールドがチャルダーシュを繰り広げる。アポテオーズ。まずリラの精が出てくる。デジレとオーロラはまた見つめあって出てくる。歩いていって階段上に行くと、手を取り合って、額をこつんとぶつけて、腕を広げてポーズ。美しい。クラシックバレエの形式美の頂点を極めたプティパの世界、という感じでした。Manuel Legris Index

2005年08月18日
ボッレ、ザハーロワの『白鳥の湖』初放送　& Legris　1999

9月にクラシカ・ジャパンでボッレ、ザハーロワの『白鳥の湖』が放送されます。日本初放送、9月23日です。クラシカジャパンきょう一日、頭の中でルグリが踊ってたので、さっそく『眠り』引っ張り出しました。あかん。素晴らし過ぎるわやっぱ。美しすぎる。きのうと違いすぎる…かも。うわあああんひとつの時代が終わったのね。イレール、ルグリという巨星の時代が…ダンサーズ・ドリーム～ルドルフ・ヌレエフの世界（１）　　　「眠りの森の美女」51分もう一つ、ルグリの眠りあったよね～　ないんだけど。でもあした行ってしまいそうな自分が怖い。セーブセーブ。なんだかんだ言いながら今ルグリの出るとこだけ、見直してみた。1999年のパリオペ『眠り』ヌレエフ版だからきのうのとはだいぶ演出も振付も違ってました。ヌレエフ版はアポテオーズがない。きのうはフィナーレダンスがコールドのみで、チャルダーシュ風に頭に手をやるもの。ヌレエフ版は主役と青い鳥が先頭で踊り倒してストップモーションで暗転で終了。青い鳥の振付も一部違ったような。青い鳥はペッシュでフロリナがデルフィーヌムッサン。ブリゼボレはさすがの美しさだったが、ジャンプの高さは古川さん！ルグリのソロはもう圧倒的にこの頃の方がすごい。軽やかさ、敏捷さ、スピードといったルグリの長所が出ているもの。しかもヌレエフだから死ぬほど難しい。デジレが友達と別れた後に踊るソロとか、幻影の場の後半のソロとかめちゃくちゃすごい。しかしきのうはなかった。ほんとプティパの頃は男は刺し身のツマだったのだね。しかし最後の幕のGPDDはなぜか昨日の方がよかった。きのうのGPDDは死ぬほど良かった。あのマイム、ヌレエフ版では王子が女友達に、「泣いている女の子の夢を見るんだけど知ってる？」「知らないわ。」リラの精にも同じことを打ち明ける。「泣いている女の子の夢を見るんだけど、とても心惹かれるのです。彼女は一体誰なのでしょう？」すると、リラの精が、「見せてあげるわ。」と、こういうことだったんだ。「ダンサーズ・ドリーム」の方は相手がプラテルで、ルグリはさらに若い。クレジットは98年になっている。こちらはリハーサルシーンばかりで本番がないのが寂しい。Manuel Legris Index

2005年08月17日
小出領子のオーロラ姫

東京バレエ団「眠りの森の美女」2005年8月16日(火)　上野　東京文化会館小出領子のオーロラ姫、すばらしかった！ブラボーの嵐。カーテンコールではルグリに対するよりも彼女への歓声がすごかった。世界に通用する日本を代表するプリマバレリーナの誕生だ。すべてにおいて完璧。可憐で優雅。貫禄さえ感じさせた。彼女はすごく芯が強いに違いない。そしてそれこそがプリマバレリーナの絶対条件なのだ。ルグリは円熟の極み。完璧ないぶし銀のサポートで彼女をフォローした。ルグリのソロでは涙出そうになっちゃった。最近涙もろくなっちゃったようだ。3幕の客席にはマチューと高岸さんの姿があった。オーロラ姫：小出領子デジレ王子：マニュエル・ルグリ王：森田雅順王妃：浜野香織式典長：平野玲善の精リラ：大島由賀子悪の精カラボス：井脇幸江【第１幕】優しさの精：門西雅美やんちゃの精：長谷川智佳子気前よさの精：高村順子のんきの精：森志織度胸の精：乾友子【第２幕】オーロラの友人：高木綾、奈良春夏、西村真由美、田中結子４人の王子：高岸直樹、木村和夫、後藤晴雄、野辺誠治【第３幕】金の精：阪井麻美銀の精：佐伯知香ダイヤの精：乾友子サファイアの精：前川美智子フロリナ王女：高村順子青い鳥：古川和則白い猫：門西雅美長靴をはいた猫：高橋竜太指揮：アレクサンドル・ソトニコフ演奏：東京フィルハーモニー交響楽団第1幕お城にお姫様が生まれたお祝い。式典長（平野玲）が取り仕切っている。オーロラ姫の顔を覗き込み、なんて美しいんだ！とマイムでやると、お城の人々が、「美しいんですって！」とマイムで伝える。いろんな精とリラの精（大島由賀子）がお祝いにやってくる。大島さんはすばらしいです。プロポーションが完璧。背が高くてバランスが取れている。式典長はいやーな予感がする。招かれざる客がやってきた。水を差す存在、カラボス（井脇幸江）が現れる。カラボスが出てくると俄然舞台が面白くなる。カラボスは式典長に詰め寄る。「あんたの策略ね。あたしを呼ばないなんて。」「いやその～」カラボスはすごく楽しそうに笑うと、式典長のかつらを剥ぎ取る。そして今度は赤ちゃんのオーロラをターゲットに。また楽しそうに、糸紡ぎの針で自分の指を刺して高らかに笑う。彼女のソロの終わりで拍手！1幕了。第2幕オーロラ姫の16歳の誕生日の祝宴。コールドの最初上手から2番目で踊っていた女性、14日のスプリングアンドフォールにも出てた美人。美しかった。4人の王子が現れる。いよいよ姫の登場。中央から登場。オーロラのソロ。すばらしい。大拍手。ローズ・アダージョ。4人の王子に次々と腕を取られて、ポワントでアラスゴンドで手をパッと離す。バランスが完璧。最初のアチチュードでのバランス、完璧。4人の王子と次々に手をとっていくが、手がアン・オーになっていた。次のアチチュードで王子の腕を持って1回転そしてバランスのところでもいちいち手をアンオーで顔を正面に向ける。ここがすごかった。小出の意地を感じた。ブラヴァ。オーロラのソロ。優雅。最後のピケターンもよかった。大拍手。熱狂。みな彼女の虜になった。カラボスがやってきて針で刺されて倒れる。リラの精は魔法をかける。2幕了。第3幕森の中。娘たちが踊っている。森に迷い込んだ王子。ルグリはすべてのムーヴメントが王子様～　歩いていても走っていても立っていても手を動かしてもすべてが王子様～　彼が出てきたとたんに空気が変化していく。デジーレ王子はリラの精に出会う。リラの精とマイムで会話する。最初にデジレは「泣いている」「だめ」という仕種(マイム)。「私は泣いている女性の幻影を見るんです。でも私にはどうしてあげることもできないんです…」と、勝手に解釈。リラの精は茨に囲まれたお城に眠る姫の話をする。後ろの幕に、遠いお城の絵と、カラボスの姿が映し出される。デジレは姫を助けてくれと頼まれるがその気はない。しかし舞台の幕が真ん中から二つに裂けて、オーロラ姫の幻影が現れる。オーロラ姫の幻影は苦しそうに悲しそうに踊る。一目で心惹かれた王子は走って姫の許にいこうとする。リラの精が押しとどめる。「だめだめ」「自分からは触れないし近づけないのよ。」デジレは次第に苦しげな、せつない表情になる。「まるで生きているようなのに触れられないなんて」姫に背を向けている王子。するとオーロラ姫の幻影が王子に近付いてきてそっと肩にふれる。そして二人のパドドゥ。デジレは優しい父親のような愛でオーロラを包んでいるようだ。包容力のある絶対的な優しさ。オーロラをサポートし、オーロラはデジレに身体を預けて上手、下手に身を傾ける。そして二人の目線が絡み合い、微笑みあう。幻影は消えて、リラの精と共にお城へ行く決心をするデジレ王子。デジレは喜びのソロを踊る。マネージュ。グランジュテ。森の中をえんえん歩いていくとだんだんお城が近くなってくる。茨の精たちも踊っている。ようやくたどりついた城にはカラボスが手下と共に君臨している。手下がカラボスをかついでいる（運動会の騎馬戦のように。）デジレはリラの精に「どうしよう？」リラの精はデジレに小ぶりのナイフを渡すと「これで戦って！」カラボスに振り向いたデジレ。ナイフを振り上げるが、カラボスは担がれて身の丈３ｍになっている。デジレ、くるりとリラの精を振り向き、「やっぱ無理じゃん？」（笑。なんでほか誰も笑わないの？）リラの精は、しょうがなく、「じゃあ私が魔法で。」リラの精が魔法を振るうとカラボスはいなくなる。デジレは残った手下たちと死闘を繰り広げる。ついに敵はいなくなり、眠るオーロラが現れる。姫に口づけするデジレ。姫を目を覚ます。城がいきなり明るくなり、祝宴モードになる。次々とお祝いの踊りが繰り広げられる。金の精、銀の精、サファイアの精、ダイアモンドの精。この4人はうまかったです。それぞれソロや2人で踊った後のコーダで、金の精、銀の精が左右でぐるぐるフェッテし始める(シングル）。するとサファイアの精、ダイアモンドの精が遅れて加わるのだが、最初にダブルのピルエットで入って、その後シングルでぴったり4人で重なって回りだして、ここがめちゃすごかった。回っている足の位置まで4人がいっしょなのだ。すごい！かっこよかったー。フロリナ王子が登場。そして古川さんの青い鳥。待ってました。サーシャ（アレクサンドル・リアブコ）が演じた青い鳥はミステリアスに美しく、この世のものではない異形の生き物だったが、古川さんは気のいい青い鳥だね～　にっこにこしていて、頼りがいがある。リフトなんてちょいっと持ち上げる感じ。力持ち。二人のパドドゥ、よかったのだが、最後の方で、フロリナが青い鳥に向かってグランジュテしてピルエットして、サポートされてピケアラベスクという難しいコンビネーションを繰り返すところで、2回目に勢い余ってピケアラベスクで前に飛び出しそうになった。本人も怖かっただろう、あらっという表情を浮かべた。すかさず青い鳥がウエストをキャッチしたので倒れなかったが危なかった。まぁ若さならでは。続いて青い鳥のソロ。すばらしい。コーダの青い鳥のソロ部分のブリゼ・ボレもよかったです。しかし古川君の10回転のピルエットが見たかったな。青い鳥は最高4回転なんだもん。彼の海賊、ドンキが見たい。長靴を履いた猫と白い猫。いよいよグランパドドゥ。中央から二人が美しい衣装で現れたとき、また空気が変わった。これからクラシックバレエにおいて超最高難度のパドドゥが繰り広げられる。小出は客席に斜めに背を向けて立ち、ルグリに腕を取られて、ポワントで後ろに上体を反らす。すばらしい。90度まで反らしていた。ルグリは完璧な5番ポジションで後ろを向いて小出に手を差し出す。それに見事に応える小出。上手、下手へのルグリフォローの小出のポワントでのアラベスク、ビシ！と決まる。すべてのパが完璧に美しく、キレがあって止めがある。もしかしてすごい場面に立ち会ってしまったのか。二人のコンビネーションがぴったり。呼吸まで合っているようだ。圧巻のフィッシュダイブ。ルグリは小出に背中を向けて左手を差し出す。小出はくるっと回る。ルグリは左手1本でやすやすと、小出を膝の上に抱え込む。まるでダイブじゃなくて至極当然のような動き。小出は頭がほとんどまっさかさまになるくらいの完璧なダイブなのに。ルグリは神様かと思っちゃった。ダイブ3回で途中でもう嵐のような拍手、キタ～。王子のソロ。超難度のソロ。バットゥリー。足を空中でぱんぱんと打ち鳴らす。ルグリの得意技だが、ルグリも若い頃の小鳥のようなジャンプ力ではないのよね。すぐ地面に着いちゃう。少し淋しい。そしてトゥール・ザンレール、横に1回転してまたトゥール・ザンレールという超疲れる繰り返し。ルグリは完璧。そして高速マネージュ。グランジュテと高速シェネの繰り返し。さすがに最後の方は足が上がらなくなっていたが、シェネがさすがにすごかった。この完璧なソロが今の年齢のルグリにどれだけ負担を強いたか考えるだけで感動して涙出そうになりました。ブラボー。客席も熱狂。オーロラのソロ。コーダ。デジレは冒頭、アチチュードでくるくる回る。この繰り返し。完璧。ものすごいGPDDを見た。客席大熱狂。全員が出てきて祝う。宝石の精たちはものすごいシェネ。リラの精は完璧なイタリアンフェッテ。青い鳥の踊った後にデジレとオーロラが同じ音楽で出てくる。アポテオーズ。入場してくる時、デジレがじっとオーロラを見つめ微笑みながら出てくる。二人は王と王妃に祝福されるとゆっくりゆっくり歩いて舞台の奥へ。そして階段を上がって幕。大団円。

2005年08月16日
ABTマッケンジー版、スワンレイク

kaedeさま、naomiさま、きょんさま、gromitさま、私も買ってしまいました～ABTマッケンジー版、スワンレイク。なんといってもゴメスのロットバルト！ほんとにかっこいい。目線がすごい。出番が少なくて残念。あんなに演技できる人とは思わなかった。ゴメスのジャンドブリエンヌ見とくんだった！後悔先に立たず。マラーホフの贈り物はガラだからなあ～しかしマッケンジーさんのヴァージョン、マシュー・ボーン版に似すぎではないですか？サヴェリエフさん、たったあれだけ？しかも髭面だし～淋しい～チャルダーシュ。コルネホは1幕ではほぼ主役じゃん！　踊りまくり。アンヘルよりもしかするとすごかったかも。＆ his sister,エリカ・コルネホすごすぎ！　女性と思えないバネだね～はしっこにフリオブラガドヤング君が映っていてうれしい。芝居してたよ～naomi さまのおっしゃるとおり、ナポリタンの2人がすごい～シンメトリカルに踊り、後半はこれでもかとピルエットの応酬。日本でわたし、彼らは見られなかったです。残念。ホールバーグとヘススがいないのが残念。アンヘルの感情が入った演技がよかった。ジリアンの3回転、シングル、シングルの繰り返しのフェッテ・アントゥールナンの前半は度肝を抜きました。アンヘルも｢口をぽかんと開けて見とれてしまう」と言ってましたが、まさにこないだライモンダで私もそうだった。口がしまらん。唖然としすぎで。マッケンジー版、全幕に亘ってかなり伝統版と異なっていて、すごく楽しめました。

2005年08月15日
ユカリューシャ

「ユカリューシャ」2005年8月14日　五反田ゆうぽうとなんとも豪華なラインナップだ。ルグリは格の違いを見せつけた。そして…首藤さんに涙した。首藤さんはスワンレイク後、大きく成長したように感じた。技術的なことではなく、もうその存在そのものがだ。ものすごく魅力的なダンサーになっていた。以前の近寄ったら切れるような、言ってみれば「殺気」はなくなっていた。違うドンホセだった。もう彼のドンホセを見るのがこれで最後かもしれないと思うと、カーテンコールでのうってかわったはじけた天使のような笑顔を見て、涙がこみ上げてきた。休憩はさんで次の演目を見ながら、まだ涙が出そうだった。１．「ラ・シルフィード」(ラコット版）第2幕より抜粋幕が開くとそこは森の奥。中央に座っている妖精（＝シルフィード・斎藤友佳理）。大拍手。左右からシルフィードたちが現れる。下手から現れるジェームズ（＝マチュー・ガニオ）。相変わらず美しい、可愛いマチュー。相変わらずジェームズのキャラじゃない(笑）。ジュテは高い。さすがルグリ仕込み。丁寧に踊っている。中央でシルフィードを捕まえようと手を伸ばすと、シルフィードがふい、といなくなる。淋しそうな顔。なんちゅー可愛いんだ。いきなりジェームズとシルフィードの難しいリフト連発のパドドゥになる。ゆっくりゆっくり、笑顔を交わしながら踊る。二人の関係性が伺えて微笑ましい。マチューっていつもどんな時でも笑顔を絶やさない。これはもうひとつの才能ですね。マチューのソロ。アントルシャ～　ものすごく繰り返して舞台を斜めに進み出てくる。最後の2回転で座ってポーズのところで足が乱れた。でもマチューだから許すわ。カーテンコールでマチューが友佳理さんに何事か一言つぶやく。｢ブラボー｣と言ってるような口の形だった。２．「パ・ド・カトル」　振付：アントン・ドーリン音楽：チェーザレ・プーニタリオーニ：吉岡美佳グリジ：井脇幸江グラーン上野水香チェリート：小出領子いずれ劣らぬ名花ばかり。吉岡さんは超美人。井脇さんはいつもそうだが、役そのものになりきっている。すばらしい演技力。水香さんはプロポーションがすばらしくアラベスクだけでも美しい。そして…小出領子さんがすばらしかった！優雅で安定していて、頭一つ抜きん出ている。　｢眠り」が楽しみです。３、「カルメン」振付：アロンソ音楽：シチェドリン、ビゼーカルメン：斎藤友佳理ドン・ホセ：首藤康之エスカミリオ：高岸直樹ツニガ：後藤晴雄運命（牛）：大島由賀子いよいよだ。もうすぐドンホセに会える。胸が高鳴る。ほとんど40分、いつも見ている版の｢カルメン」をそのままやった。▽カルメンのソロ（アラゴネーズ）　足を前にパッパッとあげるとこ。高くシャープにあがっている。▽ホセとツニガのデュエット（アルカラの竜騎兵）　ツニガの登場、ツニガとドン・ホセのファニーなダンス。▽カルメンのソロ（ハバネラ）ドンホセとカルメンの出会い。カルメンはドンホセを誘惑する。カルメンは逃げる。▽ドンホセのソロ（第3幕への間奏曲）バキューン。。。。。撃ち抜かれました。ドンホセは帽子を脱ぐ。ここの首藤さんはすごく感情が入っている。そんなはずじゃないのにあの女に心惹かれてしまった。いままでの首藤さんのナイフで切れるような感じではなく、人間的な感情がほとばしっている。舞台中央で上体を反らしてから下手方向へ足をあげて大きくジャンプ。そして上手にシェネで4回転。ここのムッルのダンスはすごく技術的なレベルの高さを感じたが、首藤さんはむしろ感情のほとばしりを大切にしているようで、ドンホセの感情に胸を掴まれた。もう心臓がどきどきして動悸が激しくなってきた。ほんとにすばらしい。大拍手。▽メルセデスらのダンス。なかなか上手の子が可愛かった。▽闘牛士の登場。高岸直樹。背高い。闘牛士と踊るカルメン、見つめているツニガ。ツニガとホセとカルメン、▽カルメンとホセのパドドゥ（花の歌）ここは難しいリフトの連続。ほかで見たヴァージョンの振付と違っていたような。同じアロンソ版でもそれぞれここの振付は違うのだが。前に見た緊張感ばりばりの彼ではなく、愛にあふれている首藤さんだった。ゆかりさんをリフトして振り回して胸に抱きかかえる時に笑顔。首藤さんがここで破顔するなんて。二人で顔を見合わせて笑う。うわーなんか微笑ましい。リフトは難しいが、それ以上に二人には心の結びつきが感じられた。二人で横に並んで踊る。首藤さんの気持ちの入りがすばらしい。ゆかりさんのピルエットはカルメンであっても優雅でクラシックだ。抱き合う二人。だい、だい、だい拍手▽拍手を断ち切るように、カード占いのシーンになる。牛、ツニガ、闘牛士、カルメンとホセ。ホセは下手で美しくピルエット4回転。スケートの選手みたいに腕を上にあげていって、ねじれたように回るピルエット。美しい。ホセはカルメンを殺す運命なのか…悪夢を見るホセ。悪夢を見ているのはホセなのかカルメンなのか？▽そして…運命の日。悪夢が現実になる。闘牛。牛が現れ闘牛士と戦う。ホセとカルメン。この4人(2組)はまったく同じ踊りを踊っている。お互いパートナーを入れ替えて踊る。ホセが牛と踊る。牛（＝運命）は後ろを向いているホセを前に向かせる。そしてカルメンの腕を引っ張る。カルメンはナイフを持っている(実際には持っていない）ホセに飛び込んでいく。刺される。牛は一瞬遅れて闘牛士にとどめをさされる。ホセは茫然とした表情。カルメンはホセの頬を愛しそうに撫でる。「いいのよ。気にしないで。」正面を向いてにこっと微笑むと倒れる。ホセの右手1本にカルメンがぶら下がっている。ホセは、半回転させて自分にカルメンを抱きつかせる。しかし次第にカルメンはずり下がっていき、床に倒れる。ホセは終始カルメンの顔を見ない。呆然と中空を凝視したまま。カルメンが床に横になってから初めてカルメンを見る。そしてまた顔を上げて上を見つめる。その表情は慟哭ではなく、ひたすら中身がなく、抜け殻になったような表情。そのままでカーテンが閉まる。大拍手。またカーテンが開いた時、ホセも皆もそのままだった。表情も。これはつらい。カーテン開けないでほしかった。そしてまた幕が開いた時、まったく憑き物が落ちたような天使のような笑顔の首藤さんが出てきた。あらっ！　ちょっと驚く。昔の彼ならまだ引きずっているはずだ。なんかすごく幸せそうで、スワンレイクでの満面の笑みを思い出してしまった。そしたらもう涙が出て止まらない。４、「スプリング・アンド・フォール」振付：ジョン・ノイマイヤー音楽A.ドヴォルザーク長谷川智佳子木村和夫古川和則平野玲ほかノイマイヤーらしい、美しいムーブメント。古川和則さんはほんとにすごい。にこにこしながら踊っていて、舞台がぱぁっと明るくなる。ものすごいバネ。彼は東バのコルネホ。勝手に命名。早く主役デビューしてね。Mも楽しみです。平野玲さんもとてもよかったです。長谷川さんの下手で踊っていた女性は超美人。目立ってました。５、｢椿姫」振付：ノイマイヤー音楽：ショパンいや～ルグリさま、すばらしい。もうすごい！エトワールの貫禄を見せつけた。幕が開くと上手手前に座り目を閉じているアルマン。苦悩しているのか。やりきれない表情。きょうの出来事を思い返している。突然のマルグリットとの再会。自分は子供じみたまねをしてしまった。今付き合っている女を見せつけるなんて…下手から黒い布を頭からすっぽり被った女が現れる。マルグリット。アルマンは目を開ける。半ば信じられない気持ちと、わだかまりを残した苦悩の表情。アルマンは女性のマントを脱がせ、舞台上手の袖に放り入れる。マルグリットは懇願する。お願いだから…きょうのような振る舞いはやめて。手を震わせて懇願するマルグリット。アルマンはついと背を向ける。なおもお願いしようとするマルグリット。アルマンは詰問する。どうして、どうしてだ。どうして僕を捨てたのだ？　笑い者にしたのだ？暴力的にマルグリットを翻弄する。なされるままのマルグリット。しかし次第に自分の気持ちが抑えられなくなるアルマン。責めてもなじっても、それは自分の本当の気持ちの裏返し。自分がまだこんなにマルグリットを愛していることに気がつき、がく然とするアルマン。マルグリットは来たのは間違いだったと思い、去ろうとする。｢行かないで…」何度も腕を取る。帰ろうとするマルグリットの前にたちはだかる。ルグリのソロ部分も感情が入っていて、しかもマネージュも回転も完璧ですばらしい。そして抑えていた感情が堰を切って流れ出す。二人は愛を確かめ合う。マルグリットの服を脱がせるアルマン。ここはイリ・ブベニチェックだとなんかすごく服を脱がせるのももどかしく、狂おしいんですが、ルグリはさすが大人のアルマンですごく優しいのだ。舞台下手で二人は愛し合う。ルグリは数々の難しいリフトを完璧になんなく、しかもドラマの流れを切ることなくこなした。さすがエトワール。そこにいるのは人間。ダンサーではない。最後の、片手を離して肩の上でマルグリットを支える超難度のリフトも。舞台上手に二人は倒れこむ。暗転。（この後二人には残酷な運命と悲劇が待っているのだが）　　ノイマイヤーの椿姫　　　ルグリと輝ける仲間たち B プロ明かりがついた時、座り込んだまま見つめあう二人。これが長くて感動的だった。ルグリは友佳理さんの手をとって顔を埋めてキス。そして優しくエスコート。ルグリさまの人柄がわかる場面。全員が登場して彼女を祝福する。なんて豪華なカーテンコール。友佳理さんはルグリとマチューにははさまれ、その両側にパドカトルのダンサー、そしてその横に首藤さん。みなの美しい笑顔を見ているとまるでこれが夢か幻かとしか思えない。夢なら醒めないで…　NBS　ユカリューシャ　　NBS　演目詳細

2005年08月14日
The Royal Ballet 見たいよ～

again さま、KAZAHANA情報ありがとうございます！私も前回世界バレエフェス見ましたよ～　もう隔世の感がありますね。その頃も会場ですれ違っていたのですね。不思議な感じがしませんか？　バレエファンて実は人口めちゃ少ないからかなり同じ人たちと見てるんですよね。RBお正月に、くるみ割り人形やるんですが、サモドゥーロフさんが出るんですね～　王子は最後にちょこしか出ないけど、ピーターライト版では。ついでに言うと「シルフィード」にも。きっと「マノン」もコジョカルの日に出るでしょう（これは推測）… The Royal Ballet 2005/6あぁ…　LONDONに移住したい病再発。日本で見られればいいと思っていましたが、見れば見るほど見たくなるのが人情。

2005年08月13日
ABT「スターの饗宴」

ABT「スターの饗宴」gromitさまにお返事しようと思ったら、naomiさまから既にレスが！　ありがとうございます。ABT「スターの饗宴」演目リストをようやく発見。ブルッフのヴァイオリン協奏曲 by gromitさま>>>白状すると、白鳥と一緒に「スターの饗宴」も買ってしまったのです。（奮発しすぎ。でもどっちの一枚かをどうしても選べなかった）そしたら、gromitの大好きなブルッフのヴァイオリン協奏曲第１番の３楽章があるのでびっくり。これはバレエの演目としては定番とは思わないけれど、ABTの定番なのかなあ。バレエを見ていると、オケピでバイオリン協奏曲が奏でられなんて！なななんとぜいたくな。(2005年08月09日 23時20分44秒) ブルッフのヴァイオリン協奏曲 naomiさん＞＞＞gromitさまたしかにABT公演パンフ（ロイヤルもそうだけど）ってプリンシパルとソリストしか載っていなくて、コール・ドの顔写真が載っていないんだけど、コール・ドでもわりと重要な役を踊ったりするから載せて欲しいですよね。「スターの饗宴」国内盤は高いですよね…2枚買うというのは相当な金額になったのでは？でもこのDVDはお得です。まだ若いアンヘルのバジルが観られるし、今はもう観られないボッカ＆フェリの伝説のロミジュリも観られるし（6年前に観に行って涙しました）、マラーホフのレマンゾもあればホセさまの麗しい王子もあって、ブルッフのヴァイオリン・コンチェルトもあればインタビューも満載で。最近はあんまり上演していないようですね。とにかく、なんか悲しいことがあったときにはこのdvdを見るようにしています。 (2005年08月11日 21時20分07秒)

2005年08月11日
R-HATTER、マノン新聞評ほか

新聞評R-HATTER8月4日付　日経　夕刊「奔放な身体表現、なお可能性」　評者：鈴木晶(舞踊評論家）8月6日付　朝日　夕刊「24歳に似合わぬ沈着さ」　評者：石井達朗(舞踊評論家）8月9日付　読売　夕刊「｢娯楽性」と｢正統」双方の魅力」　評者：立木あき子(舞踊評論家）（※「火華」（＝あき）が表示できません。）英国ロイヤル・バレエ団「マノン」8月2日付　読売　夕刊「コジョカル　傷つく心を繊細に」　評者：祐成秀樹ビリー・エリオット8月4日付　朝日　夕刊　※PARKさま、ありがとうございます。　Spanish情熱のバレエGALA　　コレーラ、ロホ、ジョゼ・マルティネズ、アナ・ラグーナなど出演　※JMさま、ありがとうございます。　アンヘルの『コート』だよおお～んん、見たい～　とまた見たい病が。いかんいかん。▽naomiさま、ABT｢白鳥の湖」キャスト表感謝です！　サヴェリエフさんも出ているのか～　ますます買いたくなってしまいました。今月は｢オペラ座の怪人」DVDも出るし、悩ましいですね。（｢オペラ座の怪人」DVDは廉価版で済まそうかと思ってる私）マッケンジー版、やっぱ買いかな～gromit さまもきょんさまも既にお持ちとは、すばやい！

2005年08月09日
BBS転載INDEX　8月6日

皆様がBBSに書き込んでいただいた内容の一部を編集して、公演別にダイアリーに転載して保存しています。訂正、変更のご希望がございましたら、このフォームでご連絡いただければ幸いです。転載内容ABTの『白鳥の湖』(DVD) kaedeさん大阪　オールスターガラ３　reported by KYON R-HATTER　大阪公演　reported by KYON ABT「ライモンダ」 reported by gromit ロイヤルバレエ関連BBS書き込み転載　7月13-21日ハイランド・フリング,スワンレイク　BBS転載　7月2-11日Highland Fling 　トークイベント　by　gromit スワンレイク関連　6月14日-7月2日　BBS転載スワンレイク関連　6月12日BBS転載

2005年08月06日
ABTの『白鳥の湖』(DVD)

kaedeさま、ABTの『白鳥の湖』(DVD) レポ、サンキューです。ゴメスがロットバルトなんて～今初めて知りました。FAIRY　アメリカン・バレエ・シアター「白鳥の湖」うわーん、会場で買えばよかったかも。しかしノイマイヤーのシルヴィアも出るのですよね、もうすぐ。でも買います～多分？　コルネホも出てますものね～＞＞＞ABTの『白鳥の湖』(DVD) kaedeさん ABT生舞台を見た勢いで、ABTの白鳥の湖(アンヘル・ジリアン)のDVDを買いました。なんか、すごくおもしろいんです、これ！角が生えてるようなロッドバルトが、３幕では魅惑的な男（ゴメス）に変身して、ジークフリート(アンヘル)の花嫁候補を逆に誘惑したりします。しかもその曲がマシュー版のストレンジャーが各国の王女と踊りまくる曲と同じ。しまいにゃ、ロットバルトひとりでくるくる踊りだして、最後は女王の隣の椅子にちゃっかり座ってオワリ。これって、まんま、マシュー版のストレンジャーなんスけど？以前、マシューのインタビューで「10年前には考えられなかったけど、最近はマシュー版白鳥の湖が、初めて見る白鳥の湖だという人も多い」とかいうのがあったけど、少なくともこの２つの白鳥の湖を見たら、あの曲（ルスカヤ／ロシアの踊り）は、ああいうもんだと思ってしまう人がいても不思議ではないかも。ここのゴメスの踊り、とってもいいです。私、今回ゴメスの生舞台を見れなかったのがとても残念。そして、ジリアンの32回転のフェッテ、ありえな～い！すごすぎです。カーテンコールでは角はえた方のロッドバルトにブーイングしちゃう、アメリカの観客。(笑)　古典なんだけど、なんか、すごいエンターティメントで楽しめました。 (2005年08月05日 22時24分20秒) ＞＞＞アメリカの観客ってほんと騒ぎますよね。大騒ぎ。明るいなあ～それで、実はBBSの書き込みをこちらに転載させていただいているのはですね、BBSの方は70件以上は自動的に消えてしまうのです。この楽天のサイトの場合。それに編集もできないし。で、僭越ですが、日記の方に転載させていただいて、そのうち、LINK貼って整理しようという魂胆です。どうぞご了承ください。でもこのLINK貼りがなかなか進まなくて…。何もかも未整理でスミマセン。

2005年08月05日
87年のシュトゥットガルト・バレエ来日公演

昔のビデオを発見した。87年のシュトゥットガルト・バレエ来日公演。場所はNHKホール。１、ベジャール振付｢パリのよろこび」演目はベジャールの｢パリのよろこび」。ベジャールの自叙伝らしい。出だしは｢眠り」のパロディだ。ハイデがカラボス＝ベジャールのバレエの先生、らしい。イヴァン・カヴァラーリが紅顔の美少年（美青年）で出ていて、回転しまくっていた。しかし覚えていないものだ。まったく覚えていない。（まだ途中です。）出てくるキャラクター　主人公のピム、　友人6人（うち一人がカヴァラッリ）　バレエの先生　オッフェンバック（作曲家）　ナポレオン3世　ルートヴィッヒ王　すてきなパパ（なぜか軍服）　白いフリフリの服の少女　従来のバレリーナとバレリーノ　２．マクミラン振付　｢レクイエム」からパ・ド・ドゥ　出演：　３. マリシア・ハイデ振付・演出「」　出演：ビルギット・カイル　　　　リチャード・クラガン４．ピーター・ノース振付　「トロイ・ゲーム」　出演：シュツットガルト・バレエ団　

2005年08月05日
ABT大阪ガラ公演レポ　by　N&Mさま

N&Mさまに、ABT大阪ガラ公演レポをいただきました。ほんとにありがとうございます！感謝です！オールスターガラ３2005年7月30日（土）大阪　フェスティバルホール１、テーマとヴァリエーション２、薔薇の精３．「海賊」からパドドゥ４．「ロミオとジュリエット」からバルコニーのパドドゥ５．シンフォニエッタ（キャストは7月31日の日記に記載）　＞＞＞昨夜の大阪ガラ公演は東京ガラ含め観劇2回目ということで、前回よりも余裕を持って楽しむことができました！そして言うまでもなく、「シンフォ二エッタ」はヘススが出ていることもあって一番集中して見ました。ヘススの踊りはこれまでスワンレイクと先週のライモンダ（アブデラフマン）しか知らない私たちなので、「シンフォ二エッタ」で見せてくれたクラシックバレエとモダンバレエを併せた独特の踊りはとても新鮮に映りました。東京→大阪移動で疲れているだろうに、爽やかに踊ってくれたヘスス。凄く感謝です。さて～、注目したのが「ばらの精」を演じたエルマン・コルネホ。ピョ～ンピョ～ン軽やかに踊ってみせるだけでなく、表現力もあって本当に「ばらの精」のように見えて素敵でした。舞台ではとても大きく見えたのに、間近でみると意外と小柄で控え目な感じ。そのギャップが何ともいい～。彼の踊りにも注目していきたいです。あと、「ロミオとジュリエット」のパドドゥでは、アンヘルのテクニックはさることながら、ジュリー・ケントのあの無邪気な少女の演技にはビックリ！とても子持ちとは思えないほど愛らしくジュリエットを演じていました（「マノン」での大人の雰囲気とは正反対！）。　　Bｙ　N&M　＞＞＞＞＞N&Mさまありがとうございました！ガラは東京の2日目にしか見ておりませんが、コルネホ、よかったですよね～レイエスもすばらしかったです。ケントはジュリエットがぴったり。マノンもよかったです。ヘススもがんばっていたようですね。お疲れ様です。

2005年08月03日

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